百田尚樹のレビュー一覧

  • 影法師

    Posted by ブクログ

    武士の時代背景と共に様々な状況から築きあげられていく友情を追う。
    人間味のあるストーリー。
    真っすぐで優しい心を持つ著者じゃないと書けないわ!もう一度読みたい。

    0
    2025年07月22日
  • カエルの楽園2020(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の生活や政治・メディアの様子を思い出しました。
    作者があとがきでふれていた『現代社会をカエルの世界に置き換えることで、見えてくるものがあるのではないか』という言葉になるほどと思いました。
    カエルの楽園の2作を読むと、周りに流されることなく自分の力で情報を得て、考えていかなければならないという気持ちになります。

    そして、相変わらず読みやすい文章と可愛い挿し絵でした!

    0
    2025年07月15日
  • 海賊とよばれた男(上)

    Posted by ブクログ

    第一次世界大戦、昭和恐慌、226事件、第二次世界大戦と歴史的事件を当時の視点から想像できたのが面白かった。
    第二次世界大戦は石油を争う戦争だったが反対に第一次世界大戦の頃はそれほど石油は認知されていなかったんだなと思うととてつもなく変化の早い時代だし、それが1人の人生に収まっているというのもすごい。
    主人公はすごく美化して描かれているため、どこまでがモデルとなった出光佐三の史実に基づいているのかは気になる。

    0
    2025年07月10日
  • 夢を売る男

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく、面白い作品。
    ある意味、詐欺師の理論ではあるものの、飲み屋での本音は出版に対する百田氏の本音なんだろうと思った。

    中盤、自身を登場させた自虐的な一言「ラーメン屋がカレー屋になって、たこ焼き屋になる」の部分は、自分でもそういう自覚あったんだなと、笑える箇所だった。

    ジョブスになると豪語していたフリーターの本の行方だけ気になる。

    0
    2025年07月06日
  • 夢を売る男

    Posted by ブクログ

    出版ってこんな感じなのかも。
    自分の考えが絶対的に正しいみたいなかんじでずけずけ言い過ぎるのが気になったけど、出版の仕事が好きってことがわかるので、まあいいか。笑

    0
    2025年07月06日
  • 風の中のマリア

    Posted by ブクログ

    ハチ社会の事がとてもよくわかった。
    女王バチの切ない運転、ワーカーであるマリアの
    微かな恋? ハマって読めた

    0
    2025年06月29日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白くて、一気読みしてしまいました!
    人格関係なく生々しい恋模様が描かれていました。
    だんだんと統一されていく人格に、統一される側の人格はどういう気持ちなんだろうと切ない気持ちになりました。
    特に、純也が可哀想で、辛い仕打ちを一身に背負って、全ての嵐が過ぎ去った後に、人格統合されて消えていくのは悲しすぎますね…

    0
    2025年06月29日
  • 風の中のマリア

    Posted by ブクログ

    オオスズメバチの「帝国」におけるワーカーの物語。 蜂があまり好きではないので、少し抵抗があったけど、実際に読んでみると思ったより面白く、気づいたらその世界観に引き込まれていた。 新しい知識が増えるのは楽しく、今まで興味のなかった「蜂」の生態についても興味が出たし、初めて知れた事も多く、勉強になった。 ストーリーとしても面白く、読みごたえがありました。
    2021/05/11

    0
    2025年06月26日
  • 幸福な生活

    Posted by ブクログ

    帰宅すると、不倫相手と妻が談笑。
    地獄と秘密。男は必死に切り抜けようとするが……

    彼女らの秘密とは。面白くないわけが無い。

    0
    2025年06月15日
  • モンスター

    Posted by ブクログ

    子どもの頃容姿のせいで辛い思いをした未帆
    大人になり目を二重にする整形手術をきっかけに、
    整形に目覚め必死でお金を貯め、手術を繰り返し絶世の美女となる
    そこまでするには、ある男性への想いがあって…

    おもしろかった。
    やっぱり人は見た目が大事なんだよね
    未帆は本当に苦労したんだよね
    ってか、自分が選んでその顔になったわけではないのに…切ない話だった。

    0
    2025年05月22日
  • モンスター

    Posted by ブクログ

    数年空けての再読。
    主人公の激しい感情が誤魔化さずに描かれている分、容姿に関する苦悩や狂気とも言える恋愛観などの主人公に共感する場面では胸が痛くなった。
    時系列が現在と過去とを行き来するが、現在に至った過程や要因を補完する形式で話が進むため非常に読みやすい。
    物語上生々しい言葉が度々登場するため勧める人は少し選ぶが、満足感が高くまた読みたい作品。

