百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【書名と著者】
永遠の0
百田尚樹
【目的】
百田尚樹への興味から。
小説家だと思っていた百田尚樹が60台後半にして政党を立ち上げて、2025年7月下旬をもって国政政党の要件をすべて達成するに至った。
いままで書名は聞くも読むに至らなかった著者の書籍を読んでみたいと思い、初めて読むなら気合が入ったデビュー作がよかろうと選んだ一冊。
【読後感】
心に曇天が広がるも、
戦争に臨む現場の悲痛、現場と人命を軽視する組織に振り回される悲惨さ、もしも戦争がなければ生きていたかもしれない方々、避けられたかも知れない戦争によりその後の人生が決定的に変わってしまった方々に思いを馳せるとともに、先人が命を懸け -
Posted by ブクログ
新書だが、ネタ本でもあると思った。所々面白くて笑ってしまうところがある。今の世界は正論をいうと何故か批判されるよくわからない世界になっていると思う。百田先生はいつもこの日本の本当のことを言っているだけで国民の誰もが思っていることを道理を立てて丁寧に説明してくれているだけなのに、一部の反百田により批判されている。第二章であった愛読書を教えてくれという企業側の質問すら批判対象になるのは本当によく分からなかった。今の時代はいちゃもんをつけたもん勝ちになっている気がする。わけの分からない主張も結局は通ってしまうこともある。昔より生きやすい社会になったのか否か。そんな主張をしている人に是非読んでもらいた
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Posted by ブクログ
再読本です。
時代小説は、長い・難しい・読みにくそう、と敬遠していたのですが。
一冊で終わる・百田尚樹・友情もの、と勧められたのがきっかけでした。
でもやっぱり、漢字も読み方も難しいんです。
なのにずっと、もう一回読み返したいと思っていた本。
生まれた家柄や、長男か次男かによっても、ある程度将来が決まってしまう時代の話。一発逆転なんて有り得ない。
少年ながら、賢く人間の出来た主人公に代わって、理不尽だな〜!と何度もこちらが怒りたくなるくらいです。(仕方ない事なんだけども)
終盤にようやく「影法師」と付けられた意味がわかるのですが、2度目でも目頭が熱くなってしまった。
あまりにやるせない。
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Posted by ブクログ
20世紀以降極めて重要な資源となった石油を軸にして世界がどう動いていたのか、そして当時の人々が何を感じどう生きてきたのかを垣間見ることができた気がする。
時系列順にするために1章→2章→1章→3章→4章の順で読んだ。
面白かったポイント
・鐡造や店員たちの生き様。鐡造がすごいのはもちろんだが、東雲や武知、新田などの店員たちがとてつもないバイタリティを持っていて勇気をもらえる。店員たちが鐡造を尊敬している描写や徹造が店員たちを褒める描写はグッとくる。
・タンク底。周りから冷ややかに見られていても、利益が出ないとわかっても、日本のためとこれを遂行することでGHQの意識が変わっていったこと。