百田尚樹のレビュー一覧
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言われてみればこれまで自分の国の憲法なのにちゃんと読んだことがなかった。
仕事柄、何人も文化的な生活を保障されると言う規定は目にしていたけれど、九条は見て見ぬふりだったな。
教養としての歴史問題で、百田さんは批判されているけれど、言っていることは至極まともなんではないだろうかと思う。
確かに、簡単ではないだろう。彼の国がよほど何かあって考え方が変わらなければ、もしくはアメリカのスタンスが変わらなければこの人の言う懸念は払拭されないのだろう。
でもやはり議論は必要なのだろう。抑止力、効果はあるのかどうかなのだが、少なくともそれについて考えている国民がいるという事実は、他の国からすれば重い -
Posted by ブクログ
私は理系のため日本国憲法には全く興味はありませんでした。しかし、こんな自分でも読後は憲法改正について今後どうなっていくかが気になります。前半は憲法について書かれていて面白かったが、後半は歴史ばかりで読み進めにくかった。
今の日本国憲法はGHQが短い期間で作成したアメリカに都合の良い憲法であり、日本の今後を思っての憲法ではないと思う。特に第9条に関しては武力行使を行わず、軍隊を持たない。これは相手が攻撃してきて初めて、攻撃が出来るということであるが、これでは遅いと思う。また、憲法のために災害での救助が遅れることがあり、もっと柔軟な憲法を定めるべきだと思う。しかし、憲法改正は非常に困難で、マスコ -
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ネタバレ江戸時代の囲碁の名人を巡る争い『天保の内訌』
主人公の因碩の人生も翻弄される!?
因碩は、孫子の兵法を齧ったせいで名人になれる可能性を自分で潰してしまった。周りを動かして丈和に先知をぶつけて漁夫の利を得ようとした事。また名人になった丈和に弟子をぶつけて弟子を殺してしまった事。に悉く失敗・・・
囲碁の家元で尚且つ当代において並ぶもの無しの武勇を誇れば自分の棋力を信じて猛将の如く挑まなかった事が非常に残念でならない。
策を弄する者は策に溺れるが如きの顛末となっております。
何れにしても作中に登場する棋士を『終末のワルキューレ風』に全盛期の時のまま復活させて、皆んなでリーグ戦からの決勝トーナ -
Posted by ブクログ
印象に残った(分かりやすかった)ところ。
人前で喋る時にあがる人のためのちょっとしたテクニック。
壇上に上がった時、あるいはマイクを握った時に、慌てて喋り出さない。第一声を発する前に聴衆の顔をゆっくり見て、にっこりと笑ってみてください。それだけで聴衆の空気が変わります。
これは、「本日はお日柄もよく」(原田マハさん)の久遠さんのスピーチの極意(話し出す前に何秒か待つ)と通じるものがあるなと思いました。
これから聴衆の前で話すこともないでしょうが(たぶん)。
今までの経緯から、顔がこわばってたに違いない(私)。
人前で話すなど大の苦手ですが、(私的に)藁をも掴む思いでしていることは、目の前にこ