久坂部羊のレビュー一覧

  • 日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

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    「人がなぜ生まれ、どう生きるのか」という本質の問題がお座成りになっているので隔靴掻痒のきらいがあり。

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    2012年09月04日
  • 神の手(上)

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    大好きな現役医師作家である久坂部羊の作品。
    文庫化を機に上下巻を読んでみた。
    「神の手」とは、延命治療でひどい状態になりながらもなんとか生きながらえている患者に対して、医師が安楽死させる行為のこと。
    安楽死の是非を巡って、肯定派と否定派を巡る話。
    著者が現役医師なだけに、相変わらず医療業界の裏事情や延命治療を受けている患者のひどい状態の描写が生々しく描かれており、自分もどちらが良いのかを考えさせられた。
    物語の最後では、安楽死法というのが制定され、安楽死専用薬というのが開発される。近い未来でこのような時代が来るのだろうか。
    この本を読んで、自分の知らないところではいろいろな問題があることを思い

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    2012年08月25日
  • 神の手(上)

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    長い!そして難しい!
    読み慣れないジャンルだったから読むのに時間がかかって仕方なかった。
    「無痛」がすごく面白かったから読んでみたんだけど、医療モノは気合い入れて読まないとダメね。
    登場人物が多いのも面倒くせーってなってしまった…

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    2012年08月02日
  • 破裂(下)

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    すごくビックリした事があったんですが・・・・
    ネタバレだろうと思うのですが、内容紹介に出ちゃってるので書きます。

    ジャーナリスト松野さん死んじゃうの?( ̄□ ̄;)
    主役級の人物死す・・・・
    とりあえずそこが一番衝撃でした。

    高齢化社会への問題提起と「プロジェクト天寿」計画。
    テーマはとっても良いと思ったんですが、結局どうなの?って感じで終わってしまったのが残念でした。
    これだけ問題提起したのだから、最後何らかの結論が欲しかったです~。

    医療ミス、報道、高齢化問題、安楽死問題など興味深いテーマが山盛りなのですが、山盛りすぎたのでしょうか。。。
    ラストがあっけないと言うか何と言うか。
    あと、

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    2012年08月01日
  • 破裂(上)

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    久坂部羊さんは、「廃用身」「無痛」と読みましたが、どちらも面白かったです。
    特に「廃用身」は衝撃的でした。
    今回も「廃用身」のテーマに通じるものがあります。

    高齢化社会において、医療の発達によって「生かされている」老人達は果たして幸せなのか?チューブに繋がれてただ延命するのみならば、ポックリ死出来た方が本人にとっても家族にとってもいいのではないか?

    そう考える厚労省の佐久間のストーリーと、父は医療ミスによって死んだと訴える枝利子のストーリー、で展開していきます。

    佐久間が取り入れようとしている治療法について、そんなのダメでしょと思いつつ、でもそれって実はいいのかもしれないと段々佐久間の説

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    2012年08月01日
  • 神の手(上)

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    久坂部 羊 の新刊がやっと出た!と思って、喜んだのだけど・・・。
    テーマ自体はすっごくオモシロかったのに、話の運びがイマイチ・・・。
    ちょっぴり残念な感じでした。 でもやっぱりまた久坂部 羊の新刊が出たら読んじゃうんだろうなー。

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    2012年07月11日
  • 神の手(上)

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    ネタバレ

    安楽死の是非というのは古今東西、恐らく半永久的に答えはでないと思っています。徐々に加速する、賛成派VS反対派。そこに当事者たる患者やその家族はいません。論争を大きく起こすきっかけとなった医師と患者との最後の場面。人の生死はとても厳かです。共に安楽死に賛成した、というより積極的に医師へ依頼すらしていた付き添いの家族が、時間とともに大切な人を死なせた(安楽死)憎い医師、と感情が大きく揺れ動き、医師を追いつめる姿は、理解し難いものであった。しかし、大切な人を積極的に死なせた、という罪悪感は時が経つ程、徐々に自分を責め立てていくものなのかもしれない。
    生死を論争の道具にしか思わない、鬼と化した人々が登

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    2012年05月30日
  • 神の手(上)

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    なんとなんと!
    下巻に続く!気になるわ

    途中がなんかつまらんかったな。
    出たしと後半は、はらはらわくわく。

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    2012年05月28日
  • 大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す

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    理想主義が日本の医療全体を破綻に向かわせた
    制度が崩壊し問題点もわかってきたのだから、そろそろ、それらを織り込んだ次の制度が出てきてもよいのでは。

