百田尚樹のレビュー一覧
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主人公であるアマガエルのソクラテスは、安息の地を求め仲間のアマガエルと一緒に旅をする中で、ナパージュというツチガエルの楽園に辿り着く。
そこでは、「三戒」と「謝りソング」の存在がナパージュを楽園たらしめている。
平和な日々が続く中、ある日南からウシガエルがナパージュに侵攻しているという噂が。
撃退するべきだという声も上がる一方で、「三戒」を守るべきだという声も上がり、ナパージュ内では真っ向から意見が対立し、やがて。。。
寓話的に綴られる本書は、読み進めるとすぐに日本を取り巻く国際情勢や安全保障のあり方を風刺的に描いた物語であることがわかります。
・ナパージュ(napaj→japan)
・スチームボート(アメリカ)
・ウシガエル(中国)
と代表されるように、各キャラクターはそれぞれ現実世界の国家や思想の象徴として登場し、それぞれの立場や思想を背負いながら物語が展開していきます。
ブラックユーモアと風刺に満ちた、終始シニカルな空気感が漂ってます。
このようなお話は個人的に大好物なので、とても楽しめました!
作者である百田さんも物語に登場していたり、ハンニバル三兄弟もカッコよかったり、キャラクターも良き。
刊行は10年前ですが、日本を取り巻く国際情勢はその頃から変わることもなく、むしろ世界に目を向けるとロシアとウクライナの戦争、中東での戦争と争いは増すばかり。
人は繰り返し争ってしまう生き物なのだと、つくづく考えさせられます。
エンタメとして楽しみつつ、読後には不穏な現実が頭に残る作品でした。
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Posted by ブクログ
文章がコミカルで読みやすかった。
ウシガエルに侵入されたときの元老院の喋る内容が面白かった。
内容はよくできてて面白かったけど、韓国や中国の人に対して失礼すぎる内容だとおもった。でも、こういう韓国や中国の人たちを嫌うような考え方の人も本当にいるのかもしれないと思うと面白いなと思った。
自分の知識ではこの本に書いてある内容のどの部分が正しくてどの部分が間違っているのかは判断できない。
自分がこの本に登場するとしたら何も考えないで遊んで暮らしてて、いざ攻められたときは戦っても犠牲者が増えるだけだから戦わないでいいのではッて言ってるカエルかなと思った。。
あとがきを読んで、公明党が連立政権から抜けて、自民が維新と組んだ理由が分かった気がする。憲法改正が絡んでたのか。まあ、公明党という怪しげな政党が与党から抜けたのはよかったのかなと思う。 -
Posted by ブクログ
最近の出光丸のニュースに対して、「海賊と呼ばれた男」とコメントしてる人がちらほらいて、知りたい!と思ったので手に取ってみました。
どこまで脚色かわからないですが、最近あまりない気概のある男が描かれていて読んでいて胸が熱くなりました。
国岡商店のルールの中では、現代の価値観とそぐわないものもあり難しいだろうなと思うとこはあっても、長いものに巻かれない、お金に流されないところなど現代でも大事にすべき価値観が重要視されていて、心地良かったです。
特にいいなと思ったのは、宇佐美幸吉の父親です。
恩返しをしろ!と檄を飛ばしたのが良い。
最近の親は甘いので、甘ったれた子供が量産され、それが歳を重ねても仁義もへったくれもなく私欲のためにしか動かない(ブーメランです、自分も含まれてます)。
きちんと子供に叱れて、筋の通ったことが言えるだけで立派だ〜と感心してしまいました。
今の親も子供も、その人たちだけが悪いとは思えません。国岡みたいについていきたかったり、信用できる人がいないからなあなあになってしまうのかなと思います。
さらに資本主義の加速でずる賢い方法で稼ぐ人が多くて、真面目に働くのが馬鹿らしいっていうのは仕方ない思いかなと思います。
国岡が、品薄になっても金額を上げないやり方は清々しいけれど現代では絶対安く仕入れて高く売るヤーみたいな人が現れるだろうし、仲介業者が入って懲らしめることができないだろうなと。
発展したかに見えて、権力のある人が居座り続けやすくなり、ずる賢い人が罰せられない世の中になっているのがなんだかなあ。
国岡や、国岡を支持した従業員、銀行、周りの人たちみたいな気概ある人の意見がきちんと通らなくて、やりづらい世の中になってしまっている。
むしろ、それらを煩わしく思う人たちが裏でてぐすね引いてるのかもしれないけど、大半の人は何も考えずに権力にペコペコしてしまった結果な気がする。
中抜き業者とか、謎に人数が膨れ上がって許可取るのに大変でスピード感がないとか、今でもそうだし…。
これから世界がどうなっていくのか不安だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体的にテンポがいい。
特に整形をして綺麗になっていく過程を読んでいて全く苦にならなかった。
最後のエピローグ、色々捉え方がありそう。
主人公は痛い死に方をしておきながら顔が全く苦しそうではなかったから、満たされたと思われるかもしれない。けれど主人公がずっと好きだった人は、死に際に立ち会っていないかのように偽装した。おそらく一緒にいたことをバレたくないと思ったのだろう(_・ω・)_不倫。終盤にかけて体調が悪くなり、殺されるほど愛されたいという願望を持っていた主人公。一生消えることのないスタンプを押したい。けど最終的には押させることができなかった。
結局は報われなかったのではないでしょうか。