百田尚樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上巻の感想に「最早ボクシングはマイナーなスポーツになってしまった」と書いたけれど、その昔、間違いなくボクシングが時代とともに呼吸をしてた時代があったよね。
ファイティング原田vsエデル・ジョフレ、沼田義明vs小林弘あるいはラウル・ロハス、大場政夫vsチャチャイ・チオノイ、輪島功一vs柳済斗など今も記憶に残る死闘の数々。
具志堅用高あたりを境に日本が豊かになるのと歩調を合わせ拳一本で世界を駆け上がるハングリーな闘いはTVのゴールデンタイムから遠ざかったけど、それでもボクシングの魅力が無くなった訳ではない。
さて下巻。そして、ここには上記の名勝負も斯くやと思わす熱い闘いがあった。
成長、挫折、更な -
Posted by ブクログ
百田さん小説はほとんど読んでいるが、思想的な部分はあえて見てこなかった。偏っていると言われる部分あるが、一歩引いて冷静に読んでみようと思い、今、高市総理の台湾有事発言で日中関係が揺れる中、あえて読んでみた。
「義理や恩義は一切ない国。」「どれだけ世話になった相手でも用が済めばたちどころにきりすてるのが中国」「日本政府がやってきた事は、虎の赤ちゃんにせっせとミルクと餌を与えてきたような行為に見えます。 虎はやがて大きくなり 飼い主を食い殺そうとしています。しかし今だ多くの日本人は育ててきた虎がそんなことしないだろうと考えている」
大変な隣人が隣にいる事をすべての日本人が理解して隙を見せずに対応し