百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
はじめに:人生の成功者は、時間の征服者⇒充実した時を得た者
時間を軸として、価値観を再構築した書です。
帯に掛かれている、本書のテーマは、「タイムリミットのある人生を、より豊かに生きよう!」です。
気になったのは、以下です。
古代では、「死」は突然やってくるものだった。人類が死の恐怖から逃れるために考え出したのが宗教です
充実した時間、こそが、長生き、の要諦
物理的な寿命を延ばさなくても、長生きできることに気が付いたのです。それは、充実な時間、を持つことです
時間には濃淡がある、はるか以前から、人類は時間というものは伸び縮みすることを知っていました
人間は人生の中で感動したり驚いたりすると、その出来事が強く心に残ります。喜んだり泣いたり怒ったりしても同様です
心を常に新鮮に保ち、驚きや感動のある日々を送りましょう
また、何からのイベントをこしらえたり、経験をするように心がけましょう
そうすれば、いずれ人生を振り返った時に、あなたの中で充実した時間となって残ります
つまりは、長い時間を生きたことになります
もう一つ大事なことは、喜怒哀楽の感情を大切にすることです
感情の鈍麻は、人生を短くします
時間の感覚で私たちが最も不思議に思っていることの1つが、楽しいことをしている時はあっという間に時間が過ぎるのに、つまらないと感じている時は、時間が過ぎるのがとても遅いということではないでしょうか。
楽しい時は、心の中に感動や驚きや喜びをたくさん残すからです。素敵な思い出を回想する時、これらの経験は長い時間の感覚として蘇るというわけです
一方、つまらない時間は感動や驚きが少なく、あれほど長く感じたのに、振り返ると記憶にも残らず、逆に短い時間となっています
人類は昔から、人は何かに夢中になると時間の動きが止まるということを知っていました。
この不思議は感覚を物語にした伝説や神話は世界中にあります
私たちが何かに夢中になったり、あることに心が奪われた時、体内時計が一時的に止まってしまうのではないかというのが私の仮説です
楽しいことをしながら、時を数える、というのは矛盾する行為だからです。
時間経過の確認は、それ(楽しい時間)が消えていくことを常に意識するものです。
つまり、私たちが人生で求めているのは単なる時間ではなく、楽しい時間、なのです。
そして長生きとは楽しい時間の長さなのです
感動と驚きの多い時を過ごせば、人生の時間は長く濃いものになるし、つまらない時は、逆に短く薄いものになります
好きなことを仕事にする、のではなく、仕事を好きになる
人間は自分の仕事が、誰かのためになった、高く評価された、そのことで今がある、と思えると、辛かった思いは忘れ、逆に楽しかった思い出に書き換えられるのです。
するとその、時間、も、楽しい時間、に置き換えられるのです。
つまり、人生において、達成感、というものは、過去の記憶、も塗り替えてしますほど大きなものである
才能とは、同じことをするのに、他人よりも短い時間でやれる能力、と定義できます。
現代の一流ピアニストやヴァイオリニストのすべては、幼い頃は神童です。逆に云えば神童でなければ一流になれないということです。
幼児期の脳の成長と深くかかわっていることは間違いないようです。
私たちの周囲でも、仕事ができる、と言われる人の多くは、仕事が早い人です
つまり、才能ある人というのは、時間を短縮することに優れた人であり、努力する人というのは、時間を投入することに優れた人と言えます
天才は多作する、という言葉があります
洋の東西を問わず、偉大な作家、作曲家、画家、漫画家などは、素晴らしい作品を量産します
金、は豊かな生活を送るための手段であって、決して目的ではありません。
有限である時間を他人に売って、金に換えたにもかかわらず、それをほとんど使わなかったというのは、時間を金に交換するために使った人生と言えるでしょう
他の動物と決定的に違うのは、知識を伝達することができるということです
本来、個としてはわずか数十年の時間(寿命)しか与えられなかった人類が、有限の時間の壁を越えて、多くの知識を数万年の壮大なバトンリレーで伝えることに成功したのです
まさに、時間、を打ち破ったのです
現代人が最も恐れるのは退屈である
目次
はじめに
第1章 すべては「時間」が基準
第2章 現代社会と「時間」
第3章 時間はあらゆるものに交換可能
第4章 私たちの「時間」を奪うもの
第5章 「止まれ、お前は美しい!」
ISBN:9784101201955
出版社:新潮社
判型:文庫
ページ数:224ページ
定価:520円(本体)
発売日:2022年06月01日 -
Posted by ブクログ
日本の学校で習った日本史の出来事の深堀りや日本の大きな転換点や日本史のあまり知られないところにも触れられていてとても面白い。
特に、江戸時代の話しが面白かった。江戸時代は、学校では農業や文化が発展は五街道ができました。文化が発展しました。という事実を並べてつまらない時代と考えさせられますが、この本では江戸時代の和算を生み出した人物の凄さ、江戸時代の数学の人気さの教育の凄さを深ぼったり、本因坊算砂のような囲碁のゲーム集団が江戸にできたなどある人物を焦点にその人物の功績を挙げながら江戸時代の生活を説明していたのでとても興味深く、日本の素晴らしさを学べました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ百田さんの日本国紀や韓国をテーマにした本を読み、今回は中国史!
