久坂部羊のレビュー一覧

  • 老乱

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    昔にお坊さんから親が亡くなってからの四十九日は自分が生まれてから49日間に世話してもらった分のお返しをして下さいと言われたことがあった。親の介護も過去に世話になったお返しをする気持ちがないとできないのかもしれない。

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    2026年08月04日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    5人の医師によるミステリー。
    それぞれ味わい深い話です。
    医者だから書けるアイデアとリアリティですね。

    ・悪いのはわたしか
    ・半夏生のトルソー
    ・クリスマスイブの死亡診断
    ・患者は二度死ぬ
    ・サイレント・ペイシェント

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    2026年08月01日
  • 命の横どり

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    何とか言うか、良い話と言うにはちょっと重い切実な小説でした。最後は当事者皆が納得行く終わり方で良かったですが、これはあくまでも小説としての話です。
    日本の臓器移植、特に心臓移植の問題を切実に訴えている作品でした。やはり日本人は、脳死を本当の死ととらえられない人種なのですね、、、
    拡張型心筋症患者さんの日本での治療をより良い物にする為に意義のある小説だと感じました。脳死の啓蒙が必要かと思います。

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    2026年07月26日
  • 寿命が尽きる2年前

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    久坂部先生の内容は一貫していてわかりやすい。
    人はいずれ死んでしまうし、無理に抗おうとすると、苦しい最期になってしまうことを、ていねいに書いてくれている。
    欧米だと、高齢になったら逆らわずに無理な医療をしないというが、日本もそうなってほしい。
    付き添いで色々なお医者さんと話すと、そういう考えでいる人たちが、一般人より多いなと感じるし、久坂部先生もそう書いている。

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    2026年07月26日
  • 命の横どり

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    臓器移植には困難だらけな世界を
    わかりやすく話にまとめている
    まぁちょっとドラマがやり過ぎるが
    実際はもっと多くのドラマがあるのだろうと
    思い考えさせられる一冊だった

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    2026年07月14日
  • 神の手(下)

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    本作は、安楽死をテーマに医療現場の葛藤や社会的な議論を描いた作品です。
    末期癌患者の苦しみと、それに向き合う医師の決断がリアルに描写され、読者として深く考えさせられました。
    特に、医療制度改革や政治的な思惑が絡み合う展開は、現代社会の複雑さを反映しています。
    医療の倫理や人間の尊厳について、改めて問いかけられる一冊でした。
    医師が決定する患者の最後手を加える行為は、「安楽死」と「殺人」の明確な境界線がまだまだ確立されていないなと思い、葉真中顕著の「ロストケア」思い出し、医師と介護士の違いは?など、職業別でもまだまだ壁があるなと考えさせられました。

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    2026年07月03日
  • 神の手(上)

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    本作は、安楽死をテーマに医療現場の葛藤や社会的な議論を描いた作品です。
    末期癌患者の苦しみと、それに向き合う医師の決断がリアルに描写され、読者として深く考えさせられました。
    特に、医療制度改革や政治的な思惑が絡み合う展開は、現代社会の複雑さを反映しています。
    医療の倫理や人間の尊厳について、改めて問いかけられる一冊でした。
    医師が決定する患者の最後手を加える行為は、「安楽死」と「殺人」の明確な境界線がまだまだ確立されていないなと思い、葉真中顕著の「ロストケア」思い出し、医師と介護士の違いは?など、職業別でもまだまだ壁があるなと考えさせられました。

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    2026年07月03日
  • 命の横どり

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    臓器移植推進活動の教科書的な一冊。
    エンタメ要素は感じられず、ドナーレシピそれぞれの気持ちの揺れ動きが書かれていた。

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    2026年06月29日
  • MR(上)

