久坂部羊のレビュー一覧

  • 神の手(上)

    Posted by ブクログ

    医療訴訟の話ですかね。
    まだ途中なのですが、、けっこう強引な描き方をしている部分もあるのかなとは思いますが、趣旨はわかります。
    ただ、読んでてしんどい(笑)
    少しずつ読み進めています。
    人権・尊厳死、、、ホスピスなど、、、医療の現場にまつわることについてはいろいろ整えられてきているのかもしれませんが、実際に病気や死を目前にした本人や家族が、その選択肢について、知らなすぎる気がします。
    現在、上巻の半分手前くらいですが、ゆっくり読み進めていきます~

    0
    2020年09月30日
  • 嗤う名医

    Posted by ブクログ

    6つの短編の中では【シリコン】が1番面白かった。
    【至高の名医】もよかった。
    【名医の微笑】はちょっと苦手。

    いずれも、お医者さんって、色んな人(患者)を相手にして、ストレスの溜まる職業なんだなぁと思う。

    0
    2020年09月29日
  • カネと共に去りぬ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    芥川の小説を再構成した医療エンターテイメントに続く、名作のパロディー医療エンタメ(解説者によると正確にはパスティーシュというそうだ)。
    名作をちょっとひねった題名にシニカルさを、その内容にブラックさを味わうことができる。原作をしっかり読み込んで理解したうえでないと、このような作品は書けないのでは。
    その一編『アルジャーノンにギロチンを』は、日記形式で構成されている。高慢な医者すぁる主人公は、認知症を恐れ、日記をつけているが、その進行と共に徐々に文章が乱れてくる。
    既視感があると思ったら、著者の『老乱』でも、主人公にあたる老人の日記で、認知症の進行具合が迫力満点に描かれていた。
    いずれも、現役の

    0
    2020年09月07日
  • カネと共に去りぬ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    医呆人/地下室のカルテ/予告された安楽死の記録/アルジャーノンにギロチンを/吾輩はイヌである/変心/カネと共に去りぬ

    どこかで聞いたような題名ばかり。こうもブラックな話に利用できるとは、きっと凄いんだろう。心身の健康への気になり具合が大きい時に読むのはちょっと辛かった。元気でないと読めないかも

    0
    2020年08月09日
  • カネと共に去りぬ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久坂部羊『カネと共に去りぬ』新潮文庫。

    世界文学のパスティーシュ医療ブラックユーモア短編集。世界の名作小説を連想させるようなタイトルの『医呆人』『地下室のカルテ』『予告された安楽死の記録』『アルジャーノンにギロチンを』『吾輩はイヌである』『変心』『カネと共に去りぬ』の7編を収録。

    最近の久坂部羊の作品はシリアス路線ではなく、ブラックユーモア路線の作品が目立つ。本作に収録されたいずれの短編もブラックでユーモラスな一面を持つのだが、シリアス路線の方が好きだな。

    『医呆人』。アルベール・カミュの『異邦人』のパスティーシュ。村壮はムルソーのパロディだし、基本的なプロットも元ネタのパロディだ。主人

    0
    2020年08月05日
  • 嗤う名医

    Posted by ブクログ

    久坂部さんの作品は、医者も人間なんだなーと感じさせられる。そして病気と患者と医者同士の確執とかストレス多そう。

    個人的に好きなのは「シリコン」。美容整形に失敗した運のない女子が、これからの人生に希望を見出す、光のある感じが良かった。

    0
    2019年10月12日
  • 院長選挙

    Posted by ブクログ

    国立大学の最高峰、天都大医学部の病院長・宇津々が謎の死を遂げた。自殺・謀殺説が囁かれる中、近く病院内で行われる新院長選挙。候補者は4教授。心臓至上主義の内科・徳富、内科嫌いの外科・大小路、収益の4割を稼ぐ眼科・百目鬼、改革派の整形外科・鴨下。誰が院長の座に?選挙運動真っ盛り、院長の死に疑問を持った警察が動き出した…。超エリート大学病院の医師たちの、序列と差別、傲慢と卑屈だけを描いた抱腹絶倒の医療小説!

    0
    2022年03月15日
  • 院長選挙

    Posted by ブクログ

    不真面目なほうの久坂部さん(笑)。真面目に書いているとはとても思えないほどふざけています。登場する医師の名前はほとんどが誰かをパロったもの。章のタイトルが『面白い巨塔』だったりして、吉本興業ばり。フィクションのふりをした暴露本なのかもしれません。どの医師も自分の専門こそいちばん偉いと思っていて、内心はお互いを蔑み合っているなんて。信頼できる医師はここには誰もいないし、誰が院長になっても困りもの。腕の悪い人格者より腕の良いゲス野郎が選ばれるってねぇ、でもまぁそういうことになっちゃうか。

    0
    2019年08月30日
  • 告知

    Posted by ブクログ

    在宅医療という知らない世界の話。
    終末期医療の本人と家族の辛さが描かれており、読んでいて悲しくなる。
    事実、このようなことが日本のいたるところで起こっていると思う。
    感動する話もまるが、ただ辛い話もあり、読後感がスッキリしませんでした。

