久坂部羊のレビュー一覧

  • 砂の宮殿

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    ネタバレ

    途中、色々追求されていくのが怖くて、飛ばし読みをして読み終わった。
    ずっと良い人が、追求されて可哀想だなと思っていたら、まさかの悪い奴だった…
    悪い奴だと分かってたら、ドキドキしないで読めたのにな。

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    2025年03月12日
  • 人はどう老いるのか

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    老いや病気に抗うことなく、年をとれば誰でもできないことが増えて痛いとこも増えてままならないことばかり。
    それをあまり悲観せず、受け入れて無駄な治療はせず、心穏やかに死を迎えることができれば上等ってことかな。
    坂本龍一の最期の言葉が”もう、逝かせてくれ”というのは早く解放(痛みや治療から)させてくれってことで、あんなにも輝かしい功績を残した人なのに最期がこの言葉なんてなんともやるせなかった。

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    2025年02月27日
  • 神の手(下)

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    医師の白川が主人公となっているが、途中しばらくは安楽死法反対派と推進派の派閥の対立が続く。
    推進派の新見はJAMAという団体を立ち上げ、その勢力を強めていく。
    しかし、そのやり方は時に異常性を発揮する。
    続く不審死と謎の人物“センセイ”とは誰なのか?
    そして、事態は思わぬ方向に進み始める。
    人間個々での立場での思惑という面では怖い話であった。
    ただ、実際に安楽死は必要か否かについても考えさせられる作品だった。

    2025.2.23

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    2025年02月23日
  • 人はどう悩むのか

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    ネタバレ

    まずまず。
    年を取ったとき、悲観的、最悪の事態を想定しているとおもっていたよりましとなる。心の準備ができる。

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    2025年02月08日
  • 無痛

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    良い意味で人間味が溢れる登場人物達。
    ヒロイン菜見子の前夫が人間的にクズ過ぎて、結婚相手を急いで探していたとはいえこれを選んだ菜見子の愚鈍さに何の同情心も湧かないとか、為頼医師に厄介毎を持ってきた菜見子がそのお詫びとお礼を兼ねた会食の場で為頼医師の行動原理を大否定の部分とか。

    為頼医師の稀有な能力があってこそ医療に対するドライな姿勢と、それを持たない菜見子の医療に向ける信頼が食い違いすぎてて「もう君たちどうやったって相性悪いんだから一緒にご飯とか食べるのやめなよ」って言いたくなる。

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    2025年01月27日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても読みやすい短編集だった

    魚類譚 ちょっと異彩を感じた
    闇の論文 過去に宗教が人々を救ったように、ガン代は医療が人々を救っている

    空中テント 認知症の恐ろしさを知る

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    2025年01月18日
  • 人はどう悩むのか

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    最初の方は、非常にためになりました。どんなことで、今後悩むのか知ることができたからです。しかし、途中からは、筆者の過去の経験や現在から見た過去の評価とかになり、あまり面白くなかったです。
    当然自分という視点で書くことになるので、こういう本を書くのは難しいのでしょう。

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    2025年01月15日
  • 大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す

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    医療現場の問題点を洗い出し、批判と改善案の提案を行なっているが、当事者としての問題提起というより、外部からの無責任な批判のようにも読める。
    何が医療の根本原因なのかを考える必要がある。

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    2024年12月11日
  • 人はどう老いるのか

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    「実は今がいちばん幸福なんだと気づけば、これからどう老いるべきかということも考えずにすむでしょう。」 最後のこの言葉にまとまっている気がします。

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    2024年12月03日
  • 人はどう死ぬのか

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    外務省の医務官として日本とは異なる終末期医療や死生観に触れ、高齢者医療の現場や在宅医療の勤務を経験し、作家として医療をテーマとしたフィクションを執筆した。あまり語られることのない死について、現実、医者の事情、世間の誤解などを語る。

    練習もやり直しもできない一発勝負、運任せにする人、備える人。非常用品を準備する人と、しない人みたい。

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    2024年12月01日
  • 怖い患者

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    2010〜2019に雑誌に掲載された5短編集。天罰あげる、蜜の味、ご主人さまへ、老人の園、注目の的。患者や医師、思い込みのエスカレートと医学的な知識。

    お医者さんが、実際に見聞きしたことや経験したことがベースになっている感じです。

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    2024年12月01日
  • 人はどう老いるのか

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    自然な老化現象や病気。下手に老いて苦しんでいる人は、だいたい油断している人です。現実を見ずに明るく気楽で前向きな言葉を信じた人たちです。上手に老いて穏やかにすごしてしる人は、ある種の達観を抱いています。

    最期まで諦めずに頑張れ、が指針となって沁みついてしまっているのですね。

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    2024年12月01日
  • 健康の分かれ道 死ねない時代に老いる

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    健康が気になり始める「入口」から、死期が迫り健康のことを考える必要がなくなる「出口」までの間。検診には功罪があり、厳しい基準が病人を作り出している面もある。精神の健康は現代社会では至難の業。老化はだれでも初体験。

    健康について、お互いによく口にするようになったのは、健康の「入口」に入ったからなのか、と納得しました。

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    2024年12月01日
  • 寿命が尽きる2年前

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    いつまでも元気で長生き、として死から目を背けていたら直前に慌てたり嘆くことになる。人生最後の2年を自分で納得できることに費やすためには、死に時を設定して、残された時間を悔いのないように生きること。

    悔いがないということは、後を安心して任せられるということでしょうか。そういう人の存在については、書かれていませんでしたが。

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    2024年12月01日
  • 人はどう老いるのか

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    多くの高齢者に接してきた筆者が
    初体験の老いを失敗しないように指南してくれる。

    認知症になるとこんなことをするのかという逸話が盛りだくさんでショックも大きかった。
    老いへの心構えと死への心構えは
    なるほどと思わせることばかり。

    ただ全てを受け入れることは難しいだろうな

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    2024年12月01日
  • 人はどう死ぬのか

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    やはり最後は在宅医療。不要な延命より自分としてはの尊厳を持ちながら好きなことをして死ぬのが幸せだな。

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    2024年11月30日
  • 人はどう悩むのか

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    ライフステージ毎に直面する様々な悩みと、解決の糸口をまとめた新書。“ある程度のことは解決せずに受け入れる。その「ある程度」の範囲を広げれば、それだけ悩みも解消するということです。受け入れるという解決法は、あらゆる問題に有効ですから”

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    2024年11月27日
  • 人はどう老いるのか

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    どう生きるか、どう老いるか。心臓や脳が悪くなり、死を身近に感じた。だがもっと深刻な状況にある人が周囲にいることに気づかされる。親の死を経験し悔いも募った。だがそこには執着やエゴもあったのだろう。命の有限性を前に何を手放し何を残すべきかを問われる日々。老いと向き合うとは限り今ある時をどう使うかに他ならないのかもしれない。

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    2024年11月22日
  • 生かさず、殺さず

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    ちょっと不完全燃焼な感じだったなあ
    結局坂崎は何がしたかったんだよ?
    介護に携わる私には認知症の介護の大変さはよくわかる
    現場の悲惨さを知るものとしては
    あ~
    こんな家族いるわ
    厄介だよなあ
    という目線でどうしても見てしまう
    認知症病棟での勤務の過酷さは非常に伝わってきた
    生かさず殺さずとは的を得ている
    ただミステリーというジャンルとしては
    ちょっと…
    私には好みではない
    としか言えない

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    2024年11月16日
  • 思い通りの死に方

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    老人の戯言とも受け取られかねない発言が多々。
    ただ、この年になったら、死を真面目に考える必要があることは、理解できます。

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    2024年11月13日