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Posted by ブクログ
【書名と著者】
幻庵 中
百田尚樹
【目的】
百田尚樹の本を一通り読んでみるキャンペーンを勝手に開催してるから。
とくに本書は囲碁に関してほぼ知らない読者にどうやって面白く読ませるのだろうという興味から。
上巻で役者は揃ったのか?続きが気になる中巻へ。
【読後感】
ついに、前の世代が引退し主人公が主役に躍り出て物語は急展開。
強いけどうっかりも目立つ主人公、今回は親子ともどものうっかりで、心配になる。肝心なとこで詰めの甘い親子、果たして念願の名人碁所を射止めるのか?
百田尚樹の作品は大願成就しない傾向があるので、どうなるのだとハラハラして続きが気になる一冊。
【印象に残ったポイント】
・歯痒い医療事情
若くして散った才ある跡取りたち。もしもっと医療が進んだ世の中であったなら名人碁所を巡る家元の戦いは予想もしない結末を迎えただろうと思う。他と隔絶した打ち手が生まれなかった可能性もある。
・対立の作り込み?
立徹と丈和の対立、どちらもしっかり描きつつ立徹に肩入れしたくなる。
なんとなく、立徹は家と父への恩のために、丈和は自分の野望のためになりふり構わず、名人碁所を目指すような印象を受けた。
・うっかりで詰めの甘い主人公
立徹、メンタルふわふわ油断しがちで、読み手が焦れるうっかりぶり。
盤外で策を巡らせても、うっかり見落としがあるのはもはやご愛嬌感すらある。
加えて囲碁以外はからきしダメなとこに、一種の愛らしさすら感じられる。
・囲碁の迫力をいかに描くか
ボクシングのたとえ、剣戟のように一手一手のやりとりを紡ぐ。動きに乏しい囲碁に、如何に迫力を出すか考えた末にボックス!で描いたボクシングの迫力や影法師の剣戟を用いたのだと思うと、同じものは書かない、シリーズ化はしない、三刷りかからねば即引退とご自身に課した厳しいルールがあっても芸は蓄積されているのだなと感じた。
Posted by ブクログ
幕末の時代、囲碁の風雲児と呼ばれた幻庵の生涯を語った物語。
どこまでが史実で、何が創作なのかわかりません。
なので、どちらかというと囲碁ドキュメンタリといった感じです。
囲碁の知識がないと、読み進めるのは辛そう
中巻では、
丈和が本因坊家の当主となり、ついには名人就任に向けて動き出します。
それを阻止しようとする因碩。
当然因碩も名人になろうと画策しています。
これが、囲碁の戦いで阻止というより、それぞれのロビー活動というか政治的な駆け引きで争うことになります。
ちょっと残念なのですが、そういうモノなんでしょうね。
ついには丈和によって因碩は嵌められてしまいます。
丈和は名人になれるのか...
下巻に続く
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