百田尚樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
百田尚樹 著「ボックス(上)」を読みました。
アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢と成績優秀でボクシング初心者の木樽の二人は幼なじみ。大阪の下町を舞台に二人の少年の成長と挫折を描いた青春小説。上巻は、いじめられっこだった木樽が圧倒的に強い鏑矢にあこがれてボクシングを始め、彼らを取り巻く先生や友人たちに支えられながら、徐々にボクシングの強さに目覚めていくさまが描かれている。
ボクシングを描いた作品はたくさんあると思いますが、高校のボクシング部を舞台にした作品は、とても新鮮な感じがしました。
高校の部活動としては特殊なスポーツの中で、個性的な登場人物たちが青春をか -
Posted by ブクログ
上巻の感想に「最早ボクシングはマイナーなスポーツになってしまった」と書いたけれど、その昔、間違いなくボクシングが時代とともに呼吸をしてた時代があったよね。
ファイティング原田vsエデル・ジョフレ、沼田義明vs小林弘あるいはラウル・ロハス、大場政夫vsチャチャイ・チオノイ、輪島功一vs柳済斗など今も記憶に残る死闘の数々。
具志堅用高あたりを境に日本が豊かになるのと歩調を合わせ拳一本で世界を駆け上がるハングリーな闘いはTVのゴールデンタイムから遠ざかったけど、それでもボクシングの魅力が無くなった訳ではない。
さて下巻。そして、ここには上記の名勝負も斯くやと思わす熱い闘いがあった。
成長、挫折、更な -
Posted by ブクログ
大常識
著:百田 尚樹
出版社:新潮社
新潮新書 1019
日本から「常識」が急速に失われかけている
本書の題名「大常識」とは、「常識」からかけ離れてしまった現状を皮肉ってそうよんでいるのでしょうか。
「常識」とは、多くの人々が共有している行動規範であり、価値観であり、その喪失や変容は、これまでの日本社会を形成し、維持してきた基盤が失われつつあることを意味しているかと思います。
まさに、氏のいう、「大常識」が、これまでの「常識」に置き換わらないように祈るばかりです。
気になったのは、以下です
・奇妙な難民
高い航空チケットで日本に観光旅行にきて、ビザが切れると、私は難民だと、主張する