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    2012年06月02日
  • 破裂(上)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    過失による患者の死に平然とする医師たちに怒りがたぎる元新聞記者・松野。心臓外科教授の椅子だけを目指すエリート助教授・香村。「手術の失敗で父は死んだ」と香村を訴える美貌の人妻・枝利子。医療の国家統制を目論む“厚労省のマキャベリ”佐久間。医療過誤を内部告発する若き麻酔科医・江崎。五人の運命が今、劇的にからみ転がり始めた。

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    2012年03月29日
  • 破裂(下)

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    ネタバレ

    本屋でなんとなく目に付いた久坂部 羊氏の「破裂」を読みました。
    日本の長寿問題をクセのある登場人物を通して物語で描いています。
    医療ミス、安楽死問題、官僚、報道、高齢化問題など多くの要素が含まれています。
    はじめは一体どうなっていくのかと思いましたが、最後はすっきりとおさまりました。
    久坂部氏は現役の医師で 他にも2作品が発売されているようです。
    順番に読んでいきたいと思います。

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    2011年10月04日
  • 破裂(上)

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    ネタバレ

    本屋でなんとなく目に付いた久坂部 羊氏の「破裂」を読みました。
    日本の長寿問題をクセのある登場人物を通して物語で描いています。
    医療ミス、安楽死問題、官僚、報道、高齢化問題など多くの要素が含まれています。
    はじめは一体どうなっていくのかと思いましたが、最後はすっきりとおさまりました。
    久坂部氏は現役の医師で 他にも2作品が発売されているようです。
    順番に読んでいきたいと思います。

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    2011年10月04日
  • 破裂(下)

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    ネタバレ

    やっぱり落ち着かない感じはある。

    が、ピンピンコロリ、安楽死、快楽死。実に考え込んでしまう内容。
    一応の敵役がみな再起不能になるラストはいまいちスッキリしない感じ。

    が、それもこのテーマだからこそ、勧善懲悪にしないところが奥深い、のか…

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    2011年06月26日
  • 破裂(上)

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    面白い、のだが…
    メインの登場人物の心情が工作して、読んでいて落ち着かない感じ。
    章ごとにかき分けてしまったほうが好みだな。

    だが話は大変面白い。早く下巻を!

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    2011年06月26日
  • 大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す

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    入院したときに隣りのベッドにいた患者さんが家族との会話の中で「大丈夫、先生に心付け渡しておいたから」と言っているのを聞いてすごく嫌な気持ちになったんだけれど、これを読み終わってみると、あれはあながち賄賂でもなくて、国家公務員一種職の天下り退職金みたいなものなのかな…と思った。私は大学病院に過剰な期待はしていない。あんなに大きくて患者が多いのだからベルトコンベアになっても仕方ないと思う。あとは先生との相性。

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    2011年03月17日
  • 破裂(下)

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    登場人物&専門用語が多すぎてごちゃごちゃしてた…
    医者が書いたんだなぁという感じ。
    でも説得力のある問題提起だとも感じる…

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    2011年01月08日
  • 日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

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     ずいぶん前に読んだんだけど、何となく内容を思い出してしまい、つい読み返してみる。長生き(し過ぎること)をリスクとして捉え、けして後ろ向きではなく、あくまで前向きに生きていくための方法が書かれていて、なんだか納得してしまう。人生を逆算して考え、今をどう生きればいいか…。サブタイトルがなんだか妙にしっくりきます。

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    2009年12月10日
  • 破裂(下)

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    枝利子の裁判は、病院内外の圧力で難航する。
    その裏で厚労省の佐久間が香村助教授に接触を始めた。
    それが国家権力による高齢者抹殺計画=「プロジェクト天寿」だと
    見抜いたジャーナリストの松野は、発表する矢先、何者かに殺される…。
    裁判の結末は?権力に翻弄される江崎の運命は?
    そしてプロジェクトの行方は?医療ミステリの傑作。

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    2009年10月04日
  • 破裂(上)

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    過失による患者の死に平然とする医師たちに怒りがたぎる元新聞記者・松野。
    心臓外科教授の椅子だけを目指すエリート助教授・香村。
    「手術の失敗で父は死んだ」と香村を訴える美貌の人妻・枝利子。
    医療の国家統制を目論む“厚労省のマキャベリ”佐久間。
    医療過誤を内部告発する若き麻酔科医・江崎。
    五人の運命が今、劇的にからみ転がり始めた。

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    2009年10月04日
  • 日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

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    怖さと荘厳さを兼備した鮮烈なタイトルだと思います。新書でこの内容が読めるのはありがたい。
    この副題の問いについてはつねに自問していく必要がある気がします。

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    2009年10月04日