久坂部羊のレビュー一覧

  • 廃用身

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    介護の実情がリアルに表記されていて、医師の視点からはケアの必要性を、マスコミの視点からは異常性を伝える。読み終わった後、虚無感とともに、物語の終わりでは無く、リアルな場として始まりを感じ、より虚無感に襲われる。臨場感としてはものすごい作品。

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    2026年06月01日
  • 廃用身

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    映画をみてから読み始めました。
    肉付けになるかと思ったのですが、うまく削ぎ落とされていて観やすかったのだと実感。

    構えていたけれども読みやすかった。
    リアリティのある仕掛けもあってか、Aケアについても考えてしまう。
    漆原の情報が多すぎてしまったので、あの遺書の悲しさが映画ほど効いてこなかったかな。
    岩上にしても、です。
    慎くんのラストがね、
    すごーーーくイヤでたまらなかった。
    現実感が強くて苦しいのかもしれませんね。

    それにしてもこれ20年前の作品ってのは驚きですね

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    2026年06月01日
  • あなたの命綱

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    がんに関する最新の検査や治療に関する情報をふんだんに盛り込んだ医療小説。

    現役医師ならではの専門知識に圧倒されるが、欲望や苦悩を持つ人間模様を織り込みながら、ミステリアスな要素も加味し、読みやすい内容になっている。

    ノンフィクション作家・中道颯子はがんの新治療をテーマに「がん患者の命綱」というタイトルで新作を出そうと取材活動を開始する。

    彼女は、その過程で、がん患者が衰弱する原因である悪液質の元になるサイトカインに着目した医療ベンチャー企業「TML」と関わりを持つことになる。

    エリート外科医の経験もある「TML」のCEO・福沢倫也は、唾液からサイトカインを簡易に測定できるキットを開発、

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    2026年05月31日
  • テロリストの処方

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    ネタバレ

    終わり方がとても良い。
    この本に「ミステリ」を期待して読んでいたので、予想を裏切るような仕掛けもなく、早い段階で言及された事をなぞるようなストーリーに、大変失礼ながら退屈すら感じながら終盤まで読み進めてしまった。
    ただ、最終章がとても好みで、まさかこの本で「倒したと思った敵の復活」という恐怖を味わえると思わなかった。

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    2026年04月27日
  • 命の横どり

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    読みながら色々考えた。
    自分なら臓器提供するしない?子どもの場合は?とか。
    結局何も答えを出せなかった…

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    2026年04月22日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    後味は果てしなく悪い物語たち。
    でも、おもしろかった。。。
    さすが、医師たち。。

    中でも、中山祐次郎さんの「泣くな研修医」シリーズは全部読んでいるせいか、いちばん展開が気になった。
    あの院長。。。。
    中山さんが書いたということは、世の中にはそんなこともあるのかもしれないが、嫌だな。。
    もし、万が一、自分が鈴だったら。。
    恐ろしいと思わざるを得ない。。

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    2026年04月12日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

    購入済み

    面白かった

    わるいのは私か。女性精神科医の深見に届いた怪文書とゆうより脅迫状。有名人は大変だ。脅迫状もそのあとも届きますが、内容が彼女のプライベートやトラウマまで知ってるようでした。身近な人物が犯人と感じた彼女は疑心暗鬼に落ちてしまう。犯人がわかったとき、タイトルの意味が分かりました。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2026年03月24日
  • 命の横どり

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    立場によって評価が分かれるかもしれない
    臓器移植について考えるきっかけにはなるかもしれない
    レシピエント側もドナー側も、納得できる事情は個々に異なるし、何とも言えないなぁ。

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    2026年03月13日
  • 生かさず、殺さず

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    元々 外科医だった三杉は、現在 認知症専門病棟の医師として働いている。
    外科医を辞めたのは過去に色々とあったからなのだが、そんな三杉に外科医時代の元同僚で、今は小説家となっている坂崎が現れる。
    坂崎は過去に小説が売れたことで、また何かしらのチャンスを狙っており、三杉に小説の協力を頼んでくる。
    しかし、坂崎は三杉の過去をネタにしようと、あれこれ脅しのようなことを仕掛けてくる。
    素直で純粋な三杉は困り果ててしまう。
    認知症患者を抱える日々も、色々と苦労が多い。
    本人への治療の理解が得られない、また家族との意志疎通や考え方の違いなどなど、問題は山積み。
    本当にそんな中で日々働いている医師や看護師の方

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    2026年03月11日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医療現場のリアルな緊張感が伝わってくる作品が多かったです。短編なので読みごたえという点ではちょっと物足りなかったですが、読んだことのない作家さんが殆どだったので読み比べて楽しめました。

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    2026年02月22日
  • 生かさず、殺さず

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    ネタバレ

    ガンや糖尿病を患い、かつ、意思決定能力や服薬管理能力などがない患者の治療に向き合う認知症専門病棟。
    凄絶で混乱を極める現場で働く主人公の医師に降りかかる危機をミステリー仕立てで描く医療小説。

    現役医師しか描けない専門的な世界と、ストーリー性に惹かれ、どんどん読み進めていけた。

    主人公・三杉洋一は都内の病院の認知症患者専用病棟の医長。元は外科医だったが、辛い経験を経て、WHOの熱帯医療研究所でハマダラ蚊の防虫対策の従事に転身、家庭の事情で帰国後、新設された現在のポストに就いた。

