久坂部羊のレビュー一覧

  • 第五番 無痛II

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    前作に続いてまさかの国際展開。
    ウィーンを舞台にしている場面が多いが、ウィーン付きの自分としては嬉しいところ。
    コロナ前に書かれた内容だと思うけど、なんかコロナを予見したかのような内容。本書ではヨーロッパから仕掛けられているが、コロナも中国に仕掛けられたのでは?と思うような暗示にかかってしまいます。
    どんどん人が死ぬ(病気でも殺人でも)のがちょっといたたまれない部分ではある。

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    2025年12月03日
  • 無痛

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    久坂さんお得意の医療小説。
    人の体の状態を見ただけでわかる二人の医者の対決。それも直接対決ではなく..
    随所に日本医療の課題や日本人の病気に対する考え方を批判する表現もあるが、久坂さんの著書を読んでいると違和感はない。

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    2025年12月03日
  • 命の横どり

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    実際に家族が突然の事故や病気で脳死となったら。
    臓器移植を待っているたくさんの人達を救うために、とは分かっていてもまだ心臓の動いている家族の臓器を差し出す決断がすぐ自分にできるのか。
    自分はドナーになりたいと思うけど、家族となると覚悟をきめるまで時間がかかるかもしれないなあ。
    色々考えさせられた。

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    2025年11月24日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    最終的には死刑囚となった次兄の少しも軸のブレない感情には恐れ入った。死への欲動の強い人っているんだな。

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    2025年11月16日
  • 人はどう老いるのか

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    すごくシンプルに強引に書くと「死が近づいた時に無理に病院で生かすことはせず、自然に任せることが最善」ということです。
    このことは小説家でもある久坂部さんの作品にも何度も登場人物に言わせています。
    ちょうど母が看取りのタイミングが近づいていて、健康ではあるけど体力がなく、食べられない。でも胃瘻はせずに水分と栄養の点滴になり、あとは自然に旅立つのを待っていますが、父も(元気)近くで看取ることができるので、久坂部さんの考えに賛同しています。
    医者は家族に頼まれれば後でトラブルにならないように一見必死に生かすけど、「医者はホントは知っている」という副題があるように、医者としては家族と会話ができる(無理

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    2025年11月15日
  • 命の横どり

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    臓器移植を巡る物語。

    脳死は分かっているものの、この本を読んで初めて自分事と考えると難しいなと改めて考えさせられた。

    どの立場の登場人物も、負の部分を上手く表現して人間臭さが伝わってくる。なので、もーまったく・・・と思ってしまう人ばかりが登場する(笑)決して、デフォルメされていないのである。

    なかなか難しいテーマだが、改めて深く考える機会となった。

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    2025年11月13日
  • 怖い患者

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    ネタバレ

    ちょっと思ってたのと違った
    全編一人称で話が進んだのだけど、リアル感が無いというか、自分と違いすぎるせいか全然感情移入できなかった
    各話怖い=メンタル病んでるというオチでそういう怖さかあとガッカリ
    どんでん返しの部分は、そうだったの?!という驚きがあってよかった

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    2025年11月09日
  • 寿命が尽きる2年前

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    自分の寿命がわかったらいいのにとずっと思っていたんだが、この本はそうではないと私の思いには否定的で、それはそれで読み応えはあった。
    でもやっぱり私は自分の寿命は知りたい。

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    2025年10月31日
  • 第五番 無痛II

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    オーディブルにて。
    1の方が面白かったかな。南サトミちゃんがあまりに不憫…!せっかく持ち前の賢さを活かして前途洋々だったのに。結末にはほっとした。

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    2025年10月28日
  • 無痛

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    これは面白かった。さすが医師作家。さもありなんで、素人にはどこまでが医療知識で、どこからがフィクションなのか、全然わからない。
    刑法39条、たびたび小説にも登場する難しいテーマだけど、よく描かれています。
    そして、この終わりは続編に期待…!

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    2025年10月04日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    医者としての目線での短編集と期待したが、感想として普通としか言いようが無い感じ。小松亜由美さんの作品は初めて読んだが、今宮准教授のキャラクターが面白かったので、他の作品も読んでみたいとは思う。

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    2025年09月30日
  • 介護士K

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    介護施設で起こった入居者の転落事故。
    たまたま事件前に施設に取材をしていたルポライターの美和は、事故に不可解なものを感じ、再度 施設の介護士たちに話を聞いた。
    その中で、第一発見者の小柳は苦しんでいる高齢者は早く死なせてあげた方がいいという発言をしていた。
    その後、立て続けに施設で起こる高齢者の死亡事故に、美和は小柳に疑惑を抱く。
    しかし、小柳は掴みどころがないというか、本当のことを言っているのか、何を考えているのかわからない。
    ただ、この話は現実の事件から着想しているということからも、決して絵空事ではない。
    介護問題の根は深く、高齢化社会では避けて通れないことだと痛感する。

    2025.9.

