百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2022年1月16日
安倍晋三に肩入れする百田氏に共感できず、ずっと手に取らないでいた。
しばらくぶりに読んで、前半は嫌いな展開だった。
おだてに乗せて出版させる。かなり高額の出費をさせる。なんて悪辣な。と。
でもそれは著者の満足や幸福を考えてのことだった。
岩波の直木賞?の批判、出版貧乏、印税が生活できる水準でないこと、読者が死に、作家がいろいろ偏見を持ち、それから抜け出せず、売れないのを人のせいにしていることなどを混ぜながら、出版界の不振を憂えている。著者の語り(夢)を世間に出すこと、編集者の夢を世間に伝えること、それが自分の仕事。と牛河原の矜持で本を出しているのだ。 -
Posted by ブクログ
大人として、政治や日本情勢について軽くでも知っておきたいな〜でもよく分からないから、まぁいっか。
そんな感じの若者世代に是非読んで頂きたい。
前作と合わせてこの作品に触れ、今の日本の在り方、どう在るべきなのかを考えるきっかけができたように思えます。
かく言う私も政治には一切興味がなく、選挙も行ったことがありませんでした。
「国会議員なんてどうせ誰がなったって同じ」
そう思っている人が大半だと思います。
実際、自分の1票ですぐに何か変わる訳でもない。
けれど、国を動かしてくれる人を選ぶ権利はあります。
一人一人の意識が変われば国は動くと思います。
平和ボケしている日本国民全員に読んで欲しい -
Posted by ブクログ
「日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。」
この一文で始まる。
小説家が書いている通史のため、ストーリーとして個々の出来事が繋がっており、すごく読みやすいです。上巻は縄文時代〜幕末、下巻は明治〜現代までが描かれています。
日本がどうやって国として出来、繁栄してきたのか?先人たちがどんな困難をどう乗り越えてきて今があるのか?自分たちの祖先はどんな人間性を持っていたのか?が分かり、とても面白かったです。
私はこの本を読んで、自分たちのルーツを知りたいという知的好奇心が満たされ、かつ日本人であることを誇りに思えました。日本のように成立して以来2,000年近く一つの国が続いた例は世界 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「永遠の0」も読んだし、8月だからこういうのも読んどかなきゃ。と思って読みました。
日本人がいかに戦争に向かない民族だったかという分析はなかなか興味深かった。歴史を省みて、日本の「いくさ」は敵方の大将の首をとれば「勝ち」。しかし人種・民族や宗教対立が続いたヨーロッパなどの歴史では、市民も含め、皆殺しにするのが当たり前。何を目的に戦争をするのか、そもそも感覚が違う。
ゼロ戦は背後からの攻撃にまったく無防備だった。できるだけ身軽に戦える戦闘機を開発して、「もし背後から狙われたらどうするのか?」ということは考えず、ちらっと考えたとしても「撃たれなければいい」ということにした。
その他、自衛隊をどうす -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者のおはこ日本国憲法。言っている事は過激だが、そのとおりだと思う。
1,日本人の平和は白人様次第 となっている。
2,同じ敗戦国でもドイツは60回憲法改正をしている。
戦争の放棄を押し付けられていない。
3,災害時、車をどかせなく、撤去が遅れ救護が遅れる。
4,ウイルスの発生経路によって担当省庁が違うので担当を決める事から始めないといけない。
5,GHQが1週間で作った憲法。押し付けられたものを有難がって一字一句修正しようとしない。
6,中国共産党は、旧ソ連の中国支部が発端。
7,第9条にノーベル賞を勧めたのは韓国。、朝日新聞。
8,1300年間、天皇の財産を盗もうとする人間は現れず。天皇 -
購入済み
生きることの意味
オオスズメバチに限らず、蜂たちの生態がとても面白かったと同時に、
妹たちを育てるために戦って死ぬワーカー蜂のマリアが、雌としてのアイデンティティに揺れたり、何にもならない恋をしたり、それでもやっぱり戦うことに命を懸ける姿に考えさせられました。
私達は蜂とは全然違う生き物だけど、全然違う生き方をするって分かっているのに揺さぶられるのは面白いものです。