あらすじ
戦後、倒産の危機を迎えていた石油販売会社・国岡商店。終戦後、国内には自由にできる石油はなく、会社存続のため乗り出した本業以外の事業も芳しくなかった。進退窮まる中、突如石油を取り扱う事業がGHQから舞い込んだ。事業内容は「旧海軍のタンク底に残っている油を全て浚うこと」。かつて海軍でさえ敬遠した苛酷な作業だが、やり遂げなければ日本へ石油は輸入されなくなる。国岡は不退転の決意でこの難事業に挑む。
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Posted by ブクログ
非常に原作に忠実な漫画化作品の第二巻。漫画化作品を読み、興味があれば、原作に挑戦するのも良いかも知れない。確実に『永遠の0』の時より作画レベルが上がっており、チャラいキャラクターが登場しないところに好感が持てる。
日本にGHQに石油の輸入を認めさせるため、国岡鐵造は旧海軍のタンクの底の油を浚う作業を引き受ける…
多くの企業が『人間尊重』を唱えるものの、本当に実践している企業は数少ない。国岡商店のモデルとなった出光商店は、そんな数少ない企業の一つである。国のために、社員のために、信念を曲げない経営理念には学ぶべきところが多い。