久坂部羊のレビュー一覧

  • 黒医

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    初めて読んだ気がしないと思ったら、‹反社会品›の文庫本だった
    名前変えて文庫本にするの、知らなかった
    でもやっぱり読んでしまった【のぞき穴】は私の地元の海岸のことだったので、題材にされて嬉しいような悲しいような…
    いろいろブラックすぎて二度よみでも満足しました!

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    2022年04月24日
  • 介護士K

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    綺麗事ばっかりいってられない介護現場の現実が見える作品だった。
    いつか自分も介護される立場になるなんて想像もつかないけど、できていたことが自分でできなくなる怖さを感じる。日本では安楽死は認められてないけど、自分が寝たきりになったときに、果たして生きがいを見つけられるのか…

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    2022年04月18日
  • 介護士K

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    老後と長生きと介護。
    山積みの問題が目の前に晒された。
    自分の親の介護や施設の問題。自分の決定で変わる親の老後。
    私たちも子供の決定で変わる。
    介護とはする側の危険な快感と書いてあった、確かに否めない。
    親のいる人、老人になる人はこの作品を読むと読後に何かが変わるかも。

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    2022年04月04日
  • 祝葬

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    代々若くして死を迎える医師の家系土岐一族。

    祝葬・真令子・ミンナ死ヌノダ・希望の御旗・忌寿

    の5つの短編集のように描いているが、4番目までは土岐一族の一人ずつが主人公で、死までの物語となっている。長編好きの自分には、気持ちよく入り込めないばらばらな世界だった。

    希望の御旗は、この作者の『悪医』にもあるように、ガン治療(根治を目指す治療と、治療によって命を縮める矛盾)の難しさを改めて感じる。

    最後の話、忌寿で、西暦2068年の世界にとんで、一つの大きな物語として納得できる気がした。
    病の診療、死、寿命、長生き、それらを考えさせるこの作者らしい作品。

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    2022年03月27日
  • 嗤う名医

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    読書録「嗤う名医」4

    著者 久坂部羊
    出版 集英社文庫

    p259より引用
    “「ほんとうさ。疋田教授は学会の基準地決
    定に影響力があるだろ。彼の一声で中性脂肪
    の基準値が一〇ミリグラム下がれば、薬の売
    り上げが億単位で伸びるんだ。だから、製薬
    会社からな」”

    目次より抜粋引用
    “寝たきりの殺意
     シリコン
     至高の名医
     愛ドクロ
     名医の微笑”

     医療や病院界隈で起こる事件を描く、短編
    小説集。全六編。同社刊行作文庫版。
     不便な体でありながらも、日課の運動をこなす男性。努力しても動かない下半身とあまり関係の良くない息子の嫁とのやり取りにいら立つが…。(寝たきりの殺意)

     上記の引用

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    2022年03月10日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    久坂部氏の一貫した人間の尊厳を問う作品群は、どれも一読に値するものだが、これも終盤までは家族やDVの問題、行き過ぎた正義と傍観する偽善等を絡めて、深く読ませる内容で感じ入ったが、この終わり方のモヤモヤは本作を台無しにしている。別に答えのある問題ではないので明確なハッピーエンドもバッドエンドも期待するものではないが、それにしてもこのミステリータッチの終わり方は無いだろう。で評価3。

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    2022年02月04日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    もうひと展開あるのかなと思っていたら、終わってしまったよ。ミステリーなのか、生死感を突き詰めた深淵なテーマなのか、モヤモヤ感だけが残った。「ラベルを貼った瞬間から人はそういう目でしか見なくなる」

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    2022年01月07日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    ネタバレ

    2021/12/26予約 5

    R.I.P
    Rest In Peace
    安らかに眠れ

    同じ年に産まれた兄二人を持つ、薫子は下の兄、村瀬真也が嘱託殺人で捕まり、とうてい本当の話とは信じられなかった。できることをするべき、とかつて診てくれていた心療内科のドクターにアドバイスされ、自力で動き始める。


    母が病院に行くことを拒否する時、無理に治療を受けさせるのが親孝行ではない。本人が望むことをさせるのが、親孝行。世間一般で良しとされても、母が嫌がることはしたくなかった。

    自殺を否定するわけではなく、自殺をすることの全否定を否定したかった。本当の思いやりとは?

