百田尚樹のレビュー一覧

  • 幸福な生活

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    最後の一文の破壊力、または説得力。
    どうしてもまた最初から読み返したくなるものや、声を上げて笑ってしまうもの、少しゾワッとするもの、どれを読んでも面白かった。
    落語に様々な種類のサゲがある様に、ひとつひとつのサゲの毛色が違って、現代版の落語を聴いているかの様なそんな気分になった。

    読み進めていくうちに、「今回はどんなオチが待っているんだろう」という期待と好奇心で、ページをめくる手をついつい早めてしまった。

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    2025年04月30日
  • 風の中のマリア

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    小学2年生でこの本を読んだことが、その後の人生に大きく影響していると感じる。オオスズメバチ視点の物語を読み進める中で、地球上の生物への興味と死生観の変化、俯瞰に似た拡張的な視点を獲得した。おそらく生物学にのめりこむ端緒となった作品で、読んでいなかったらと考えるとぞっとするくらい人生を豊かにするきっかけをくれた。

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    2025年04月30日
  • カエルの楽園(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読みやすく、最後まで面白く読めたけど、これが日本の未来だと思うと、一気に恐ろしく背筋が凍る。
    最近ほんと暗いニュースばかりだし。土地は買われ技術も盗まれ、ウシガエルたちが少しずつナパージュに侵食していってる。
    解説で櫻井よしこさんが、百田さんも出てきますと書いてあって、もしや悪態つきながら死んでいったあのカエルかなと思ったら、やっぱりそうだった笑


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    2025年04月22日
  • 海賊とよばれた男(下)

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    国岡鐡造は第一線で戦い続けた。敵は多かったが、慕い支える人も多かった。その心は常に人のため日本のため。東雲、武知、正明、新田船長、日田さん。
    私達が思い出し行動しなければいけない大切な事が書かれていた。本当に読んで良かった。

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    2025年04月18日
  • 海賊とよばれた男(上)

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    「これぞ、生きざま。」
    そんな言葉が自然と浮かぶ一冊でした。

    明治から昭和という激動の時代、石油業界という未開の海原に乗り出した國岡鐵造。型破りで、不器用で、それでもまっすぐな生き方に、読んでいて胸が熱くなります。
    この本を読むと「志」とは何か、「会社」とは誰のためにあるのか、本質的な問いに向き合わざるを得ません。

    実は、私が経営する会社「日田商会合同会社」は、物語に登場する“日田重太郎”という人物から名を取りました。
    彼は、誰もが反対するなかで國岡に無償で出資した資産家。あの「信じた人に、静かに力を貸す姿」に、心を打たれたからです。
    会社名にその名を刻むことで、自分自身も「信じられる側」

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    2025年04月16日
  • 影法師

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    茅島藩の下士:戸田勘一(のちの名倉彰蔵)の半生を竹馬の友となる中士:磯貝彦四郎との出会いから別れまでを追いながら書き進める。長らく積読本となっていたが、読み始めるとあっという間に読み切ってしまった。もっと早く読めばよかった。いい作品だけど時代物なので映画化するとうまくいかないだろうな。小説として読めてよかった。久しぶりの☆5作品、読み終わったときに充実感のある書味は流石の一言。まだ読んでいない方には是非読んでいただきたい一冊。

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    2025年04月12日
  • 錨を上げよ <一> 出航篇

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    再度読ませていただきました。やはり面白いですが百田尚樹が人に読ませる気がなく書いた本なので所々読みにくいです。しかしそれでも面白い!

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    2025年03月21日
  • [新版]日本国紀<上>

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    歴史がちんぷんかんぷんな私にとって教科書的に歴史を学ぶための本は、正直頭に入ってこず、、
    歴史は苦手意識をもっていたのですが、歴史を知ってるのと知らないのとでは人生の楽しみ方ががらっと変わるのではと思い、覚悟を決めてこの本を手に取りました。めちゃ面白い。歴史ってこんなに面白いんだと思えたのは、初めて。

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    2025年03月11日
  • 影法師

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    時代小説には苦手意識があったが、これはすごく読みやすい。2人の強く美しい絆に感動した。
    物語の後半にかけて明らかになる真実にページを捲る手が止まらず、ラストで無事号泣した
    「影法師」というタイトルも読後に響く素晴らしい一冊

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    2025年03月07日
  • プリズム

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    ネタバレ

    主人公の女性が解離性同一性障害の主人格ではなく副人格に恋をするお話。同一の肉体をもちながらある副人格にしか見初めらないのが興味深い。複数の人格は統合されるのがオチだが、そうなると主人公と副人格(卓也)との恋は実らない。様々な葛藤の末この恋はどうなるのか。解離性同一性障害についての理解も深まったし、なにより2人の悲恋物語が面白い。主人公が途中から卓也にわがままな要求をする場面は読者にはかりしれない卓也への愛情があることを示唆している。私も3人の人格があるかと思うくらい感情の起伏が激しいのだが、それは解離性同一性障害とほぼ変わらないものでは無いかとプリズムの話から思った。

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    2025年02月28日
  • 今こそ、韓国に謝ろう ~そして、「さらば」と言おう~ 【文庫版】

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    韓国のことをよく知らなかったので読んでみると、まあ面白く皮肉っぽく書かれている日本の功績と韓国の愚かさ。韓国が馬鹿にされ、嫌う日本人がいる理由はわかった。「教育」によって日本人を毛嫌いする韓国人が多いことも学んだ。現代人が韓国アイドルや整形に憧れるのは結構なことだが、一歩引いた目で同世代を見るようになってしまった。歴史から学ぶことのできる賢者となりたいと思う一冊だった。

