百田尚樹のレビュー一覧
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ネタバレ
とにかくアツい作品だったなと思う。
平穏な時の方が珍しいくらいに激動。
個人的にはやはり2代目日章丸が完成し、そして石油を積んだところにうるっと来た。
初代日章丸は鐵造の元で本来の使命を果たすことなく、
どこの海ともしれぬ場所で果ててしまった。
我が身のことのように進水式の写真を眺める鐵造の姿に胸がぎゅっとなった。
たぶん、私自身も多くの船を仕事で見てきたからかもしれない。感情移入してしまった。
2代目は、ついに鐵造の切り札として大活躍。思わずテンションが上がった。
この本を読み始めたきっかけだったのもあり、
イラン石油編は手に汗握る思いだった。
新田船長の気風も大好き。
戦争を経験した登場人物たちのエネルギーが、想像もできないほど大きくて
石油よりも莫大な燃料を各々抱え、燃やし、そして今に至るのだなとなんとなく自分の胸を抑えてしまった。
これからも自分の仕事を頑張りたいと思う。 -
Posted by ブクログ
・朝鮮の伝統文化を消滅させた日本の罪の深さ
日本による残虐で非道な朝鮮半島統治についての従来とは異なる視点から語った本。日本がいかに大胆かつ巧妙に朝鮮の自然や環境や伝統文化や貴族制度や教育制度を破壊していったか詳細に述べられている。現在韓国人が日本人を憎むのもやむを得ないと思われる。しかし、どういうわけか今回百田尚樹が指摘した点での残虐性は完全に見逃されているのである。韓国人は本当に酷い行いには全く関心を抱かず、慰安婦を強制連行しただの労働者として強制連行しただの有りもしない行いをでっちあげ、その嘘に基づいて日本を非難しているのである。これはどういうことだろうか?思うに最初に強制連行を捏造した吉田清治なる人物は日本政府が用意した工作員ではなかろうか。つまりこいつにありもしない嘘話を流布させて韓国人を騙して怒らせて、今回百田が指摘したような伝統文化の破壊や劣等文字を教育し朝鮮人を侮辱するなどの本当に非道な行いから目をそらさせるために。これの何が酷いかって、現代の韓国人たちがかつての自分たちの伝統文化を見て捏造だなどと言ってることである。日本人は何て罪深いことをしたんだろう、文化を完全消滅させた上それを自分たちで非難するように仕向けるとは。ちなみにこの本当の非道な行いについては日本政府は謝罪も賠償もしていない。朝鮮人自身が劣等文字と蔑んでいたハングルだが、自分はそうは思わない。しかしこれはあくまで漢字の読みを表記するものであってそれ単独で使えるものではない。漢字と混然一体となることで真価を発揮するのであって、漢字を廃止してハングルだけにすると途端に読みにくくなり意味が通じなくなる。これのせいで韓国人が七奪、日本に奪われた七つのものという勘違いを生んでしまった。これは全てハングルを全朝鮮人に頼まれてもいないのに普及させた日本の責任である。さらに、こっちの方が究極的な問題なのだが、朝鮮に対するこのような押しつけは、本来日本の東北地方の発展に使われるはずの税金が使われたということである。これのせいで東北で飢饉が起きたとき政府は対処できず、東北は貧しいまま放置され、娘を身売りしないといけないような状況になった。これは、二・二六事件の遠因ともなり、日本で統制が強まり、その後全体主義化して国を誤った。その遠因が日本の国内を放置し大量のカネを朝鮮につぎ込んだ政策にあったのである。しかし、ファシズムが大嫌いなはずの左翼たちはなぜかこの日本ファシズム化の元凶である朝鮮に大金つぎ込み政策という愚行に全く触れず、韓国人と同じでありもしない慰安婦だの徴用工だの七奪に夢中になっている。これが非常にまずい。なぜならそれらは所詮嘘と誤解の上に構築されたものだからだ。いつか日本と世界中が韓国人の言ってることは嘘じゃないかと知ったとき、批判されるのは韓国人の方だ。一刻も早く韓国人と反日左翼たちは日本政府のプロパガダンである慰安婦だのの話は捨てて、この本を読んで勉強すべきである。ここに日本政府が隠蔽してる真の奪ったものや破壊した朝鮮文化などが書かれている。日本が非道なのは破壊したことではなく、それから目をそらすことに完璧に成功した点である。七奪が全くの嘘だというのは王を奪われたとかいう笑える主張だろう。そんなに王が好きなら王政復古してるはず。ところが敬うどころか、戦後の韓国は元王家に超塩対応で全く気にしてない。実際は、李氏朝鮮の王家は民から徹底して搾取してカースト制度並みのきっつい身分制度を構築して批判を不可能にしてた。日本が統治時代に王家を保護してなかったら皆殺しにされてたと言われる
