百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なぜ彦四郎ほどの優れた人が脱藩し、罪を犯し行方をくらましたのか、、
最後伏線回収の内容が深すぎて、涙が出そうになった。
自分の護りたい人のために命を懸けるなんて、、
江戸時代の価値観だとこうゆうものなのかもしれないけど、でも大切な人を護りぬくためにここまで自分を犠牲にできるものなのだろうか、、、
愛情も友情も、人の究極の愛とはこういうことなんだろうなぁ。
これは勘一が主人公ではあるけれど、影法師として生きた彦四郎という漢の物語なのかもしれない。
最後読み終わった後、感動と切なさの余韻がずっと残る物語。
百田さんの小説の中で1番好きかも。 -
Posted by ブクログ
私はタイトルに「バカ」が付く本に強い愛着を持っています。
本書はすばらしいタイトルですね。
謹んで本書を「我がバカ本のリスト」に加えさせていただきます。
百田先生とは考え方が違っていても、そのお人柄のファンです。
百田先生も私も、「バカの国」の国民です。
それにしても、最近、「おい、おい、、百田先生、大丈夫か?」
我がバカ本のリスト:
ホルスト・ガイヤー『馬鹿について―人間-この愚かなるもの』(創元社、1958)
菅原通済『馬鹿と利巧』(明玄書房、1959)
大山倍達『空手バカ一代 闘魂 拳ひとすじの人生』(サンケイ ドラマ ブックス、1972)
葛西純一『中国のバカ―日本のバカ』(太陽 -
Posted by ブクログ
★4.5。
日本史を本当に簡潔にまとめた作品。
縄文から始まる日本の歩みにおいて、その道筋に特に大きく影響したイベントを中心に、一本の大きな物語として紡いでいます。
二分冊である文庫版の上巻は、明治維新まで。
膨大な資料に基づく事実確認と、作家らしい筆力によって、学校教科書とも他の歴史書とも趣の異なる一書に仕上がっています。
本書は、比較的中立的な立ち位置で、日本人目線から書かれている印象ですので、日本史を学習し始めた小中学生にとっても、つまらない教科書よりもよほどおススメです。面白いことは教育書にとっての一つの正義ですね。
また、ところどころに、これまで知らずにいた小ネタもあって、高校 -
Posted by ブクログ
これほどまでに"カルチャーショック"をうけた"本"というのは、今まであっただろうか。
1000冊以上は読んできた本の中でも、そのショック感は群を抜いている。
これまで世界中の人と触れ合ってきたし、中国の人ともそうだが、やはり一部の中共と被支配者の中国人を明確に区別しても考えられるようでなければならない。
筆者の「日本人ほど中国を誤解している国民はいない」というのは、真実だ。
史記や韓非子には、言ってもそこまでの残虐性は読み取りにくいところがあった。
それは漫画キングダムや、日本作家の水滸伝、三国志を読んでも、それは日本人向けの物語に脚色されていたからだろ -
Posted by ブクログ
【書名と著者】
永遠の0
百田尚樹
【目的】
百田尚樹への興味から。
小説家だと思っていた百田尚樹が60台後半にして政党を立ち上げて、2025年7月下旬をもって国政政党の要件をすべて達成するに至った。
いままで書名は聞くも読むに至らなかった著者の書籍を読んでみたいと思い、初めて読むなら気合が入ったデビュー作がよかろうと選んだ一冊。
【読後感】
心に曇天が広がるも、
戦争に臨む現場の悲痛、現場と人命を軽視する組織に振り回される悲惨さ、もしも戦争がなければ生きていたかもしれない方々、避けられたかも知れない戦争によりその後の人生が決定的に変わってしまった方々に思いを馳せるとともに、先人が命を懸け