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何歳まで生きれば“ほどほどに”生きたことになるのか? 長寿をもてはやし抗加齢に踊る一方で、日本人は平均で男6.1年、女7.6年間の寝たきり生活を送る。多くの人にとって長生きは苦しい。人の寿命は不公平である。だが「寿命を大切に生きる」ことは単なる長寿とはちがうはずだ。どうすれば満足な死を得られるか。元気なうちにさがしておく「死ぬのにうってつけの時」とは何か。数々の老人の死を看取ってきた現役医師による“死に時”のすすめ。
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Posted by ブクログ
医者は消極的にでも安楽死に手を染めることができない、というのはどうかなと思う。入院してしまうと自然死できなくなるなんて。
日本人の平均寿命が世界第一位であることは有名ですが、平均で男性は六年、女性は七年、最後は要介護状態になるという数字が出ているそうです。私の父方の祖母もパーキンソン病を何年も患い、胃ろうでした。最後の数年は精神的にも不安定だったことが母の日記から読み取れます。死ぬ時期や死ぬ要因は自分で選べないことがほ...続きを読むとんどだと思いますが、延命治療は残される人たちの思いのために施されるべきではない、という一文を憶えておこうと思いました。
人の、少なくとも俺の生き方にまで影響しそうな本。残されたリソース(金、時間)をどう使っていくか。死ぬ事、老いる事を避けるより、日々を大事に生きていこう。ジタバタするなよ!
長生きはそんなにいいことばかりじゃないよと、悲惨な事例や老人の嘆きがこれでもかというほど紹介される。著者は、老人医療に携わる現役の医師だ。医者の口から、「医療によって無理矢理生かされることは、本人のためにならない」という言葉が聞かれようとは。 アンチエイジングや「スーパー老人」報道に批判的なことな...続きを読むど、著者は現代の欲望肯定主義や、若さを追い求める風潮に違和感を持っている。医師として多くの老人、多くの死を看てきたことも大きいだろうが、同時に、父親が仏教や道教に造詣が深いことや本書でも兼好や良寛を引いていることからして、著者自身が東洋的な死生観に共感を持つ素地があるんだろうという気もする。その意味で、少なくとも我が日本では、本書のような考え方が庶民の間に復活することは、存外たやすいのではあるまいか。 医師の中で著者のような考え方を持つ者がどれくらいの割合でいるのかは、知らない。だがゆくゆくは多数派になるんじゃないか。そうなってほしい。著者のような医師となら、治療方針についてスムーズに相互理解が図れる気がする。自分の「死に時」を看てもらいたいと思うのだ。
同感。最近はなかなか簡単に死ねない。 医者は病気を治療することに一生懸命になりすぎて「死」に対しては考えられてこなかった。 PPKがいかに難しいことか思い知らされる。 本人の意思ではなく周りの自己満足で無駄な引き伸ばしをされるほど辛いものはない。 末期になるまで症状がなく手遅れでパッと逝きたい。
久しぶりの久坂部羊さんです。2003年「廃用身」でデビューされたお医者さん。衝撃でした!今回は「日本人の死に時」(そんなに長生きしたいですか)2007.1発行です。タイトルは過激ですが、いつもながらの歯に衣着せぬ書き方に誠実さと読者(患者)への思いやりを感じます!いきなり、初体験の長生きは苦しいらし...続きを読むい から始まります(^-^)老眼、ハゲ、白髪、しわ、シミ、入れ歯、口が臭い、耳が遠い、腰が曲がる、もの忘れはまだ序の口、排泄機能の低下、筋力の低下(何もできなくなる)、不眠(眠るにも体力がいる)等と。(続)
当たり前のことがセンセーショナルになる瞬間。 これを読んで、認知症である祖父の世話をしている知人が神に思えた。一瞬。
高齢の母がコロナに罹って入院し、医師から万が一の時に延命治療を望むかと聞かれた。3年前に脳梗塞を患い、左手足が不自由ではあるが、週3回のリハビリには通っているし、ヘルパーさんの助けを借りながらも1人暮らしができていた。「私は100歳まで生きる」と日頃から話す母だったので、母と万が一のことなど話したこ...続きを読むともない。とはいえ、いずれ確実にその日は訪れる。 老い、その先の死についてさまざまな事例を示してくれた。死に時を自分で決めて、悔いのないように生きるという考え方は参考にしたい。
この手の本は初めて手に取る。知識ゼロ状態で読むには、ちょうどいい本だった。 ・死生観は、これまでは先に持つことで今を一生懸命生きれるという使い方だったが、本当の言葉そのままに「どのように死ぬか」という視点でも押さえておくべきだなと思った。いわゆる終活。 ・なるべく長く生きたいと思っていたが、健康寿...続きを読む命を長くしたい、ということなんだな、と自己理解が高まった。ある意味甘かったなあ。 --- ・長寿は反対、天寿なら良い。健康寿命までを人生と捉えてそれまでにやりたいことはやっておけ、それ以降は抗わず死んでいけ。という論。 ・なぜならただ生き延びるだけの生き方は、本当に悲惨だから。精神的、体力的、社会的に、辛いよ。という見地から。看取りをやってきた医者からの提言。
私はそんなに生きたくないです。 だから書いてある内容には大賛成で、 その時が来たら無理に延命する必要はないと思っている。 こういう本って基本的に 「生きられる限り何をしても生きる」って思っている人は 手に取らないんじゃないかね。 そもそも、寝たきりになっても管がいっぱいつけられても ...続きを読む できる限り生きるっていう“問題”を作り出すのは 無理して生きる必要がないと思う人間の意識であって・・・ 難しいね。で片付けちゃいけないけど、 とりあえず、難しいね。ということでまとめます。
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日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか
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