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21歳の末期がん患者・古林章太郎の激痛を取り除くため外科医の白川は最後の手段として安楽死を選んだ。だが章太郎の母・康代はそれを告発した。殺人か過失致死か。状況は限りなく不利だったが謎の圧力で白川は不起訴に。背後に蠢く安楽死法制定の画策と世論誘導。マスコミを使って阻止を図る康代。白川は困惑しつつも激流に呑み込まれていく。
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「神の手」
2019年6月23日~ WOWOWプライム 出演:椎名桔平、杉本哲太、鈴木砂羽
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
医療者ですが、久坂部先生の小説は細かいところがリアルでよく読んでいます 安楽死を巡るジャーナリストの思惑や賛成派・反対派の対立、政治との癒着が生々しくて、フィクションだと思えない展開に引き込まれました 下巻も楽しみです
2015/10/29-16/05/11 読み手を裏切らない。痛快だ。ただ、入院中はリアルすぎて読み進めなかった。
いつもながら複雑な気分にさせてくれる。 安楽死推進派と安楽死阻止派の手練手管の交渉。 『廃用身』の時もそうだったが「回復の見込みのない」状況にあるものをどう扱うべきか?可能性がゼロでなければ救う必要があるのでは?と言いつつも医学的見地から様々な見解が出るのは当然で(例えば内科医の見解と外科医の見解)...続きを読む白黒ハッキリ出来ないのが症例の殆どであろう。勢い、責任回避の為に延命治療するのが不正解にならない選択、ということになるのだろうが、、、 推進派の方が積極的に未来を選択し切り開こうとしているように思う。
21歳の末期ガン患者、古林章太郎の激痛を取り除くため、外科医の白川は安楽死を選んだ。 章太郎を看ていたのは、叔母の晶子だったが、晶子の精神も章太郎が激痛に喘ぐ姿を見るにつけ限界を迎えていた。 安楽死の選択は晶子も同意の上だった。 しかし、章太郎の母の康代はエッセイストでもあり、日々忙しく、章太郎の見...続きを読む舞いはおろか、白川の大事な話があるということにすら姿を現さなかったのに、安楽死をさせられたと騒ぎ始める。 そこから、安楽死法の推進派と反対派の対立が浮き彫りとなり、白川はその象徴とされながらも、自分の気持ちがわからないという複雑な心境のまま呑み込まれていく。 2025.2.20
長かったけど、退屈せず読み終えられた! 「安楽死が必要とされる人=高齢者と思われがちだが、実際過酷な延命治療で苦しむのは高齢者より若者(体に蘇生力が備わっているから身体は苦しんでいるのにいつまでも死ねない)」っていうのは目から鱗。 「安楽死」は度々話題になってると思うけど、法制化にはまだまだ遠いん...続きを読むだろうなーと。法制化することは「死生観」にも影響を与えてくると思うから、慎重にならんといけんってこと。
21歳の末期癌患者の激痛を取り除くために外科医の白川は最後の手段として安楽死を選んだ。だがその母親は医師を告発した。背後に蠢く安楽死推進派と反対派。悪い人間やマスコミのドロドロが随所に。やや2派の争いは読みにくいが、さすが久坂部先生。後半が楽しみです。
興味深いテーマにグイグイ惹き込まれた。 いろんな人のいろんな思惑があって、、翻弄される白川先生がちょっと心配。。
「神の手(上)」(久坂部 羊)[電子書籍版]を読んだ。久坂部羊さんは初めてだな。結構引き込まれてしまった。さっそく(下)に進みます。
常に患者を最優先することを心がけている主人公の医師。 そして、末期がんの患者に真摯な対処をしたにもかかわらず、その賛否をめぐり否応なく安楽死の論争に巻き込まれてゆく。 患者の母親を中心とした執拗に安楽死を認めない勢力に対し、安楽死法の成立を画策推進する勢力。 その後ろ盾となる政治家が、「センセイ」と...続きを読む呼ぶ人物は誰なのか。推進勢力には何やら不穏な思惑がありそうで、ミステリアスな展開が続く。 また、著者の作品の数々は、医療情報小説としても読むことができる。 例えば、「医師会がこだわり続ける出来高払い制度では、・・・出来の悪い医者ほどもうかる仕組み・・・」とか。 現役医師の著者ならではの著述が続き、楽しめる。
上下巻まとめて。 医療の進歩と生命倫理というものは、必ずどこかのラインでせめぎ合う、背反する価値観のようなものだが、その葛藤を象徴する最たる具体例ともいえる、"安楽死"をテーマに据えた本書は、まさしく普遍性を持って老若男女遍く人々に訴えかけ得る。 老人の終末期においては容易に想...続きを読む像がつくが、実は患者が若くても、その若さゆえに安楽死が求められる状況がある、という説明に関しては驚いたし、医療従事者にしか書けない描写の一端として強く印象に残った。 小説技巧としては、神業のように卓越している、というわけではないけれど、一本調子ながら、根っこのストーリーが充分に面白いので、グイグイと先を読ませる。 "センセイ"の正体を始め、ミステリーとしてもちゃんと成立していると思う。 ただ、ちょっといろいろな要素を詰め込み過ぎていた嫌いはあったかもしれない。
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