    生きるのが辛い人に行う殺人は、競走

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    2022年01月29日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    SNSで接触してきた3人の自殺志願者を殺害した容疑で逮捕・起訴された次兄についての妹の手記という形で語られる。特に争うことも、否認することもなく裁判は進む。本作は現実でも繰り返し起きている自殺志願者への幇助や嘱託殺人をテーマにした作品だと思う。とても重いテーマで一概に否定も肯定もできないが、安楽死が認められていないこの国ではやむを得ないことのような気もする。後半からラストへは駆け足すぎて、消化不良の印象が残った。

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    2021年12月13日
  • 無痛

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    一切同情の余地のない、悪意に満ちて破綻した悪役を中心にして物語を進めることは、確かにラクではあると思うが、同時に怠惰である。

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    2021年10月17日
  • 無痛

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    そういえば、これも過去に読んでいた。
    医療系ミステリー。
    ちょいグロい。
    よくは覚えていない。

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    2021年09月23日
  • 院長選挙

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    面白かったけど、悪口のオンパレードにちょっと疲れた。。
    大学病院の先生って、ほんとにこんな感じなの?!
    まじで知りたい笑笑笑

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    2021年09月18日
  • 無痛

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    ネタバレ

    医療系ミステリー。600ページ以上の長編でグロい場面もあるが、話がどんどん進んでいくので、すぐ読めた。読後の印象は「キャラクターが白黒はっきりしすぎ」ていることと「不快」。

    結末が中途半端だと思ったら、続編があるらしい。以下、気になった点は、続編で回収されるのか?

    ・海外に逃亡した白神とサトミはその後どうなったのか?
    ・白神がサトミを治療して一緒にいる動機は?イバラと同様、サトミを殺人者に仕立てるつもりなのか?
    ・白神の「臓器に興奮する感覚」は、その後どうなったのか?
    ・熱田はどうなったのか?
    ・逃亡したイバラはその後どうなったのか?

    気になるが、続編は読むかどうかわからない。

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    2021年08月31日
  • カネと共に去りぬ(新潮文庫)

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    ブラックユーモアの短編集だが、有りそうに話にちょっと笑えない。医者も患者も同じ人間でお互いの誠実さ、優しさには過度の期待はないなぁと感じる内容。

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    2021年08月22日
  • 神の手(下)

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    安楽死という取り上げたテーマは興味深く、特に作者が医師なのでリアリティーもあり、考えさせられる内容だった。がただ、非現実的な事もあり(カリスマ指導者のような人が出て来たり)それが水を差したような。

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    2021年06月10日
  • 祝葬

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    信州にある大病院経営の土岐一族は、代々医者の家系であるが、その大半が早死にしている。この一族の4代に渡る物語。正直最終章までは、もう投げ出そうかと思っておりましたが、最終章はだいぶ未来の話になり、超高齢化社会を映し出す。それまでの章はこの最終章への前振りにも思える。
    一貫として「長生きすることは幸福なのか」というテーマで一冊の本を書き上げているところも素晴らしい。

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    2021年05月28日
  • 無痛

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    ネタバレ

    刑法39条の本筋がヘビー
    イバラは、痛みが知りたいのかと思ってたけど手術ごっこがしたいの、?

    「見ただけで病気や犯罪が見える」というのがスピリチュアルでなく根拠があってすごく興味深かった。

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    2021年05月22日
  • 介護士K

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    自分自身の介護問題は避けて通れんし、社会問題としても論議すべき点が多いなあ。
    確かに財源や人材を投与しても、高齢者を喜ばすだけで、社会の生産性が上がる訳でもない。医療とも関連するけど、点滴や胃瘻による栄養補給までして、延命させる必要性が本当に有るんかいね?
    小説としては、話を回している美和さんが最後に犯人である事が判明するなどのどんでん返しが有るんかと期待したが、そんなんやったら「五十嵐貴久」になっちゃうし。さすがにそれは無かったわ。

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    2021年04月21日
  • 廃用身

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    感想を一言で述べるとしたら、衝撃的。
    ある医師が描いた老人介護に関わる医療方法。
    また話の構成に、ノンフィクションのような錯覚に何度も陥った。
    それだけ内容もリアリティーがある。
    この作品が書かれてから、また更に時代は進んだ。
    ますます、介護時代は加速して、これからも留まるかとはないだろう。
    そうなると、またこの小説も現実に近付いてくるのてはないかと思う。
    恐怖を感じる部分もあるが、完全否定も出来ないと思う…
    2021.4.11

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    2021年04月12日
  • いつか、あなたも

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    在宅医療専門の「あすなろクリニック」の看護師や医師が、より良い最期を患者さんが迎えられるように力を尽くす日々を、短編集のような形で描いている。
    綺麗事ではない在宅介護の現実が、ほぼ実話に基づいて書かれており、本当に考えさせられる。
    辛い話でもあるのだが、病と戦う患者さんと家族の姿に、他人事ではない人間の最期に自分自身新たな思いが生まれてくるような気がしました。

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    2021年04月06日