久坂部羊のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
久坂部羊『善医の罪』文春文庫。
実際に起きた事件をモデルにしたフィクションのようだが、フィクションであるならば、このようなグレーな結末でお茶を濁さず、もっとスッキリとした結末を描いて欲しかった。
終末期医療をテーマにした医療&法廷サスペンスということで読む前には非常に興味があったのだが、いつまでも足踏み状態が続くストーリー展開の遅さにイライラ感が募る作品だった。
脳外科医の白石ルネはクモ膜下出血で意識不明の状態で搬送されてきた66歳の横川達男を蘇生させ、懸命の治療を行うが、数日後に多臓器不全となり、家族の同意のもと延命治療を中止する。
家族立会いのもとルネは、ほぼ脳死の状態にある横川 -
Posted by ブクログ
久坂部羊『怖い患者』集英社文庫。
5編収録の毒気に満ちた患者や医師たちを描いたブラックなイヤミス短編集。もう少し面白いストーリーを期待したのだが、少し期待外れだった。
『天罰あげる』。最近はメンタル的な問題を抱える人たちが多いように思う。世にあふれる情報の洪水、ストレスやプレッシャーなどが原因だろうか。何とも嫌な結末。本作の主人公の区役所勤務の愛子は同僚の陰口を聞いたことを切っ掛けに度々発作を起こすようになる。区役所を休職し、心療内科を受診するが、思うような答えと結果が得られず、ドクターショッピングを繰り返す。やがて、気に入った心療内科が見付かり、定期通院するのだが……★★★★
『蜜の味 -
Posted by ブクログ
本書の説明文には、「健康診断を毎年受けると短命に? 牛乳を飲みすぎると骨折する?」などと書いてあったので、ライトな雑学的な内容だと思って読んでみたが、エンタメ度はあまり高くなく、割としっかりとした真面目な内容であった。
宣伝やニセの健康情報に騙されない様にというスタンスで書かれているので好感が持てた。
個人的に読んで良かったと思うのはモーツァルトの左耳の異形の話である。モーツァルトの息子、フランツが、モーツァルトの弟子であるジュスマイヤーの子供ではないかという噂話があるが、フランツはモーツァルトと同じ異形の耳だったことから、モーツァルトの子供と判明したことが書かれていた。モーツァルトの関連 -
Posted by ブクログ
ネタバレ寿命を決める要因=テロメア説、心拍数説など。
健康寿命を延ばそうとするとおのずと平均寿命が延びる=差は短くならない。
健康寿命は、国民生活基礎調査で主指標と副指標のアンケートをもとに、サリバン法で算出。
低めのカロリー摂取=栄養不足はほとんどの動物で新陳代謝が減るため寿命が延びる。
がんは上皮細胞にできるもの。それ以外の細胞は肉腫という。子宮がんと子宮肉腫、これの良性のものが子宮筋腫。
がんは切った際には細胞レベルでは転移している。再発は目に見えるくらいの大きさになっただけ。
サーチュイン遺伝子で長寿化が証明されているのは線虫とショウジョウバエと酵母だけ。
医者は治療しないと何もしないとい