人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

815円 (税込)

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2013年、87歳で亡くなった父は元医師だが、医療否定主義者だった。不摂生ぶりも医者の不養生の限度を超えていた。若いころ、糖尿病になったが血糖値も測らず甘い物食べ放題の生活を続けながら勝手にインシュリンの量を増やして自然治癒させた。前立腺がんになっても「これで長生きせんですむ!」と叫び治療を拒否。こんなふうに医学常識を無視し自由奔放に暮らした。そんな父が寝たきりになって1年数カ月、医療や介護に対する私自身の常識が次々と覆った。父から教わった医療の無力と死への考え方をここでご紹介したい。

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人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    2023年11月15日

    親子で医師であり、自然体の生涯を貫くことができたのは、うらやましいです。
    老いや病、生死の知識があったからだと思いますが、何より強い決意と覚悟があって為せること。

    寝たきりの父のノロウィルス感染やおしめ交換など、具体的に率直に書いてくれていたのは現実感があり、勉強になりました。

    介護は、周囲を巻...続きを読む

    #ほのぼの #タメになる #共感する

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    Posted by ブクログ 2021年01月02日

    とても面白かった。常日頃から長生きすることに疑問を感じていたので、これを読み早く死にたくなった。誤解を招く表現だが、自殺願望は一切ない。感銘を受けた部分を抜粋。『実際の長生きはつらく過酷なものだ。あしこしがよわって好きなところにも行けず、視力低下で本も読めず、聴力低下で音楽も聴けず、味覚低下で美味し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月16日

    超面白い。医者である父の医療嫌いエピソード満載。とっても勇気が出る本だと思う。
    死ぬってどういうことか、医療をどう利用するか考えさせられる。

    2016.8.16.

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    Posted by ブクログ 2015年04月12日

    「今の医療は不安と心配ばかり増やしている。」医者が言ってくれたのが嬉しい。「莫妄想」「少欲知足」。2015.4.12

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    Posted by ブクログ 2015年03月02日

    一人の人間の生き方としては、興味深いというか、面白い。
    人間というものは不思議だなぁ、と改めて思った。
    結局、いろんな知識を持って、リスクを考えて、自分の求めるものを選択することが大事。

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    Posted by ブクログ 2014年11月08日

    介護などの現実が描かれていて、将来自分自身が経験することになりうる状況に対する心構えを持つために、大変参考になりました。
    また、人間の体の強さ・不思議さを感じ、医療者は患者の治癒力を高めるための良きパートナーであってほしいと思いました。

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    Posted by ブクログ 2023年08月18日

    そう遠くない将来に起こり得る看取りの予習のために関連本を読んで勉強中。
    人間の死について、医師の観点からも、家族の観点からも書いてあり、とても参考になった。

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    Posted by ブクログ 2021年02月23日

    在宅医療を知っている医者が書く、
    在宅で家族が死ぬということについて。

    通常の在宅医療や緩和医療のノンフィクションは患者本位であることが多いが、これは徹底して家族目線である

    そこが、面白かった

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    Posted by ブクログ 2022年08月14日

    久坂部先生のお父様のお話。

    お母様やお嫁さんは大変だったと想像がつくが、お父様のご希望が叶えられていてうらやましいと感じた

    お父様も麻酔医であったそうだが、お医者さんや検査を避けていて共感をもてた

    感情失禁というのがあるとは

    自分で排泄ができるうちにうまくがんになって死にたいものだ

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    Posted by ブクログ 2014年11月23日

    お父様の介護について書かれている
    医師として忙しいのに、自宅で介護されていた
    多くの経験をしているからこそ、落ち着いて介護されているけれども
    決して楽ではなさそう
    医療行為は拒んでいても
    寝たきりになったので、身の回りの世話は必要
    しかも、せん妄とか、不穏な状態にもなり
    介護する側の疲れや不安も大変...続きを読む

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