・嘘をつくということの致命的なまずさ
冗談はさておいて、著者の百田が言ってる通り日韓の間の問題のすべては「韓国側の嘘」が原因なのである。ここを少し掘り下げてみる。そのことを指摘すられると必ず朝鮮人や反日左翼たちから「差別を止めろ!」「右翼!」という返しが来るのだが、何で嘘ついてる人を好きになったり敬わなきゃいけなかったりするのだろうか。これは人種や国籍や性別なんか全然関係なく、どの国でも嘘をつく人間というのは非難されて当然だし、嘲笑されてもしかたないような存在として国際的に常識だろう。これは韓国だってそうだろう。韓国人が日本人に対して嘘をつく、これは嘘をつき続ける人間が他人から心底嫌われたり呆れられてりするという当然の帰結なのである。韓国人も反日左翼も嘘をつくという行為を甘く見すぎている。嘘というのは自分の人間性を捨ててるに等しい行為で、どんどん自分から獣に近づいていっている。百田たちが言ってるのは極論嘘をつくなという指摘だ。右とか左とか関係なく嘘つく奴が批判されるのは当たり前だし、それについて差別止めろとかヘイトとかオレたちを嫌うなとか意味不明だし、ふざけんのもいい加減しろ。甘ったれてんじゃねえよ。まずお前らのすぐに嘘をつく態度を改めろ。左翼は韓国人に嘘をつくのはやばいからやめてくれと説得しろ。批判者にレッテルはってる場合じゃないんだよ。これは過去に日本に酷い目にあわされたから日本に対しては何してもいいと思ってるならこれも大間違いで、法を無視した報復など法治国家でも国際社会でも犯罪である。それとも自分はいくらでも嘘をつくけど、相手が自分に嘘をつくのは許さない、とでも思ってるのだろうか。自分が嘘をついていいと思って行動してるなら、いつか相手に騙されたとき何も言い返せないだろう。そしてそんな社会になったらもう世界から約束事が消滅した獣の世界になるだろう。要するに韓国人と反日左翼は、一方で嘘をつきまくり人々が作り上げた社会を棄損しつつ、嘘をついてはいけないという信頼関係で出来上がった社会自体は存続して欲しいのである。彼らの下劣さはこのダブスタにある。そんなもの都合がいいにも程がある。別に韓国に限らず、自称被害者が国際アピールするときなぜか嘘をつくことが多い(中国、ロシア、パレスチナなど)、本当の被害者なら嘘などつく必要ないだろうに、なぜか彼らは被害を捏造する。これらの国は皆信頼関係で出来上がった社会を獣の社会に戻そうとする害悪存在で一致している。ここに韓国が非難されるいわれがある。幸運なことに、このことに百田を始めとする保守派も全然気づいてない。右翼と左翼ってどっちもどっちって意見も間違ってる。右翼左翼というより、嘘つきとそれを指摘して批判する人たちって構図。繰り返すがこれは嘘をついてばかりの人間が嫌われるという人類に普遍的な話であって、人種や国籍は関係ない話である
・慰安婦問題の致命的なまずさ
この本には慰安婦問題がどうして問題となったのか分かりやすく説明されている。吉田清治戸籍乗っ取り説は面白い。これも韓国の嘘の一つだが、元凶は日本のマスコミ朝日新聞だ。吉田が散々反日組織に呼ばれて金稼ぎして、いやあれは小説だからとか認めるのもクソだが、朝日は吉田が捏造を認めても30年間嘘をつき続けた。そして2014年、ついに吉田証言を嘘と認め、過去の記事を虚偽と認め、慰安婦強制連行は捏造だと認めた。これの何がまずいって、こんなのいつか必ず世界中が左翼どもが騒いでた慰安婦のことは、韓国と朝日新聞の捏造だったとバレるに決まってるんだから。いつか非難されるのは韓国だろう。像まで建てたのはアホとしか言いようがない。散々ハシゴを伸ばしていきなり外し出した朝日新聞が鬼畜すりぎる。韓国が騒いでるのはもう今さら後戻りできないという心理もあると思う
・なぜ慰安婦強制連行という嘘が教科書にまで載っていたのか
