百田尚樹のレビュー一覧
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日本にとっての戦争と平和です。おふざけはほとんどありません。大真面目な内容で私の好きな本になりました。
抑止力と集団的自衛権について、とてもわかりやすく書いてありました。
永遠の0に関して著者としての気持ちが書かれているところは泣けました。
第1章は長いですが、とても後半に効いてきます。大事なのでじっくり読んで後半を読むとより楽しめます。
「永遠の0」、「海賊とよばれた男」、「カエルの楽園」はもちろんですが、「大放言」や「ゼロ戦と日本刀」という渡部昇一さんとの対談本と合わせて読むと更にこの本を楽しむことが出来るのでオススメです。
この本の最後に百田尚樹の本ということで、フェルトゥナの -
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読まなくてもいいかも。
「永遠の0」を通して、ゼロ戦とグラマンの戦闘から見える日本軍と米軍の違いに迫る。良く知られているようにゼロ戦は他を圧倒する攻撃力と、一たび被弾すればすぐに炎上する脆弱な防御力という長短が両極端の戦闘機だ。これを著者は日本刀に例える。それに比べて米軍のグラマンはというと、攻撃力も速度も旋回能力もゼロ戦とは比べ物にならないくらい劣る。ゼロ戦と遭遇したら戦わずに逃げろという指令が出ていた。グラマンがゼロ戦より優れているところはただ一つ。頑丈さ。とにかく何十発被弾しても墜落しないように、燃料タンク、操縦室の装甲は分厚くした。
日米の違いは機体のフォルムにもよく表れてい -
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ネタバレ正直、私もつい最近までは、憲法第9条は平和のために必要なんだ、ということについてそれほど疑問も感じずに生きてきた、『カエルの楽園』で言う「ローラ」の立ち位置だったが、それらの考え方を形作ったものは、学校教育であったり、テレビからの情報であったりしたわけだ。しかしそれは偏った考え方であることにここ数年気づいた。
本書は、百田氏が著した『カエルの楽園』という寓話の中の出来事が、現実の日本に起こりつつある、という考えのもと、中国という国の脅威の実態と、それに対する日本の国防の必要性、そしてそれを「なぜか」阻止しようとする某新聞をはじめとするリベラル勢力たちの考え方について、熱い議論を展開している。
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購入済み
家族を思うなら読むべき本
まず、日本のことを真剣に考えていない人は手に取ることがない本だと思う。だが日本のマスコミの報道に何の違和感も感じず、憲法9条について深く考えたことがない人にこそ読んでほしい本である。安倍総裁は2020年に憲法改正を目標とすることをのべられましたが、それまでに日本の未来に無関心な人に読んでほしい内容です。最後に書いてあるように身近な人に読み回しや紹介していくべき、日本の未来を考える本。
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「カエルの楽園」の著者、百田尚樹と日本に帰化した中国人評論家の石平の、「カエルの楽園」をベースにした対談集。
本書の企画は、石平が「楽園」を読んで感銘し、また、「楽園」で警告されたことが「楽園」刊行後に現実に起こっていることから、日本の将来を憂える石平が、ぜひ百田と対談したいと熱望したところから始まったとの事。
元ネタの「楽園」もそうだったが、本書も読んで絶望的な気分になった。50年、100年単位で考えると、日本という国家が絶滅してしまうのでは、という絶望感である。
全ての日本国民は「楽園」と本書を読んで、日本の将来について真剣に考えるべきだと思った。
あと、本書で警告されていることが本当のこ -
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これは面白かったし読みやすかった。
自己顕示欲が高い人が本を出したがる。というのはグサッときました。日本人はブログを書く人も多いらしいし、自己顕示欲が高い人が多いのでしょう。
リアル感がいいですね。よく新聞の広告欄で「あなたも本を出しませんか?」などというのは見たことあるけれど、そういうこともあるかもと勉強になりました。
しかし、小説や自伝なら自由な内容でいいですが、この本にあるように間違った子育て法までもそれなりに本になって出版されてしまうのは問題だし、情報過多で疲れます。
以前、事故死した人の遺族が書いた自費出版風の本を読んだことがあります。交通事故をして外傷がないからと放っておいたら死に -
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百田尚樹・須本壮一『海賊とよばれた男 10』講談社。感動、感涙の最終巻。人間尊重の精神を貫き、石油メジャーの妨害を含め、幾多の困難を乗り越え、近代日本の繁栄の礎を築いた国岡鐵造の波乱万丈に満ちた生涯。果たして、現代の日本に国岡鐵造のような哲学を持った経営者はいるだろうか。
イランから持ち帰った石油を巡り、英国は日章丸の差し押さえを訴える。またしても、国岡商店に立ちはだかる幾多の苦難…あろうことか、国岡鐵造は米国の石油メジャーの懐に飛び込み、さらなる飛躍に挑戦する。石油がもたらす日本の近代化。その果てにあるものは…
原作が非常に面白いだけに、読み応えのある漫画だった。原作に忠実でありながら、 -
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日本人なら頭の片隅に入れておいて損はないと思います。
在日外国人なら日本人の中に、こういう考えを持っている人が少なからずいる事を知っておいても良いと思いました。
この本に拒否反応を示す人は、直接の支援や依頼を受けていなくても、中国共産党の手助けをしちゃっているのかも知れません。中共にとって非常に都合の良い動き方です。中共が好きならそのまま、そのままで、後で褒めてもらえるかも知れません。
カエルの楽園という寓話で、わかりやすく状況を理解できたからこそ、日本の一部メディアが行う反日報道に違和感を感じることが出来るし、自国を貶める政治家に怒りを感じるようになりました。
百田さんと石兵さんのシミュ