久坂部羊のレビュー一覧

  • 告知

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    在宅医療専門の「あすなろクリニック」の医師と看護師たちが対する患者さんたちとの短編集。
    最期は慣れ親しんだ自宅で迎えたいという末期がんや治る見込みの低い患者さんたち。
    まだ在宅医療に入って間もない三沢医師と自宅のご遺体のエンゼルケアを完璧にこなす中嶋看護師との医療側でのやり取り。
    そして、家で家族を介護する家族と医療側のやり取り。
    末期癌やアルツハイマー、精神的な病にALSの難病まで、様々な患者さんのそれぞれの思いに寄り添いながら、大変という一言ではとても片付けられない現場。
    家族との意志疎通も難しい。
    寿命が長くなった現代、在宅介護は増えるかもしれない。
    そんな未来に向けて、覚えておきたい一

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    2025年09月15日
  • 人はどう死ぬのか

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    ●科学博士の書評指数:
    楽しみ度:★☆☆☆☆
    共感度 :★★★☆☆
    学び度 :★★★★☆
    話題度 :★★★☆☆
    お薦め度:★★★☆☆

    ●概要:
    医師としての経験をもとに,死の現実を冷静かつ具体的に描いた本になります.病気・老衰・事故など多様な死の形態を紹介し,延命治療の限界や死に向き合う心構えについて述べています.日本と海外の死生観の違いや比較も交え,死を避けるのではなく受け入れることの重要性を述べております.「どう生きるか」を医療の観点から考えさせる一冊と考えます.

    ●感想:
    【1】 一番印象に残ったのが,筆者の若い時の患者に対する体験.患者を助けようと徹底的な医療を試みるのだが,無残に

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    2025年09月15日
  • 人はどう悩むのか

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    人生の中で悩み事が尽きない老年期から展開し、幼少期まで順番にライフステージにおける悩みの取り上げていく。狙いがあって章立てし、全体の文章を書いていることはわかるが、あまり効果的だとは思えなかった。
    全く考えないことは危険だが、考えすぎても悩みが増えるだけで余計に生き辛くなる。どちらにせよ過度に考えたり、行動することは良くないと感じた。

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    2025年09月11日
  • 黒医

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    この作家さんはお医者さんでもあるので、医療や医者の裏側的な事が描かれていて面白かった。
    高齢化社会や妊婦の出生前診断、不妊治療や老人の死についてなど重いテーマだけどブラックユーモアがきいていて軽いタッチで読めた!
    短編だったのでサクッと一気読みしました!

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    2025年09月07日
  • 絵馬と脅迫状

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    6篇からなる短編集。
    久しぶりの久坂部羊さんのご著書。
    今作はなぜか惹かれるものがあり手に取り読んでみた。

    「闇の論文」
    がんの診断のために行われる生検が、
    がんの転移を引き起こす可能性がある。
    その研究結果を公表すると意気込む医師。
    ただ、すんなりとことは運ばない。
    P93
    〈だれもが医療を信じている。治る患者も、
    治らない患者も、医療によって危険にさらされている患者さえも、
    みな医療という神にすがろうとしている〉

    「絵馬」
    手術前に絵馬を奉納し
    無事に手術が終わるよう祈る先輩医師。
    その行いを馬鹿にする内科医。

    医師も患者も、最後にすがるのは神なのか。

    短編集なので、サクサク読むこ

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    2025年09月05日
  • 告知

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    限りなく実話に近いフィクション。
    在宅医療をテーマとし、誰もが迎える死に本人が家族かどう向き合うか、とてもリアルに書かれている。
    この本を読んで、健康でパタリと死にたいと思った、

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    2025年09月01日
  • 第五番 無痛II

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     無痛の続編なのであるが、こちらの方が面白い。無痛はこれを書くために書いたのかもしれない。特にコロナ禍を経験したばかりなので、新しいウイルスの発生によるパンデミックという話にはリアリティを感じることができる。医学は患者のためと言いながらも金儲けのために、さまざまな病気を作り出しているという現実が薄寒い。少なくないお医者様は、病気を治すことよりも儲けることを優先して、自分では飲まない薬の投薬をしたり、自分では受けない治療行為をしてるのだろうなと思いました。

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    2025年08月29日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    小松亜由美の今宮准教授シリーズの短編が掲載されていました。相変わらずテンポ良くて楽しめました。
    七尾与史の作品はよく読んだし、ちょいちょい歯科が絡むなぁとは思っていましたが、歯科医師だったとは。

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    2025年08月27日
  • 絵馬と脅迫状

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    いずれも久坂部さんらしい、詳しい医療描写もある、6つの短編集。「悪いのはわたしか」と「絵馬」が特に面白かった。こんな恵まれすぎて、なんの才能もない庶民からは妬まれる医師もいそうだし、神仏を信じない方もいそう!
    どちらも極端な事例かもしれないけど、それはそれとして、楽しませてもらえます!