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    2025年02月19日
  • 風の中のマリア

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    ネタバレ

    面白い設定でした。オオスズメバチの一生を疑似体験する。人間を死に至らしめるので、生態系の頂点かと思いきや、日々、食うか食われるかの毎日を送っている。しかも、オオスズメバチの働きバチの寿命が30日。働きバチの「使命」はオオスズメバチの帝国を守ること、「偉大なる母(女王バチ)」のため、戦い続け餌を運び続ける。働きバチが子どもを産むと遺伝子共有率が50%、に対して女王バチが子どもを産むと遺伝子共有率が75%になる。効率よく良い遺伝子を残すためなのかな?働きバチでも強者マリアの一生は儚くも使命を十分発揮した!⑤

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    2025年01月04日
  • [新版]日本国紀<上>

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    日本の通史を簡単に面白く学べる一冊。上巻は古代〜黒船来航まで。
    江戸時代に力を入れているんだろうと思いきや、古代史をかなり丁寧に分かりやすく解説していてとても意外だった。上下巻完結の通史でここまで丁寧に書かれているのは、筆者の豊富な知識と文章力の高さによるものだと思う。
    歴史好きの人(特に戦国時代や幕末)にはかなり物足りなく感じるだろうが、初学者や教養を高めるために日本史を学びたい人には強くお勧めしたい。

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    2024年12月27日
  • 影法師

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    感動した!
    武士に二言はない。竹馬の友。そんな言葉を体現した男の友情に胸が熱くなった。

    平穏な江戸時代は戦さもなく、武士といえども生き抜いていくのは大変だったのだろう。

    戸田勘一は下士の家で父親も死に貧しい。
    中士の磯貝彦四郎は頭脳明晰のイケメン。
    そんな2人は7歳で出会う。

    彦四郎には学業も剣術も敵わない勘一だが、貧しいながらも家長になることは約束されていた。
    彦四郎は二男であるが故に将来は不透明…。

    歯車はどこからズレたのか⁈ 本当にズレたのか⁈ 架空の小藩:茅島藩の話だが、大きなロマンへ向かった話であった。

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    2024年12月25日
  • 影法師

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    歴史、時代小説は苦手意識からあまり読んでこなかったけれど今回は読み始めてすぐにはまった。下士の子として生まれた勘一が筆頭家老に上り詰めるに至るまでの話が振り返りながら語られていくので先が気になって読む手が止まらなかった。勘一は不遇の身の上ながらも運も助けとなり出世していくがそれはやはり彦四郎あってのことで2人が出会った時に運の定めだったような気もする。勘一の心情で後半の紐解きのように分かっていくけれど彦四郎側の心情で語られる物語も読みたくなった。考えただけで涙が出てくる。このような歴史小説ならまた読みたい。

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    2024年12月22日
  • 大常識(新潮新書)

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    自民党が強引にすすめたLGBT理解増進法 このことに怒った百田先生が政党を立ち上げた(悠々自適な印税生活を捨てまで!) これだけでも、百田先生がどれだけ女性のことをそして日本のことを心配し考えているかよくわかる 
    アンチも多く、好き嫌いが分かれる人だと思うが、起こした行動や理念は尊敬できる 一読者として応援している

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    2024年11月30日
  • 風の中のマリア

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    スズメバチの一生を描いたストーリー。
    登場するハチはたくさんいるけど、基本的に主人公のマリアだけ覚えておけばOK。
    蜂の世界がこんなにも深いとは思いませんでした。
    他の虫との戦闘やエサとする表現に残酷さを感じますが、弱肉強食の世界観をリアルに感じることができます。
    小説最後の解説にもありましたが、虫を毛嫌いしている人にこそ、生きるための凄まじい争いがあることを知って欲しいです。

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    2024年11月27日
  • 日本保守党 日本を豊かに、強く。

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    日本保守党の政策、理念と、創設者である百田尚樹さん、事務総長の有本香 さんの話をまとめた本である。

    章立ては、政治団体設立に至った経緯、引き金。そしてツートップによる 日本保守党、政治、国家の未来を見据えた対談。中盤は党としての政策、綱領、そしてそれを策定するに至った、日本国内外の過去から現在。後半は有本香さんが提起してきた課題点と、国内保守論客からの日本保守党への熱い応援メッセージだ。

    やはり決定打は、LGBTQ法案だった。安倍さんが暗殺されて以降、自民党は保守的な錨を失い、岸田政権のもとアメリカ民主党にすりより、左派政党と変わらない政策を進めてきた。その最たるものがLGBTQ法案の強引

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    2024年11月18日
  • 幸福な生活

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    最後の一行に全てが詰まってる。
    ぷぷっと笑えるものからゾワゾワするものまで。
    大どんでん返しの繰り返し。
    こんな短編なのに中身が詰まっている作品初めて出会ったかも。

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    2024年11月04日
  • プリズム

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    面白かったです!あっという間に引き込まれました。

    昔読んだ、「シーラという子」を思い出しました。確か、アメリカのノンフィクションで、多重人格の話でした。夢中で読んだノンフィクションだけど、海外の生活や習慣が馴染みがなくて、言葉の言い回しがピンとこないことが多かったのを覚えています。
    今回のお話はフィクションですが、作者さんの表現がわかりやすく、イメージしやすかったです。

    数いる人格の中の1人との恋愛がとても切なかったです。最終的に広志とじゃダメなのかなぁなんて思ってしまいました。

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    2024年10月24日