百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
素晴らしい作品に出会うことができ、幸せな気持ちでいっぱいです。
日本人の「人感尊重」の心を何よりも大切にし、正義を貫いて如何なる巨大権力にも毅然と立ち向かう姿に先人の日本人の偉大さを感じざるを得ませんでした。
今尚日本国内、そして国際社会には様々な問題が山積しており、権力も跳梁跋扈しています。我々、現代日本人は先人に恥じぬ行動を取り、美しい日本を維持できているでしょうか。
政治権力が肥大化して暴走しながらも、諸問題について無関心の層が厚みを増してゆき、大人から子供まで掌ほどの画面に囚われ、思考が衰退している状況は憂慮すべきです。
我々が何をすべきか、何をしなければならないか、考えながら生きたいと、そう思わせて貰いました。 -
Posted by ブクログ
戦時に飛行機や船を動かすのに不可欠な石油、ガソリンを母国日本のために使い、あらゆる障害から正面から相対してきた国岡てつぞうの物語
国岡商店の活躍や働きぶり、てつぞうの気品などがとても爽快でかっこよかった。このような人たちが戦時の日本を支えていたのかと思うと誇らしい気持ちになった。しかし利権を貪るように欲する政府内部や国策の石油会社がことごとく国岡商店の邪魔をする。とても憤慨した。国のために無償で船を貸したり、他の石油会社が無理と断った事業を率先して取り行ったりと貢献してきて、この仕打ちはあんまりだ、、いい意味で国岡商店は狂気じみてるから、競合ライバルとしては一番厄介なタイプなのは理解できるが、非常時には協力関係を築けていたらまた違った結果になっていたのかも。 -
Posted by ブクログ
小説を読んでいて、こんなにも涙が溢れるものかと思うほどでした。
主人公の国岡鐵造は出光佐三氏、主要舞台「国岡商店」は出光興産。主人公は言わずもがな、戦前、戦中、戦後と日本の復興ために命をかけて闘った男たちの生き様を見せつけられました。
本当に私は、日本の石油業界について無知でした。本書でその歴史が良く分かりました。“太平洋戦争は石油のための戦争であり、石油のために敗れた”という表現、言い得ているなと思います。日本の復興を支えたのも石油であること、合点がいきました。
国岡商店は、鐵造が一代で築き上げた石油販売会社。自社の利益追求のみならず、日本の石油業界の将来を考える視点、社員を第一に思いその教育に力を注いだこと、人の恩を忘れず、どんなピンチにあっても諦めることなく突き進む人間性....
全てに圧倒されました。
日章丸事件の場面では、石油をイランから日本へ無事に運べるか、ドキドキしながら読みました。イランと日本が友好国になったきっかけ、分かりました。感動です!
仕事のみならず、家族への思いもある鐵造が、最初の妻に対する気持ちが描写された場面、胸が締め付けられました。
以下の文、現在の国際情勢を鑑みて、重くのしかかります。
p431(下巻)
...イランのアメリカに対する憎しみは永久に消えないということだ。アメリカは石油の利権を得るためにイランを踏みにじった。このことはおそらく将来にわたって大きな禍根を残すことになるだろう。 -
Posted by ブクログ
という訳で読み終えました!
ずっと出光佐三と国岡鐡造って遠くない?もちょっと寄せたほうが良かったんじゃね?と言う余計なことを考えながら読んでました
出光興産と国岡商店も遠くね?とか
まぁ、あんまり寄せるのも問題あったのかな?虚実入り乱れてるっぽいし
いや、そんなことはどうでもいいねん!( ゚д゚ )クワッ!!
邪念多いわ!ジャネット・ジャクソンか!(ジャネット邪念ないわ!)
いやー凄かった
戦後のな、立志伝ですわね
こういう立派な人たちがおったから今の日本があるんよな
そしてちゃんと今に繋がってるんよ
あと堺屋太一さんの解説も良かった
鐵造の敵として描かれていた「官僚」や「セブン・シスターズ」にもそれぞれの「正義」があったんよって話な
我々庶民からすれば圧倒的に鐵造推しなんだが、違った立場、違った見方で「正義」のカタチはいとも簡単に変わっていくのよな
そしてそれが争いを生むのよ
だがしかーし!
やっぱり国岡鐡造の人ありきの思想は世界のスタンダードになってほしいな〜と思うのです