久坂部羊のレビュー一覧

  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    「多重人格の精神科医」「解剖技官」「当直当番の外科医」
    「歯科医」「介護認定」など医療現場の犯罪について5短編。

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    2025年05月16日
  • 無痛

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    顔を顰めるような描写が多い。さすがお医者さんで、医療絡みの表現や言葉遣いが豊富。終わり方的に、続編あり?

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    2025年05月13日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    改めて考えると、医師作家さんって案外多いんだな。今作の共著者5名以外にも、夏川草介さん、知念実希人さん、朝比奈秋さんなど好きな医師作家さんがたくさん。あまり自覚していなかったけど、医療ものが割と好きみたい。
    精神科、歯科、在宅医療など、舞台になっているところもバラバラで、新鮮な気分で読めた。
    初読みの七尾与史さん「患者は二度死ぬ」と南杏子さん「サイレント·ペイシェント」が好みだった。

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    2025年05月13日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    一般的な幸せ論は人によりさまざまな形をとる
    ことこそが一般的となりつつある世の中。

    ここにある死生観もあるのだろう

    生きていたいと思えない事実を抱えている人を
    認めることと、死なない努力する人もまた
    認めていたいがそれは気持ちの中だけのこと。

    やるかやらないかは自分の意思でありたい。

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    2025年04月28日
  • 絵馬と脅迫状

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    ネタバレ

    2025/03/10予約 9
    「リアル若返りの泉」
    薄毛の定年退職後の男性が毛髪が増えた!と喜びSNSに投稿しバズる。体毛も濃くなり、病院にかかると原因は毛母細胞がんでステージ4だとのこと。離婚し出ていった元妻が戻ってきた理由は看病のためではなく小金持ちになった男性の資産だった。
    これが一番好きだった。
    今後は廃用身や、無痛、のような作品は執筆しないのかな…あの頃の作品が好みだっただけに少し残念。

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    2025年04月28日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    謎解き診察室 本日も異常あり/久坂部羊他4名/幻冬舎文庫/「悪いのはわたしか」は、解離性同一性障害(いわゆる多重人格)を題材として挙げているが、精神に関する病気に対して十分読者が理解できていないため、最後のオチになる部分が理解できない。他の作品はそれぞれの著者の専門的見地を絡めた内容で特色ある内容となっている。

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    2025年04月25日
  • 絵馬と脅迫状

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    病気に関する短編。『爪の伸びた遺体』はぞっとした。気がついたらことを言ってもいいものかどうか。と思ってたら、本人がもっとヤバいなんて!

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    2025年04月19日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    ドクター作家5名の共著だが、小説家としてのレベルが違い過ぎて、久坂部氏と七尾氏はやはり面白いが、他3名は今二つで読み飛ばしたくなるような出来。

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    2025年04月07日
  • 死が怖い人へ

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    “死ぬ時節には死ぬがよく候”

    両親の死を見てきたが、父の最期には苦痛を与えたことから、母は延命治療はしない選択をした。当の本人はどうしたかったのか?は、今となってはわからないし、ただ私自身が納得したかっただけとも思う。

    残された者の満足(都合?)で左右されてしまう死とはなんだろう?ふと考えさせられる内容でもあった。


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    2025年04月03日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    ネタバレ

    2025/03/08リクエスト 1
    『サイレント・ペイシェント』がよかった。
    介護認定の詐欺。誰しも認定してもらいたい、そうでなくては生活が成り立たない、そんな気持ちを考えると、詐欺はいけないことだがそう思う気持ちも理解できなくないと思う。

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    2025年04月03日
  • 死が怖い人へ

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    身内の死を身近に何度か見てきてはいるが、先日、真夜中にふと目が覚めた時のこと。
    「死んだら無になる」ということが、無性に怖くなった。
    「無」ということがすごく怖くなったのだ。
    幼い頃、「死んだらお父さん、お母さんと一緒にいられなくなる」と恐れたことごあるが、かなり久しぶりに「死」についての怖さを感じた。

    翌日、たまたまこの本をネットで見かけて読みたいと思った。
    読んでみて思うのは、「死」を考えることは「生」を考えることであって、決して「無」を考えることではないんだなと。

    笑ってしまったのは、「リアルな死後の世界を空想すれば」(147頁から)のところ。
    たしかに、先祖として子孫を見守ったとしても、玄孫やそれ以上になると、全く知らない人間を守ることに興味もないし、見守られている方も全く知らない霊魂に見つめられたら嫌だろ(笑)まあ、私は未婚子なしなので、子孫を見守ることもないけど。
    ついでに、歴史上の人物に話しかけたとしても、あっちは自分を知らないんだから迷惑だろうし、教科書通りの人なら良いが、違ったら、話しかけたことを後悔すらするだろうなー。話も全く合わないし(笑)