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    2025年09月28日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師作家アンソロジー。専門が違うことでこんな風に違う広がりがあるのかという驚きと、医療やそれを取り巻く人々の色々な悩みを小説を通じて想像すると自身に何かあった時に受け止め方が変わるかもしれないと、解説にも感銘を受けた。

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    2025年09月26日
  • 人はどう死ぬのか

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    死は誰にも等しく訪れる。それは人生の終章でありながら多くの人が正面から語ることを避ける。苦痛や不安を和らげる医療の進歩がある一方、延命の名の下に尊厳を損なう現実もある。死を語ることは生を問い直すことに通じる。避けずに知り、選び、備えることで初めて「自分の死に方」が形づくれるのだ。

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    2025年09月21日
  • 絵馬と脅迫状

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    短編の1話目だけ読んだ。「爪の伸びた遺体」サイコパスの友達が自殺した。葬儀に行くといつも爪を短くしていたのに伸びていた。医者になったとき、死んだはずの友達にそっくりな医者が来た。2人は双子だった。そこまでは想像ができたが、最後の展開は違っていた。サイコパスは実は…。

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    2025年09月19日
  • 告知

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    在宅医療専門の「あすなろクリニック」の医師と看護師たちが対する患者さんたちとの短編集。
    最期は慣れ親しんだ自宅で迎えたいという末期がんや治る見込みの低い患者さんたち。
    まだ在宅医療に入って間もない三沢医師と自宅のご遺体のエンゼルケアを完璧にこなす中嶋看護師との医療側でのやり取り。
    そして、家で家族を介護する家族と医療側のやり取り。
    末期癌やアルツハイマー、精神的な病にALSの難病まで、様々な患者さんのそれぞれの思いに寄り添いながら、大変という一言ではとても片付けられない現場。
    家族との意志疎通も難しい。
    寿命が長くなった現代、在宅介護は増えるかもしれない。
    そんな未来に向けて、覚えておきたい一

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    2025年09月15日
  • 人はどう死ぬのか

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    ●科学博士の書評指数:
    楽しみ度:★☆☆☆☆
    共感度 :★★★☆☆
    学び度 :★★★★☆
    話題度 :★★★☆☆
    お薦め度:★★★☆☆

    ●概要:
    医師としての経験をもとに,死の現実を冷静かつ具体的に描いた本になります.病気・老衰・事故など多様な死の形態を紹介し,延命治療の限界や死に向き合う心構えについて述べています.日本と海外の死生観の違いや比較も交え,死を避けるのではなく受け入れることの重要性を述べております.「どう生きるか」を医療の観点から考えさせる一冊と考えます.

    ●感想:
    【1】 一番印象に残ったのが,筆者の若い時の患者に対する体験.患者を助けようと徹底的な医療を試みるのだが,無残に

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    2025年09月15日
  • 人はどう悩むのか

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    人生の中で悩み事が尽きない老年期から展開し、幼少期まで順番にライフステージにおける悩みの取り上げていく。狙いがあって章立てし、全体の文章を書いていることはわかるが、あまり効果的だとは思えなかった。
    全く考えないことは危険だが、考えすぎても悩みが増えるだけで余計に生き辛くなる。どちらにせよ過度に考えたり、行動することは良くないと感じた。

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    2025年09月11日
  • 黒医

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    この作家さんはお医者さんでもあるので、医療や医者の裏側的な事が描かれていて面白かった。
    高齢化社会や妊婦の出生前診断、不妊治療や老人の死についてなど重いテーマだけどブラックユーモアがきいていて軽いタッチで読めた!
    短編だったのでサクッと一気読みしました!

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    2025年09月07日
  • 絵馬と脅迫状

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    6篇からなる短編集。
    久しぶりの久坂部羊さんのご著書。
    今作はなぜか惹かれるものがあり手に取り読んでみた。

    「闇の論文」
    がんの診断のために行われる生検が、
    がんの転移を引き起こす可能性がある。
    その研究結果を公表すると意気込む医師。
    ただ、すんなりとことは運ばない。
    P93
    〈だれもが医療を信じている。治る患者も、
    治らない患者も、医療によって危険にさらされている患者さえも、
    みな医療という神にすがろうとしている〉

    「絵馬」
    手術前に絵馬を奉納し
    無事に手術が終わるよう祈る先輩医師。
    その行いを馬鹿にする内科医。

    医師も患者も、最後にすがるのは神なのか。

    短編集なので、サクサク読むこ

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    2025年09月05日