    治療を理解できない患者の医療行為や介護への抵抗、暴言、徘徊などが日常茶飯事の病棟で、三杉は、治療に関して様々な疑

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    2026年02月19日
  • 絵馬と脅迫状

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    う〜ん 久坂部先生の本が初めての方はこの本が最初じゃない方がいいかも

    独特の怖さがある久坂部ワールド

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    2026年02月18日
  • あなたの命綱

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    颯子の自己満足感のあまりの強さに呆れ、
    「他人が自分の選択肢を当事者に強く勧めることは適切ではない」とAIが言う事に説得力がある。
    愛美が辛い癌治療を回避してもそれは愛美の選択した事であり、颯子の異様な押し付けを快く思えない。
    医療系ノンフィクション作家という立場にありながら、客観的な視点が欠如した颯子のエゴを感じ、本人の希望を優先する榊医師の真っ当な発言に共感した。

    颯子の存在が雑音にしか読めなかったのに、彼女というキャラクターの意味が分からなかった。

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    2026年02月17日
  • 人はどう死ぬのか

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    葉隠に「武士道とは死ぬことと見つけたり」とあるように,死ぬことを考え実践することは生きることを考え実践することに通ず。自分や家族も生きているからにはいつか死ぬ当然のことを直視する。現状の死に方は病院にかかれば病院(医師)の義務としてあらゆる手段を使って「生きている状態」にしようとさせられる。それが苦痛をもたらすものでもである。心臓マッサージ,人工呼吸器,胃瘻,これらは体を傷つける。できれば,人間らしさを保ったまま,命を終えるのが望ましいと思う。いざというときには救急車を呼んでしまわないような準備が必要だ。

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    2026年02月07日
  • 絵馬と脅迫状

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    久しぶりの久坂部羊
    やはり良い作家さんですね!短編集なのでいつも読んでいる長編に比べてどうなんだろう?と思い読んでみましたが、どの作品も限られたページを存分に活かした面白い話しばかりでした。
    ふと、個人的に最近の”世にも奇妙な物語”は面白く無くなったなぁと言うのを思い出し、こんな短編を題材にドラマ化したら面白いのに!と思いました。

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    2026年02月07日
  • 廃用身

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    ネタバレ

    実写の予告で気になって、この本を手に取った。予告は不気味でホラーチックな雰囲気だったから、怖い場面がいつ来るかと警戒しながら読み進めてた。

    だけど、予想に反して前半は恐ろしさを全く感じなかった。廃用身を切り落とすと聞いて、残虐な場面や患者の悲痛な声を想像していたから驚いた。


    後半から語り手にが変わって漆原を客観的な視点でみるようになる。ここで物語の印象、すなわち漆原の印象が何度もひっくり返り始める。

    私は頭の中で漆原が本当は善人か悪人か何度も考えていた。だけど、最後まで読むとそこに答えがないことに気が付く。人間は善人と悪人の二種類に単純に分類できるものではない。

    「漆原が嗜虐的な一面

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    2026年06月25日
  • 嗤う名医

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    初めての久坂部羊さん小説で、
    想像してたものより、医療という枠の中の話ではないなと驚きました!

    予期せぬ展開、個性的すぎるキャラ、突飛な設定とオシャレさのある結末!
    短編のそれぞれで味が違うので飽きない一冊でした!✨

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    2026年01月27日
  • 人はどう悩むのか

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    ネタバレ

    老いにあらがわない。抵抗すると敵は増える一方。精神の健康を目指す。
    何事にも、良い点と悪い点がある。
    長生きも良い点ばかりではない。
    老いのマイナス面を拒否するのではなく、受け入れる。
    自ら奮起させても、いつかはできなくなる。
    周囲に迷惑をかけたくない、も欲望。それも受け入れる。
    脳卒中のリハビリは6ヶ月と決まっている。それ以上は効果がない。やるだけやったら、結果は受け入れる。
    杖、おしめ、車椅子も受け入れる。
    プライドは高齢者を苦しめる。
    配偶者に先立たれる悩み。夫婦仲がいいと残されたほうは苦しむ。愛情が冷え切っていれば悩まない。
    高齢になっても頭がしっかりしていると、体が動かなくて有り余る

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    2026年01月23日
  • 人はどう死ぬのか

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    病院側の視点で書かれているが、
    看取りにおいての儀式という名の芝居をおこなっているという点や、
    看取りを経験すると箔がつくということで、看取り経験者たちの話を指をくわえるようにして聞いていた、など、
    ちょっと不愉快になる表現があった。

    また、看取りは在宅ですべきで病院の治療は無益とあるが、
    それは急変をしていない患者の場合であって、
    現に吐血などの慌てて救急車を呼ぶような患者を受け持っていない著者が、断言すべきではないのではないかと思った。

    教科書というには少し偏ったものであり、経験をもとに語られすぎているかなと思ったが、
    医療はやりすぎると恐ろしいことになる、ということなどは勉強になった

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    2026年01月16日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    つい読みやすい短編の医療系に手が伸びてしまいました。その期待は裏切らないのですが、短編集はやはり短編集でした。それにしても、お医者さんがもっと楽な社会にはならないのでしょうか。

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    2026年01月10日