    0
    2025年05月22日
  • 幸福な生活

    Posted by ブクログ

    永遠の0以来の百田氏。
    こんなテイストの小説も書かれるんですね。
    ブラックユーモアの効いた超短編集。
    ゾワッとしたりニヤリとしたり。
    ページをめくって最後の一文でストンと落ちる。
    全部面白かったです。

    0
    2025年05月21日
  • 海賊とよばれた男(上)

    Posted by ブクログ

    どこまでフィクションなのか分からないが戦時中と戦後という激動の時代を精一杯生きた主人公の人生に心動かされた。
    敗戦後の不景気に店員を誰1人馘首(かくしゅ)するなと経営陣に言い渡す主人公が男気に溢れていて、とてもかっこいい。

    0
    2025年05月18日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    精神と身体について新たな理解が深まったと感じる。多重人格は、幼少期の虐待などにより、主人格で強い感情を受容し切れなくなり、個別の感情をそれぞれ受容してくれる担当として人格が増えるというのは納得がいった。私は、自己批判的な思考回路から逃れたいと強く思い、その時に身体自殺は不都合が多いため、精神自殺できないかと考えることがあった。多重人格と類似する点を感じた。身体に対して精神がたった一つであるということや魂という言葉、感情とは何かなどを考えさせられた。

    0
    2025年05月18日
  • 海賊とよばれた男(上)

    Posted by ブクログ

    あつすぎる!こんな熱い人がいたからこそ日本は復興することができたと思う。
    経営者と言う側面だけではなく、人間としてとても尊敬できる人物だと思いました。私自身、新卒社会人1年目という立場で、どのように仕事に向き合っていくかまだわからない中読み始めて、この本では、仕事に対する熱い姿勢と、何事にもあきらめない強さを知りました。また、出る杭は打たれると言うが、それに負けない位の芯の強さがあれば、乗り越えられるものが多くあることを学んだ。
    また、永遠の0の主人公である。宮部が出てきたところもよかった。

    0
    2025年05月03日
  • 影法師

    Posted by ブクログ

    影法師
    著:百田 尚樹

    ---

    **あらすじ**
    「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」――
    友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。

    頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男が、なぜ無念の死を迎えたのか。
    下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一は、竹馬の友・彦四郎の行方を追い、二十年前の出来事へと想いを馳せる。
    なぜ彼は「卑怯傷」を負ったのか? その真相が明らかになったとき、男の生き様と友情の深さが胸を打つ――。
    単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで収録。

    ---

    **感想**
    百田尚樹さんの作品には、どれ

    0
    2025年04月25日
  • 幸福な生活

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった
    短い通勤時間の間にサクッと読めた
    百田尚樹っていい意味で個性ないよね
    好きだった話は、夜の訪問者、残りもの、再会、ビデオレターかなあ
    笑えるもの、怖いもの、感動するもの幅広くいろんな話を書いているからパターンとオチは読めても飽きなかった

    0
    2025年04月24日
  • 狂った世界(新潮新書)

    Posted by ブクログ


    ひどいニュースばかりで思わず笑ってしまう。
    水族館のイワシの群れが狭くてかわいそう。熊が民家に入り込んでも銃で撃つなんてかわいそう。
    世の中一言言いたい人がこんなにも多いんだなぁ。
    しかも都合よく匿名で。


    理解できないけど、今の世の中の環境の中でうまくストレスを解消できずに溜まったモヤモヤをそんなところにはけ口として向けてしまうのかなとも思ったりはするけど、、やはり理解はできないかな。
    日本人として、人として、恥ずかしくない行動をしたいなと思う。

    0
    2025年04月22日
  • 影法師

    Posted by ブクログ

    メインテーマである彦四郎出奔の謎に隠された事情を追いながら、財政再建に取り組む主人公の目線で、国力としての米の重要性や灌漑事業の偉大さを知った。
    地元に、拓いた人物の名を冠した干拓地があるが、江戸時代の人にとって、広大な新田開発につながる事業は、国の行く末を左右する程のものだったのだだろう。

    0
    2025年04月14日
  • モンスター

    Posted by ブクログ

    この主人公は、魅力的なのだ。美しい。したたかで、そして強い。百田先生は、こんな女性を紡ぎ出すことができるとは。主人公は醜かった。顔だけでなく、傷つけられすぎて、心まで擦れて汚くなった。美しいも醜いも汚いも、本人が責められるべきものではない。彼女は整形という現代のフェアリーゴッドマザーの力を利用して、美しくなる。それも芸術の域まできわめる。踏みつけられ汚れた精神が美しさを取り戻した時、ようやく心の願いが彼女に届く。幼い時の恋を叶えたい、と。そして次々と繰り出す見事な駆け引き。
    整形依存症だったとしても、目標に向けて凛とした強さに魅せられ、手助けしたくなった医師の気持ちもよくわかる。秀逸な作品だっ

    0
    2025年04月09日