あらすじ
追いつめられた紀尾中とその部下たちは反転攻勢のため死力を尽くす。ようやくガイドラインの行方が見えた頃、かねてより紀尾中が大学と共同で進めていたがんワクチン研究を邪魔する新たな敵が今度は社内に現れる。絶体絶命の窮地での疑惑、裏切り、暗躍、疑心暗鬼。紀尾中に勝機はあるのか。注目集める医薬業界の光と影を描くビジネス小説の傑作!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
MRさんの仕事ぶりを通じて、製薬業界のあれこれを専門用語少なめで分かりやすく表現されていました。主人公たちの奮闘に爽快感もあり、ほぼ一気読みでした。
Posted by ブクログ
後半は紀尾中にとっての障壁が次々と現れ、悩み苦しみつつも誠実に対処していく。
紀尾中のように誠実で、心から「患者ファースト」を信念としている医療関係者は果たして何人いるのだろう、と思った。あそこまで真っ直ぐに患者のためを思って行動できる人間ばかりであれば日本の医療はもっと良くなるのだろうな、とも感じた。しかし、そのような理想的な医療の実現は厳しいのだろうとも思った。紀尾中を含む数人を除き、多くの登場人物が会社の利益や自身の名誉のために動いているし、実際もそうなのではないだろうか。
私自身も医療に関係する立場ではあるが、紀尾中のようには立ち回れない。やはり自分の利益や生活が大事だし、患者のことは大切に思うが、自らが不利益を被ってまで尽くしたいとは思わない。むしろ、現実に紀尾中のような「完璧な人間」がいたら疎ましく思ってしまうかもしれない。そんな自分がすこし恥ずかしくも思った。
ドラマはWOWWOWのみの配信なので、早くネトフリやアマプラで見られるようになってほしいと期待している。
Posted by ブクログ
前半はMRの仕事ぶりとか、現場でのやりとりだったけど、後半は薬の上場に関する話とか、社内の同僚を蹴落とす「半沢」チックな内容だった。あっという間に読み終えてしまった。
このドラマがWOWOWだけの配信なんて、もったいないなあ。向井理さんもみたいし、ちゃんとシリーズで10話くらいまで放送してほしいなあ。
うごめく製薬業界の中を見た気がしたけど、どこまで本当なのかしら。会社を背負う者としての社長の最後の言葉には納得しました。また、この方、「廃用身」を書いた方なんですね‥‥映画もすごく怖くて良かったです。
Posted by ブクログ
私が自身が製薬会社に勤めており、MRがドラマ化することをきっかけに興味が湧いて小説を探したのがきっかけ。
作者が現役の医師ということもあり、細かな描写がリアルでした。
"患者ファースト"の真の意味とはなにか…?
綺麗事だけでは片付けられないなと思った。
所々で危機が襲ってくるけど、どんでん返しが気持ちいい!!
Posted by ブクログ
この作品の中にも、病院でただ延命治療されることを良しとしない、自分が納得した形で死を受け入れるべきという久坂部イズムがしっかり組み込まれていた。ここまで悲惨なのは物語の中だけにして欲しいが、MRに関する物語は少ないので最後まで面白く読み進められた。
Posted by ブクログ
非常に面白かったです。
医療薬版半沢直樹という感じで、ハラハラドキドキしつつ楽しんで読むことができました。
下巻ラストの社長の社員ファーストというところ、確かにトップはそうかもな、と思いました。清濁合わせ持たなくては大企業のトップは務まらないだろうと。
エンタメ性がとても高いので、実写ドラマに向いていると思うのですが、製薬会社(スポンサー)があまり良く描かれていないから難しいのですかね。
とりあえずもっと評判高くても良いと思うな〜!
☆4.5
Posted by ブクログ
おもしろかった。
難題が出るたびにどうにかして解決していく(ただ一筋縄ではいかないところにハラハラする)のがおもしろい。
解説の通り、たしかに悪者は悪者ではないのかもしれないと思った。
「悪者」にも正義があり、守るものがある。
視点が変わりながらの進んでいく話、おもしろい。
最後の終わり方も良かった。
高血圧の診断基準が昔より低くなってる点、
学生の頃知ったときは、素直にいいことだと思ったけれど
単なる症状悪化改善の他に
薬(製薬会社)の売上増、病院の儲け、ひいては医療費の増大…と確かにそうなるわけだ。あと薬価というものを気にしたことなかったけどそれも前述に繋がる。。
何においても健康第一です。体も心も!
Posted by ブクログ
下巻は、追い詰められた紀尾中とその部下達の立ち向かい方が、一縷の隙も見せられない感じで気になり、読み進めた。薬が患者の手元に届くまでに、こんなにも様々な思惑がうごめいているのかとも思った。
患者ファーストで働いてきた紀尾中が、最後に、社長の真の思いは社員ファーストということを知り、これからどう行動していくのか。読み終わっても考えている。
Posted by ブクログ
上巻で、ライバル会社と戦った彼らは、下巻での敵は社内に。
誰が敵で、誰が味方か、疑惑に裏切りに。
患者ファーストのMRが金儲け優先のMRか。
息詰まる攻防に目が離せない。
医薬業界の闇と光を描いたエンターテイメント。
Posted by ブクログ
理想は理想。現実は現実。
その乖離を見事に表現してくれている。
勧善懲悪とは行かないまでも、程よく爽快感もあり。
医療業界とはいえ、結局はビジネス。
身内にいるMRを労おうと思った。
Posted by ブクログ
上下巻とも勧善懲悪がハッキリして面白かった。医療業界版「半沢直樹」のような感じがした。医療業界と接点がない方でも楽しめると思う。何を仕事の軸として働くのか、誰を見て働くのか、立場が違えば理想だけでは動けないこともある。理想と現実(会社の戦略)の間で揺れる主人公の続きが気になるところ。続編もあるのかな?
Posted by ブクログ
医療の知識がほぼなくても問題なくすらすら読める。
半沢直樹の製薬会社版って感じ。
登場人物も覚えやすい。
テレビドラマを見ている気分になった。