これは百田は指摘してないが、ふざけた話である。厳格な実証とか言ってた日本の歴史学が、何の証拠もない証言に何の批判もせずそのまま信じていたのだ。これは南京大虐殺にもいえる。日本が道を誤るときにいつも顔をのぞかせるのがマスコミによる捏造報道や恐怖煽り報道だが、逆に大衆に絶大的な権力をふるっているマスコミの悪行が教科書に載ることがない。余談だが連行という言葉に既に強制性は含まれているので強制連行と言うのは頭痛が痛いのような二重表現である。漢字が得意じゃない人間が言い出したみたいだ。さらに余談、ソ連は1937年から極東の朝鮮人17万人を中央アジアなどの日本より遥か遠くの地域に強制連行させたが、そのことについて韓国と北朝鮮がロシアに日本に対してするような非難をしたことはない
・中国も韓国もひどい男尊女卑文化なのを分かってるのに
散々それを批判してる百田尚樹が、天皇が男系男子に限定されてることには賛成なんだよなあ。おかしいよなあこれ。女系も認めてたことこそが中韓と日本が全然違う文化であった証拠だろ?女系天皇は全然王朝交代じゃないよ。というか王朝交代という発想がシナの発想じゃないか。マジでどこが日本保守党なんだよ。中国韓国文化を保守してんじゃねえよ。著者に対する批判はこれ。ちなみに皇室典範は明治に作られたが、これも要するに女性天皇を認めたら男尊女卑思想により反対されそうじゃないか?という邪推から感情に配慮しただけで、全然伝統だからとかの理由ではない -
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ネタバレあらすじ 終戦直後、主要事業をすべて失い巨大な借金を抱えた国岡商店。店主の国岡鐵造は、社員を誰一人解雇することなく、無一文からの再起を誓う。石油の輸入・販売を巡り、国内外の巨大な石油メジャーや政府機関の理不尽な圧力(石油統制)が立ちはだかる中、鐵造と店員たちは独自の商道と強靱な絆を武器に闘いを挑んでいく。命がけで挑んだ満州での極寒テスト、欧米の封鎖を突いた「日章丸事件」など、一国のエネルギー産業を背負い、日本人のプライドをかけて戦い抜いた男たちの壮大な実話に基づく感動の歴史経済小説。
所感・深掘り 読み進める中で、何度も胸が熱くなり、自分の魂が激しく揺さぶられる感覚を覚えた。間違いなく、今後の人生において何度も読み返すことになる「人生のバイブル」といえる一冊だ。
単なる企業サスペンスにとどまらず、石油を軸とした近代史、第二次世界大戦へと至る世界情勢、さらにはアメリカとイランの根深い歴史的背景までもが緻密に描かれており、歴史や経済の学びとしても非常に奥が深かった。
特に心に深く刻まれた好きなシーンが3つある。1つ目は、極寒の満州で鉄道用の「不凍油」を愚直に検証し、技術と意地を見せつけた場面。2つ目は、巨大な国際圧力に屈せず、秘密裏に船を出しイランの石油を持ち帰った「日章丸」の決死の航海。そして3つ目は、不可能と言われた石油精製施設を、わずか10ヶ月という驚異的なスピードで完成させた怒涛の現場だ。
「誰もが無理だと笑う状況でも、使命感を持ち、仲間を信じて腹を括れば、不可能は突破できる」という鐵造たちの熱い生き様には、自分自身を強く奮い立たせる圧倒的なエネルギーをもらった。
組織を率いる者、何かを成し遂げようとする者が持つべき「覚悟」と「信念」を教えてくれる。誇り高く生きることの尊さを静かに、そして力強く突きつけてくる最高の名作だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ 田舎町で生まれ、そのあまりに不細工な容貌ゆえに幼少期から凄惨ないじめや差別に晒されてきた和子。高校時代には、憧れの同級生・崎村に淡い恋心を抱くも、酷虐な裏切りと屈辱を味わわされ、絶望のなかで町を追われる。上京した彼女は、凄まじい執念で金を貯め、全身に及ぶ幾度もの美容整形手術を重ねていく。激痛と恐怖を乗り越え、誰もが振り返る絶世の美女「未央」へと生まれ変わった彼女は、再び故郷の町へと戻る。己の容姿だけで周囲の男たちを狂わせ、かつて自分を絶望の底に突き落とした崎村へと近づいていくが……。
