介護士K

介護士K

792円 (税込)

3pt

介護施設「アミカル蒲田」で入居者が転落死した。ルポライターの美和が虚言癖を持つ介護士・小柳の関与を疑うなか、第二、第三の事件が発生する――。介護現場の実態を通じて人の極限の倫理に迫る問題作。

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介護士K のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    介護は難しい…と「難しい」で思考をとめ考えたくない楽な方向へいきがち。
    医療がつくりあげた長生きの弊害が福祉現場を逼迫させている。日本が経済優先で労働力として家を崩壊させたツケがきている。命が当たり前に守られ誰もが生命の危機を忘れた傲慢さが今きている。
    この本を読み痛烈に感じた。
    誰もが歳をとる、長

    0
    2024年08月21日

    購入済み

    家庭での介護疲れによる虐待や無理心中、殺人、施設の中での同様の事件や事故、自殺ほう助や安楽死の問題は年々増えてきているように感じます。

    介護する側、される側共に、どうにも身動きの取れない状況があり、福祉サービスで改善されれば幸運ですが、現実はそうではないようです。

    また日本では安楽死や尊厳死に対

    #切ない #深い #タメになる

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    久坂部羊『介護士K』角川文庫。

    介護施設を舞台にしたミステリー・サスペンス。2014年に川崎の老人ホームで実際に起きた事件に着想を得ているようだ。

    介護という厳しい職場の闇と行き過ぎるマスコミの報道。老いて、身体が思うように動かなくなり、他人の手を煩わせてまで生きることに意味はあるのか。

    タイ

    0
    2021年01月08日

    Posted by ブクログ

    介護士 小柳恭平の周りで起こる介護に纏わる様々な問題を炙り出していく物語だが、特徴的な登場人物が話を彩っていると感じた.レポーターの朝倉美和、黒原悟郎医師、週刊誌の松沢俊紀記者、良からぬことを計画している須知智毅、姉の真里亜と接触の合った塚本秀典などなど.恭平の働く施設で3人が連続して死亡する事件を

    0
    2023年04月25日

    Posted by ブクログ

    現在進行形で母の介護をしているので、身につまされる内容だった。一気に読んでしまった。
    ただ、最後の部分だけは納得できない。
    最後はもっとスッキリしたかったな。

    0
    2023年01月22日

    Posted by ブクログ

    難しい問題だと思います。
    許されることではないが、当事者からしたら許してほしい問題ですから。
    ただ小柳はいったい何をしたかったのでしょう。
    意図が掴めぬまま…。

    0
    2022年10月25日

    Posted by ブクログ

    2014年に起きた「川崎老人ホーム連続殺人事件」を題材に高齢者介護の現場で起きてるさまざまな出来事をできるだけ事実に基づいて描かれた物語のようだ。介護施設は現代の姥捨山なのか…「85歳になっても老いが受け入れられず不安と恐れに苦しみながらプライドを捨てられずにいる」の場面が我が家に重なった。長生きし

    0
    2021年10月09日

    Posted by ブクログ

    長生きは本当に良いことなのか。
    介護士による虐待はもう諦めるしかないのか。
    自分の親が虐待されたり、雑な扱いをされたら怒りが燃え上がるけど、それを非難することは誰にも出来ない気がする。
    久坂部さんの本は、皆一度は読んでおいた方が良いと思う。

    0
    2021年02月18日

    Posted by ブクログ

    介護施設での虐待、殺人…… 手のかかる老人の介護に、職業意識だけで心を尽くすには厳しいものがあるだろう。
    いい加減にしてくれという思いに振り切れてしまう事態に陥ってしまうこともあるかもしれない。
    けれど、けれども、最後の一歩は踏みとどまって欲しいと願うばかり
    たとえそれが本人の本心からの願いであ

    0
    2021年01月29日

    Posted by ブクログ

    介護施設で起こった入居者の転落事故。
    たまたま事件前に施設に取材をしていたルポライターの美和は、事故に不可解なものを感じ、再度 施設の介護士たちに話を聞いた。
    その中で、第一発見者の小柳は苦しんでいる高齢者は早く死なせてあげた方がいいという発言をしていた。
    その後、立て続けに施設で起こる高齢者の死亡

    0
    2025年09月28日

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