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    フィクションなので、ある程度大袈裟には書いていることは想像に難くないが、実状がこうだとしたら患者としてはたまったもんじゃない。ただ、株式会社である以上利益は上げなければで、利益と患者ファーストを天秤にかけるとなかなか難題だなと思う。下巻に向かっていく中で海外の話も出てきていたので、上巻よりスケールアップして面白くなっていることを期待する。

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    2026年06月27日
  • 命の横どり

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    ネタバレ

    うーん。移植コーディネーターの真知が
    どーにも好きになれん
    一ノ瀬先生のいいなりやし
    最初から普通そんなこと言うか?と
    思うようなことを言ってる感じも
    なんか無神経に感じたし

    かといって、レシピエントの麗も
    これまた好きになれない
    え?そこで死のうとするか?と思ったし、
    ドナーに対しての態度も腹立つし

    ドナーの奥さんの千恵さんは
    しっかりしていて
    まともだけど、看護師やから
    ここまで冷静に対応できるんやろな

    ドナーのお母さん登志子さんは
    気の毒やけど、気持ちも分かるけど…
    もうちょっと脳死について勉強してみよか?
    と思ってしまった

    麗が友達に危ない目にあわされてる時に
    真知が1人できて、それで帰れた設定
    無理ないか?
    普通一緒に拉致されるやろ

    最後も麗が違う道を見つけてなかったら
    一体どうなってたことやら…?
    無理やりうまくまとめてたよね?

    脳死や移植については
    個人的なコメントは控えます

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    2026年06月27日
  • MR(下)

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    医療の知識がほぼなくても問題なくすらすら読める。
    半沢直樹の製薬会社版って感じ。
    登場人物も覚えやすい。
    テレビドラマを見ている気分になった。

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    2026年06月24日
  • 神の手(下)

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    同じ久坂部羊さんの医療系の小説としては「廃用身」の方がおそらくぐんぐん読み進められます。尊厳死(医療としての安楽死)の話なのでもちろんこちらも内容は重たい。

    上巻まではスピード感も数々の議題が提示されていく過程には引き込まれましたが、途中から闇の組織ともいえる政治の話が中心に。特に下巻では派閥争いや暗躍者は誰か、裏切り者は誰かのパートがほとんど。医療と政治は切っても切れないことなんでしょうけど…。

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    2026年06月22日
  • 神の手(下)

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    医療倫理や安楽死を扱う医師の葛藤とか、そういった話だと思ってたけど、社会保障とか医療政策とかそっち系の話でした。期待してた方向の話ではなかったなぁ。
    とはいえこの人の作品って、専門的な話がかなり多いのに本当に読みやすい。

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    2026年06月03日
  • あなたの命綱

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    がんに関する最新の検査や治療に関する情報をふんだんに盛り込んだ医療小説。

    現役医師ならではの専門知識に圧倒されるが、欲望や苦悩を持つ人間模様を織り込みながら、ミステリアスな要素も加味し、読みやすい内容になっている。

    ノンフィクション作家・中道颯子はがんの新治療をテーマに「がん患者の命綱」というタイトルで新作を出そうと取材活動を開始する。

    彼女は、その過程で、がん患者が衰弱する原因である悪液質の元になるサイトカインに着目した医療ベンチャー企業「TML」と関わりを持つことになる。

    エリート外科医の経験もある「TML」のCEO・福沢倫也は、唾液からサイトカインを簡易に測定できるキットを開発、大々的にPRに乗り出していたが、その信憑性や社員に対するブラックさが週刊誌に取り上げられる。

    一方、颯子の年下の親友・林田愛美はステージ4の肺がんになり、抗がん剤治療の副作用による苦しさに耐えられず、AIのメンターが勧める治療法を狂信的に実行していた。
     
    がんの四大治療と言われる外科手術、抗がん剤、放射線治療、免疫療法。

    外科手術にはロボット支援手術や切除範囲を正確に決める蛍光イメージング手術、抗がん剤には分子標的薬、放射線治療には陽子線や重粒子線、そして、免疫療法には免疫チェックポイント阻害剤といった最新療法がある。

