百田尚樹のレビュー一覧
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【書名と著者】
今こそ、韓国に謝ろう そして、さらばと言おう
百田尚樹
【目的】
百田尚樹が韓国に謝るって、関わらん方が良いのは歴史から明らかと述べているのに。いったい何を?と思い手に取った。
【読後感】
さらば韓国、という想いが去来した。
中国と同様に(そもそも小中華だった)、日本人と見た目は近いが理解不能なレベルで文化と価値観が異なる方々なんだなと、ある意味すっきり納得した。
日本人にありがちな返報性の原理や、義理や恩義を重んじる人種ではないと思っておいた方が今後の人生でトラブル回避できそうだ。
そういえば、今年は日韓請求権協定から60年。これまでいくら搾り取られたのだろうか。
【印 -
Posted by ブクログ
ゲノム。社会性昆虫の生き甲斐とは。
オオスズメバチのメスは産卵能力があるにも関わらず、女王バチのために働き続け人生を捧げる。
(女王バチは生まれた時から特別感のある存在なのかと思っていたら、同じオオスズメバチとして生まれていた。ただ幼虫の時から餌を多く与えられ、部屋が広い場所で育つ等環境要因で女王バチになると知って驚いた)
それでは普通のオオスズメバチにも女王バチとして生まれる権利があるのに。こんな不条理に何も批判することなく自分の存在意義を遺伝子の繁栄と捉え役割をこなす姿に儚さと遺伝子の繁栄こそがその昆虫にとって一番大事な事だったのだと改めて考えさせられる。
昆虫に感情はあるのだろうか?
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Posted by ブクログ
限りなく真っ直ぐに善良に突き進む男の生き様は、清々しいと同時に湧き上がる熱い何かに包まれるようだった。一切の妥協せずに追い求める理想が、会社の利益や従業員のためをはるかに超えた、国のため日本人のためで、目先の利益より国益を徹底する姿勢は信頼という形で返ってきて胸が熱くなった。
そして、去年読んだ「永遠の0」が未だに深く突き刺さっていて、戦争に突入すると胸を締め付けられるようだった。大切に築かれてきたものが容赦なく失われていくことが耐え難くて泣きそうになった。
読み進めるうちに、自分はのうのうと生きていていいのだろうかと焦るような衝動を感じて、熱意を持って生きる素晴らしさを忘れたくないと思った。 -
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【書名と著者】
禁断の中国史
百田尚樹
【目的】
中国の脅威が共産党独裁のもと国家情報法(指示されたらスパイになれ)や国防動員法(指示されたらテロリストになれ)といった法律が施行されている。
こんな恐ろしい中国という国家について、改めてどんな国柄なのか知り正しく恐れたい。
【読後感】
わたしがサブタイトルをつけるなら、理解不能なおぞましい隣人。
中国人にも当然いい人はいるとして、おおよそどんな集団なのかという意味で。
平易な記述だが、グロい。本書は気になるけど読みたくない人のために役立つメモも記しておきたいと思った。
易姓革命による王朝交代→内紛→粛清→殺戮。
殺戮するにしても死刑ならま -
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上巻に続いて下巻を読み終えました。
明治維新以降が記載範囲ですが、開国以降の日本が世界の渦の中を生き抜いてきた激動の歴史を感慨深く振り返ることができました。
事実(歴史)は小説より奇なり。不謹慎ですが単純にも興味深いし、読者に訴えかけてくるものは圧倒的です。膨大な資料調査にもとづく説得力の成せる業です。
面白いエビソードも満載ですが、美談だけでなく、官民問わない誤った決断など負の面も記載され、公平性を維持しようとする作者の精神が伺えるところも良です。
こんな教科書が教育現場で採用されるようになれば、世界唯一の自虐史観教育からの脱却につながるはず。 -
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なぜ彦四郎ほどの優れた人が脱藩し、罪を犯し行方をくらましたのか、、
最後伏線回収の内容が深すぎて、涙が出そうになった。
自分の護りたい人のために命を懸けるなんて、、
江戸時代の価値観だとこうゆうものなのかもしれないけど、でも大切な人を護りぬくためにここまで自分を犠牲にできるものなのだろうか、、、
愛情も友情も、人の究極の愛とはこういうことなんだろうなぁ。
これは勘一が主人公ではあるけれど、影法師として生きた彦四郎という漢の物語なのかもしれない。
最後読み終わった後、感動と切なさの余韻がずっと残る物語。
百田さんの小説の中で1番好きかも。 -
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私はタイトルに「バカ」が付く本に強い愛着を持っています。
本書はすばらしいタイトルですね。
謹んで本書を「我がバカ本のリスト」に加えさせていただきます。
百田先生とは考え方が違っていても、そのお人柄のファンです。
百田先生も私も、「バカの国」の国民です。
それにしても、最近、「おい、おい、、百田先生、大丈夫か?」
我がバカ本のリスト:
ホルスト・ガイヤー『馬鹿について―人間-この愚かなるもの』(創元社、1958)
菅原通済『馬鹿と利巧』(明玄書房、1959)
大山倍達『空手バカ一代 闘魂 拳ひとすじの人生』(サンケイ ドラマ ブックス、1972)
葛西純一『中国のバカ―日本のバカ』(太陽 -
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★4.5。
日本史を本当に簡潔にまとめた作品。
縄文から始まる日本の歩みにおいて、その道筋に特に大きく影響したイベントを中心に、一本の大きな物語として紡いでいます。
二分冊である文庫版の上巻は、明治維新まで。
膨大な資料に基づく事実確認と、作家らしい筆力によって、学校教科書とも他の歴史書とも趣の異なる一書に仕上がっています。
本書は、比較的中立的な立ち位置で、日本人目線から書かれている印象ですので、日本史を学習し始めた小中学生にとっても、つまらない教科書よりもよほどおススメです。面白いことは教育書にとっての一つの正義ですね。
また、ところどころに、これまで知らずにいた小ネタもあって、高校 -
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これほどまでに"カルチャーショック"をうけた"本"というのは、今まであっただろうか。
1000冊以上は読んできた本の中でも、そのショック感は群を抜いている。
これまで世界中の人と触れ合ってきたし、中国の人ともそうだが、やはり一部の中共と被支配者の中国人を明確に区別しても考えられるようでなければならない。
筆者の「日本人ほど中国を誤解している国民はいない」というのは、真実だ。
史記や韓非子には、言ってもそこまでの残虐性は読み取りにくいところがあった。
それは漫画キングダムや、日本作家の水滸伝、三国志を読んでも、それは日本人向けの物語に脚色されていたからだろ