    驚いたのは、ウィーンが「死」を街中でイメージさせているということ。
    そんな博物館があるのか!!と、驚いた。
    日本じゃありえんな。

    「メメント・モリ」=死を忘れるな。
    この意味を改めて噛み締める。
    『そういう意味で、「メメント・モリ」は、死をありのまま見つめるのに役立つ。家族も自分もいつか死ぬ。明日にもその引き金は引かれるかもしれない。だったら、今を大事にしよう。幸いなことに、今はその引き金に指はかかっていないのだから。』(160頁)

    昨年、手術をしたのだが、その時、「死は怖くない」をいろいろなところで口にしていたが、これを読んで改めて思った。
    ああ、私は「死が心底怖かった」のだと。

    死が怖くならなくなった。とは言わないが、死への意味合いは少し変わった気がした本。

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    2025年03月20日
  • 人はどう老いるのか

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    老いや病気に抗うことなく、年をとれば誰でもできないことが増えて痛いとこも増えてままならないことばかり。
    それをあまり悲観せず、受け入れて無駄な治療はせず、心穏やかに死を迎えることができれば上等ってことかな。
    坂本龍一の最期の言葉が”もう、逝かせてくれ”というのは早く解放(痛みや治療から)させてくれってことで、あんなにも輝かしい功績を残した人なのに最期がこの言葉なんてなんともやるせなかった。

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    2025年02月27日
  • 神の手(下)

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    医師の白川が主人公となっているが、途中しばらくは安楽死法反対派と推進派の派閥の対立が続く。
    推進派の新見はJAMAという団体を立ち上げ、その勢力を強めていく。
    しかし、そのやり方は時に異常性を発揮する。
    続く不審死と謎の人物“センセイ”とは誰なのか?
    そして、事態は思わぬ方向に進み始める。
    人間個々での立場での思惑という面では怖い話であった。
    ただ、実際に安楽死は必要か否かについても考えさせられる作品だった。

    2025.2.23

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    2025年02月23日
  • 人はどう悩むのか

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    ネタバレ

    まずまず。
    年を取ったとき、悲観的、最悪の事態を想定しているとおもっていたよりましとなる。心の準備ができる。

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    2025年02月08日
  • 無痛

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    良い意味で人間味が溢れる登場人物達。
    ヒロイン菜見子の前夫が人間的にクズ過ぎて、結婚相手を急いで探していたとはいえこれを選んだ菜見子の愚鈍さに何の同情心も湧かないとか、為頼医師に厄介毎を持ってきた菜見子がそのお詫びとお礼を兼ねた会食の場で為頼医師の行動原理を大否定の部分とか。

    為頼医師の稀有な能力があってこそ医療に対するドライな姿勢と、それを持たない菜見子の医療に向ける信頼が食い違いすぎてて「もう君たちどうやったって相性悪いんだから一緒にご飯とか食べるのやめなよ」って言いたくなる。

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    2025年01月27日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても読みやすい短編集だった

    魚類譚 ちょっと異彩を感じた
    闇の論文 過去に宗教が人々を救ったように、ガン代は医療が人々を救っている

    空中テント 認知症の恐ろしさを知る

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    2025年01月18日
  • 人はどう悩むのか

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    最初の方は、非常にためになりました。どんなことで、今後悩むのか知ることができたからです。しかし、途中からは、筆者の過去の経験や現在から見た過去の評価とかになり、あまり面白くなかったです。
    当然自分という視点で書くことになるので、こういう本を書くのは難しいのでしょう。

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    2025年01月15日
  • 大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す

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    医療現場の問題点を洗い出し、批判と改善案の提案を行なっているが、当事者としての問題提起というより、外部からの無責任な批判のようにも読める。
    何が医療の根本原因なのかを考える必要がある。

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    2024年12月11日
  • 人はどう老いるのか

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    「実は今がいちばん幸福なんだと気づけば、これからどう老いるべきかということも考えずにすむでしょう。」 最後のこの言葉にまとまっている気がします。

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    2024年12月03日
  • 怖い患者

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    2010〜2019に雑誌に掲載された5短編集。天罰あげる、蜜の味、ご主人さまへ、老人の園、注目の的。患者や医師、思い込みのエスカレートと医学的な知識。

    お医者さんが、実際に見聞きしたことや経験したことがベースになっている感じです。

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    2024年12月01日