    さらに、がんゲノムファイリング検査によって、がん細胞の遺伝子変異を調べ、それに応じた薬剤を決めるオーダーメイドの治療法も出てきている。

    しかしながら、全てのがんに万能に効く治療法はなく、解明できていない要素もある。

    そんな中で、キューブラー・ロスの死の5段階「否認」→「怒り」→「取引先」→「抑うつ」→「受容」という死にゆく人の心の変遷が、林田愛美の姿を通して描かれている。

    この本の中で重要な役割を担わせているのが、颯子が頼りにする世田谷総合医療センターの腫瘍内科部長・榊。

    榊は温厚ながら、ときにべらんめえ口調が出る下町出身の医師だが、医療の限界や矛盾を率直に認めることから、颯子は逆に信頼感を覚えていた。

    そんな榊は、がんはあっても死なない状況をできるだけ長く続ける「がんとの共存」の道を信念にし、心の拠り所を失った愛美を落ち着かせる。

    全体を通して、がん治療の最前線を紹介するドキュメンタリーのような印象が強い本であるが、治療法はいずれも道半ばという印象が残った。


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    2026年05月31日
  • テロリストの処方

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    ネタバレ

    終わり方がとても良い。
    この本に「ミステリ」を期待して読んでいたので、予想を裏切るような仕掛けもなく、早い段階で言及された事をなぞるようなストーリーに、大変失礼ながら退屈すら感じながら終盤まで読み進めてしまった。
    ただ、最終章がとても好みで、まさかこの本で「倒したと思った敵の復活」という恐怖を味わえると思わなかった。

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    2026年04月27日
  • 命の横どり

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    読みながら色々考えた。
    自分なら臓器提供するしない?子どもの場合は?とか。
    結局何も答えを出せなかった…

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    2026年04月22日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    後味は果てしなく悪い物語たち。
    でも、おもしろかった。。。
    さすが、医師たち。。

    中でも、中山祐次郎さんの「泣くな研修医」シリーズは全部読んでいるせいか、いちばん展開が気になった。
    あの院長。。。。
    中山さんが書いたということは、世の中にはそんなこともあるのかもしれないが、嫌だな。。
    もし、万が一、自分が鈴だったら。。
    恐ろしいと思わざるを得ない。。

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    2026年04月12日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

    購入済み

    面白かった

    わるいのは私か。女性精神科医の深見に届いた怪文書とゆうより脅迫状。有名人は大変だ。脅迫状もそのあとも届きますが、内容が彼女のプライベートやトラウマまで知ってるようでした。身近な人物が犯人と感じた彼女は疑心暗鬼に落ちてしまう。犯人がわかったとき、タイトルの意味が分かりました。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2026年03月24日
  • 命の横どり

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    立場によって評価が分かれるかもしれない
    臓器移植について考えるきっかけにはなるかもしれない
    レシピエント側もドナー側も、納得できる事情は個々に異なるし、何とも言えないなぁ。

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    2026年03月13日
  • 生かさず、殺さず

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    元々 外科医だった三杉は、現在 認知症専門病棟の医師として働いている。
    外科医を辞めたのは過去に色々とあったからなのだが、そんな三杉に外科医時代の元同僚で、今は小説家となっている坂崎が現れる。
    坂崎は過去に小説が売れたことで、また何かしらのチャンスを狙っており、三杉に小説の協力を頼んでくる。
    しかし、坂崎は三杉の過去をネタにしようと、あれこれ脅しのようなことを仕掛けてくる。
    素直で純粋な三杉は困り果ててしまう。
    認知症患者を抱える日々も、色々と苦労が多い。
    本人への治療の理解が得られない、また家族との意志疎通や考え方の違いなどなど、問題は山積み。
    本当にそんな中で日々働いている医師や看護師の方々には頭が下がる思いである。

    2026.3.11

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    2026年03月11日