私自身はそもそも彼の国に対して、ポジティブなイメージはあまり持っていないのですが、それにしても本当に人間の歴史か?と思うところの多いこと多いこと。
纏足や宦官など、割とポピュラーなものから食人や残酷な刑罰まで、なんでもござれ
たびたび登場する関西弁の会話がなければ、ページを読み進めることができなくなるのではないかと思うほど、内容的には重くホラー要素満載。
すごいなぁ、やっぱり国土って大事。
そしてちゃんと取り入れる文化を取捨選択していた遣唐使はさすがとしか言いようがない。
いいものはどんどん取り入れる柔軟性と、不要なもの、倫理観にそぐわないものは削っていく聡明さ。偉大なる祖先の判断には頭が下がります。
日本文化、日本人の心を大切にしたいと改めて思った一冊でした。 -
Posted by ブクログ
百田尚樹さんの中国への見方感想。
好き嫌いが別れる作家さんだと感じていたが、中間くらいで歴史に詳しく自分の見解をしっかり伝える力のあるかただと思っていた。
この本を読んで、好き嫌いが別れると言う意味がちょっとわかった気がする。
これから読む方は、心してから読んでほしい。
とても残酷な内容がある、それも超ド級だから心臓の悪い人はやめておくことも考えて欲しい。
日本人がウホホウホホとギャートルズの狩猟時代の時に既に国家があり規律があり民族の営みがある中国。儒教の国で歴史もビジネスに流用するファンの多い事でも知られています。
そんな中国ですが、考え方やその成り立ちには日本人とは根本的な違いがあるようです。
日本は島国で脅かされることを常にしている国とは違いのんびりしている。そうかも知れないが、この本の中国は酷いこと酷いこと。
考え方では「騙される方がバカ」が主流で契約書には様々なトラップが…とか、戦いやその捕虜の扱い飢饉粛清…具合が悪くなるから検索するなと書いてあるほどだが検索しました。
アジア人で顔姿が日本と近いですし、どこか通じるものがあるんじゃないか日本海を跨いだだけだから仲良く手を取り発展をと簡単に考えるのは無理なのか。
見方が変わってしまって困ってます。 -
Posted by ブクログ
とてもわかりやすく日本と戦争の位置付けを語った本です。
世界で唯一の被爆国日本。その中でたった二箇所の被爆地広島と長崎。
長崎に暮らす私は8月9日という原爆投下の日は必ず登校日で平和学習を受けてきました。少なくとも毎年、戦争の犠牲になった方のことに思いを馳せ、平和を祈るそんな少年時代でした。
進学のため、大阪に出た時にそんな登校日はないことを知った時はビックリしました。
ただ私が子供の頃に学んでいたことは戦争を始めた私たちが悪いという自虐史観によってなされていたことも本書を通して知ることができました。
外交のためにも、自分の国を自分たちで守るためにも憲法の改正は必要という認識になりました。
様々な考え方もあると思いますが、今後の日本を考える上で無関心ではいられないことを考えさせられる良書です。オススメ! -
Posted by ブクログ
明治維新から昭和、平成までの流れを一気に理解することができた。
特に戦後のGHQ占領から始まる自虐史観、そしてそれを煽る共産・左翼系メディア(特に朝日新聞)に我々の理解が恐ろしく影響受けていると改めて認識。
南京大虐殺・強制従軍慰安婦の件も恥ずかしながら理解不足だった部分あり。とても勉強になりました。学校教育の教科書もこれ1冊で良いんじゃないかと思うくらい。
また個人的には司馬遼太郎の坂の上の雲が好きなため、日露戦争が日本・アジアにとって大きな転換点であったこと、そして日本が大東亜でアジアから白人種の植民地開放に大きく貢献した事、とても誇りに感じました。