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    2025年08月26日
  • 廃用身

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    久坂部羊さんのデビュー作。
    ノンフィクションかと思うくらいの文体だった
    介護問題をテーマにしてるから、
    読んでいてなるほどなと思ってしまった

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    2025年08月24日
  • 破裂(下)

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    上下巻を一気読み。
    医療裁判をテーマにした小説。
    久坂部羊さんは、現役医師であり、リアルさがあり
    なかなか読み応えある作品でした。

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    2025年08月23日
  • 破裂(上)

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    上下巻を一気読み。
    医療裁判をテーマにした小説。
    久坂部羊さんは、現役医師であり、リアルさがあり
    なかなか読み応えある作品でした。

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    2025年08月23日
  • 死が怖い人へ

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    医者らしく、身も蓋も無い書きっぷりだけど、それがむしろ良かった。
    死ぬときはそれなりに痛い・苦しいものと知っておくと良い、とか、メメント・モリとか、これからの老後生活に大いに参考になった。

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    2025年08月17日
  • 無痛

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    医師である作者が
    身体の構造や薬理作用を含めて
    描写するのだから、リアルである。
    これまでも数冊拝読した。

    また、精神疾患者が残虐殺人を犯しても
    法の下で許されてよいのか、
    深いテーマが描かれている。

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    2025年08月15日
  • 怖い患者

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    お医者様に少~しだけ関わる仕事をしているですが、お医者様もなかなか変わった方が多い職種だと未だに思っています。
    でも、この本は完全に患者側が【怖い】の原因。
    でも、パーソナリティに問題がある人ってお医者様だけでなくて、書いてあることするよね。
    いずれも精神的なケアが必要な近くにいる人と何ら変わらなくて、より恐怖を感じる。
    作中に出てくるような人、モブ出演含めて周りに結構な人数いる気がする。
    この本の内容って、たまたま作者さんが現役の医師で患者と医者の立場であっただけ…というか、視点がお医者様だったというだけだと思って。
    言うなれば、現役美容師とか現役CAとかどこの世界にもまん延しているヒトコワ

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    2025年08月14日
  • 死が怖い人へ

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    医師である著者が死ぬことについて色々と述べられている書籍。死が怖くないという人もいるけど、その状況に置かれないと自分がどういう心境になるかはわからないな。ただ、Memento mori, carpe diemは心に残った。

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    2025年08月04日
  • 祝葬

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    代々医師の家系である土岐家は早死にの運命にある。
    その家に生まれ、自らも医師である土岐佑介は親友の手島に早死にの呪い語り、その言葉通り37才の若さで急死した。
    確かに土岐家の人たちは早くに亡くなっているが、それは本当に呪いなのか?
    医療の進歩で人の寿命も長くなり、人の健康に対する考え方も変わる。
    なかなか死ねない時代と土岐家の謎。

    2025.7.26

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    2025年07月26日
  • 絵馬と脅迫状

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    著者ならではの医学的見地を交えた短編ミステリー集。
    ブラックで、毒のある切り口。最後に衝撃的な結末を用意して、読者を楽しませる手法を取る6編が収録されている。
    だが、自分としては、がんの確定診断に使う生検ががんの転移リスクを高めるという論文を巡る話である「闇の論文」が一番興味深かった。
    この論文が世に出れば現場が大混乱するという「不都合な真実」
    これが、現実世界では、どうなのか、非常に気になった。
    他は心臓疾患に携わる医者が神頼みになるという「絵馬」、自らが解離性同一性障害に陥る精神科医を描いた「悪いのはわたしか」が面白かった。

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    2025年07月21日
  • 絵馬と脅迫状

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    医療をキーワードにしたブラックな短編集でした。
    どんでん返しのキモの部分に医療ネタが織り交ぜられてるのは新鮮な印象もありましたが、どの小編も後味が悪く(それが久坂部羊のウリではありますが)、何となくスッキリしない読書体験でした。

    著者の「ブラックさ」は、長編小説ならばこそ、その居心地の悪さと社会へのメッセージ性が溶け合って魅力になるのではないか、と思います。作品の背景や登場人物の内面を十二分に描き出すことができない短編作品では、露悪的な部分が顕著に表れているように感じられました。

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    2025年07月19日
  • 寿命が尽きる2年前

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    ただ長生きすればよいと思っていた、今までの考え方に気付きを与えられた。新しい気付きを得られたという意味では、よい?本だった。

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    2025年06月16日