所感・深掘り 美と醜、そして人間の欲望の凄まじさを真っ正面から突きつけてくる、圧倒的な力を持った衝撃作だった。
物語の序盤で描かれる高校時代のいじめの描写は極めて惨く、読むのが辛くなるほどだが、だからこそ主人公・和子の狂気とも言える「美への執念」に凄まじい説得力が生まれている。単なる復讐劇にとどまらず、骨を削り皮膚を縫う美容整形の術式やプロセスの生々しい描写、そして顔が変わるにつれて変化していく彼女の内面や心理状態が実にリアルで、グイグイと引き込まれた。
醜かった頃のトラウマを抱えたまま、美女の「仮面」を被って社会を見下ろす彼女の心理描写は秀逸だ。容姿一つで掌を返す世間の滑稽さと哀しさが描かれる一方で、どれほど外見を完璧に繕っても、心の奥底にある孤独や恐怖は拭えないという切なさが胸に迫る。
かつて自分を踏みにじんだ憧れの人・崎村を射止め、結婚へと至る展開の手に汗握る緊張感と、その先に待ち受ける結末は息をのむほど壮絶だ。
人間の愚かさと美への執着を極限まで描き切り、読み終えた後も「本当の怪物(モンスター)とは何なのか」という重い問いが心に残る、忘れがたい名作である。 -
Posted by ブクログ
百田尚樹が書いた『日本国憲法』は、百田尚樹らしい歯に衣着せぬ勢いで、読んでいて明快な文章に気を良くし、憲法改正の大切さを十分に納得するだけの読後感を覚えた。憲法を論じた従来の本は難しくて、結局大味な感想しかなかったが、この本は違う。一気に読める。アメリカと日本、中国、韓国、北朝鮮と日本。侵略されない抑止力を持つためにどうしても憲法改正をしなければならない。改正しなければ日本の平和と未来は保障されないと思う。
世界では自国の憲法を変えるのは!『常識』となっている。民主主義国家で改正していないのは日本だけである。戦後まもない頃、GHQが僅か1週間で創ったとされる憲法を後生大事に今日まで神棚に祀り上げるが如く守って来たわけである。同じ敗戦国のドイツは62回書き換えている。百田尚樹によると、憲法の草案を創った元アメリカ軍の軍属が言うには、今日この日まで書き換えが行われなかったことに驚きを隠せないと言ったそうである。つまり、マッカーサーの指示によって短期間で創ったため、不備な箇所も分かっていて、後に、日本側が修整するだろうと考えていたのである。だから、今日まで(79年間)一字一句変えないことの方が余程異常なことなのである。
この本は新書版で200頁ちょっとの分量であるが、非常に中味の濃い、歴史、世界情勢、天皇のあり方をバックボーンにして、急がれる憲法改正に焦点をあてた、圧倒的ですぐれた著書である。
目を覚まそうではないか ! 日本人 !!
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Posted by ブクログ
とにかく鐡造の人間力が存分に散りばめられている熱い作品。出光佐三の一生涯を第三者視点で覗いているかのようなリアルさと躍動感が読んでいてすごく面白かった。出光美術館にも行ってみたいなあ
上巻では鐡造が戦後すぐ倒産の危機に陥っているにもかかわらず、店員こそが宝だと一人もクビにしなかったことや、丁稚から始まった鐡造が国岡商会を立てるまでを書いている。下巻では石油をめぐってさまざまな情勢の中鐡造が日本のために良くなる選択肢をとることに奔走している姿を読むことができた。
イランに日章丸が到着した時の歓喜ぶりやアメリカとイラン情勢などが少し明確になり勉強にもなった。 -
Posted by ブクログ
素晴らしい作品に出会うことができ、幸せな気持ちでいっぱいです。
日本人の「人感尊重」の心を何よりも大切にし、正義を貫いて如何なる巨大権力にも毅然と立ち向かう姿に先人の日本人の偉大さを感じざるを得ませんでした。
今尚日本国内、そして国際社会には様々な問題が山積しており、権力も跳梁跋扈しています。我々、現代日本人は先人に恥じぬ行動を取り、美しい日本を維持できているでしょうか。
政治権力が肥大化して暴走しながらも、諸問題について無関心の層が厚みを増してゆき、大人から子供まで掌ほどの画面に囚われ、思考が衰退している状況は憂慮すべきです。
我々が何をすべきか、何をしなければならないか、考えながら生きたいと、そう思わせて貰いました。