百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「海賊と呼ばれた男」の著者百田尚樹氏と、評論家、拓殖大学大学院客員教授の江崎道朗氏の、対談形式による、日本の危機管理の危うさ、日本人の意識の欠如を訴える本。
デュプスという、字義的にはバカを意味するものだが、共産主義ではないものの、知らずに共産主義者と同様の行動や言動を行うものが、日本だけでなくアメリカにもいるということを本書で知ることが出来た。(勿論中枢に、共産主義者がいること自体が問題であるが)
また諜報機関の重要性、気概のある政治家の欠如、その他歴史の裏側も多く語っており、言葉自体は辛辣に感じる人がいるかもしれないが、それは逃げてはならない、日本の危機に警鐘を鳴らす進言と捉えなけれ -
ネタバレ 購入済み
今まで何故隠されてきた?!
2022年8月読了。
「左翼系知識人」と云われる方々は、決まって百田氏を「浅薄な知識で捲し立てる、おしゃべりな右翼」扱いしますが、本書のような「歴史書に記載されている事実」に対して、何故何も発言しないのでしょう?
天安門事件も、今の中国では「絶対タブー」ですが、日本で取り上げ、論考する分には一向に構わない筈なのに、「歴史の一コマ」扱いです。
本書では、私たち日本人から見れば「常軌を逸した民族の悲惨な歴史」を、正に「忖度無し」で正史(!)から導きだし、暴露しています。
しかし、本来全てが翻訳されていれば、誰にでも理解出来たおぞましい残酷な歴史を、日本人は何故忖度し隠してきたのでし -
購入済み
今こそそこにある危機を知れ
私たちは常に中国に対して危機感を持つべきと思います。歴史は造られるものであり、それが真実かどうかは不明。しかし、百田さんの書かれた内容は自身の経験から大変よくわかります。日本人の愚かさもよくわかる。しかし、まだまだ良識ある日本人が沢山います。自分の国は自分たちで守り抜く意識を持つべき。
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Posted by ブクログ
「小学生の4年間と大人の4年間はなぜ違うのか」
大人になってから時間の経過が早過ぎて自分が追いついていない気がして悩んでいる時にこの本に出会った。
「風景が変わらないドライブは記憶に残らない」のと同じで、人生を振り返った時に感動と記憶が強く残る出来事は「長い時間」に感じて、何も残っていなければ「短い時間」に感じる。これは「時間の濃淡」に差が出ているということ。
大人になって、未知の経験もなく毎日がルーティーン作業なっているせいで、中身の薄い人生=あっという間に時間が過ぎてしまうんだと改めて思い知った。
驚きや感動の日々を送ること、イベントや経験を積むことで、人生を振り返った時に充実した時間