    0
    2019年08月26日
  • 思い通りの死に方

    Posted by ブクログ

    長生きは素晴らしいこと、というマスコミの報道に疑問を呈する内容。不健康な状態で長生きすることにいいことはないらしい。

    0
    2019年08月12日
  • 破裂(下)

    Posted by ブクログ

    白い巨塔をテレビで見てから思わず読んでしまった。
    スピーディな展開、ドラマ化にはぴったり。
    少し現実味がないかな。
    でも、ハラハラドキドキ面白い、イッキ読み。

    0
    2019年06月19日
  • 破裂(下)

    Posted by ブクログ

    3月-5。3.0点。
    下巻。厚労省エリートの画策、主人公の麻酔科医にも誘いの手が。

    主人公のキャラクターが薄かったかな。イマイチ感情移入できず。

    0
    2019年03月15日
  • 破裂(上)

    Posted by ブクログ

    3月-4。3.0点。
    主人公の麻酔科医、患者を死なせた症例をマスコミと組んで調査。
    一方、心臓手術時に針を忘れたため、死亡した娘が医療裁判の動きを。

    少しテーマを盛り込みすぎの感じが。下巻でどうやって納めるのか、楽しみ。

    0
    2019年03月08日
  • 大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す

    Posted by ブクログ

    センセーショナルなタイトルからすると、大学病院は無理な人体実験を繰り返したり、研修医や医学部の学生の練習の場であり、それを告発する内容かと思いきや、全く逆で、大学病院は信頼に足り、また事件や事故のたびに、マスコミの批判や理想論に対応したこれまでの改革が、旧制度の医局を喪失したりして、それらが日本の医療の崩壊に向かっているという憂国(憂医療?)の書である。

    医局の件については特に力点を置いている。
    (注)医局とは医師・歯科医師の執務室、控室のことを指す。ここから転じて、大学医学部・歯学部の附属病院での診療科ごとの、教授を頂点とした人事組織のことを医局と呼ぶ。

    「旧弊な医局制度が破綻し、医師は

    0
    2018年12月19日
  • 告知

    Posted by ブクログ

    久坂部羊『告知』幻冬舎文庫。

    在宅医療連作短編集。『綿をつめる』『罪滅ぼし』『告知』『アロエのチカラ』『いつか、あなたも』『セカンド・ベスト』の6編を収録。

    久坂部羊の作品の中では低ランク。医療現場の描写にはリアリティがあるものの、ただそれだけで、ストーリーが無い。好きな作家の久し振りの作品だけに非常に残念。

    あすなろクリニックで在宅医療に関わる医師と看護師を主人公に患者の死の現場と遺族の人間模様を描く。

    0
    2018年10月16日
  • 神の手(下)

    Posted by ブクログ

    「神の手(下)」(久坂部 羊)[電子書籍版]を読んだ。あまりに安易に関係者が死んでしまうのが興醒めかな。で、結局のところなんとなくうやむやのまま終わってしまったよ。

    0
    2018年07月05日
  • 芥川症

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    芥川龍之介の作品にインスピレーションを得て、医師らしい皮肉とユーモア、そして毒を一盛りした短編集。医師目線が効いている。

    0
    2018年06月30日
  • 芥川症

    Posted by ブクログ

    芥川龍之介が、いかに優れた小説家であったとはいえ
    残されたのは基本的に小粒な作品ばかりだった
    だから、そのスキャンダラスな死への憧憬を抜きにしては
    こうも長年読み継がれる存在となりえたものか
    少々疑わしいと思われる向きも、けっこう多いと思う
    半ばは真だ
    しかし、芥川の凄まじさは
    その死に至る準備段階からの副産物として
    「歯車」などの壮絶な晩作を次々と生み出してきたところにあるのだ
    自らの意志により死を捉えた人の明晰さ、というある種のロマンを
    芥川は、いちはやく体現してみせたのだ
    …とはいえ、むしろ本人としては
    「阿呆」と呼ばれて笑われることを望んだのかもしれないけれど

    久坂部羊の「芥川症」は

    0
    2018年06月22日
  • 破裂(下)

    Posted by ブクログ

    枝利子の裁判は、病院内外の圧力で難航する。その裏で厚労省の佐久間が香村助教授に接触を始めた。それが国家権力による高齢者抹殺計画=「プロジェクト天寿」だと見抜いたジャーナリストの松野は、発表する矢先、何者かに殺される…。裁判の結末は?権力に翻弄される江崎の運命は?そしてプロジェクトの行方は?

    0
    2018年06月13日
  • 嗤う名医

    Posted by ブクログ

    脊柱管狭窄症で尿道に管を入れられ自宅で寝たきりの状態を強いられている男性は、嫁に浣腸を頼むのが憂鬱だ。あげくに嫁は看護婦や医師にわたしが痴呆だと嘘をついて嫌がらせをしている。きっと施設送りにしようと企んでいるに違いない。そんなことはさせないと叫ぶがー「寝たきりの殺意」。豊胸手術に失敗した運の悪い女を描いた「シリコン」他。

    0
    2018年05月27日