久坂部羊のレビュー一覧

  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    途轍もなく気が滅入る作品だった。

    SNSで自殺志願者を募り、三人もの人を殺め、死体遺棄したのは優しかったはずの兄。
    妹の手記形式で事件の全貌が明らかになっていく。

    自殺幇助の是非、真の思い遣りとは。
    根底に流れるテーマは重い。

    私の心の中が誰にも分からない様に、死を考え苦しんでいる人の気持ちを理解する事は不可能だ。
    自殺して欲しくないと思う時、それは私の感情であって、当人の本当の苦しみに寄り添えていない事を突きつけられる。

    人間らしさが欠如しているのは一体誰なのか最後まで振り回された。

    今夜は安らかになど眠れそうにない。

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    2023年02月18日
  • 虚栄 下

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    癌ってまだわかってないこと多いのね。真癌と偽癌。ちょっと信ぴょう性あるかも。
    変な療養して治ったと言ってる人は、偽癌なのかも。はやくWWシリーズみたいに病気にならない体にならないかなあ。

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    2022年12月30日
  • 寿命が尽きる2年前

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    寿命が尽きる2年前という切り口で生きる事について論じた本。2年前はほとんどの人がわからないがある程度の年齢になったらあまり心配せずに好きなように生きるべしとの事。私自身も共感できるし、ぜひともそうしようと再認識させられた。

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    2022年12月02日
  • 無痛

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    ドラマを見てから読んでも面白かった!グロいシーンはゾクゾクする!為頼先生、現実世界にもいてほしいっ!

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    2022年11月29日
  • 介護士K

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    介護、、難しい問題だと改めて思った。
    決して他人事ではなく親のことや自分自身のことを考えるととても不安になる。。
    だけど結局小柳が何をしたかったのかがよく分からず、、読後感はモヤモヤ。

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    2022年11月13日
  • カネと共に去りぬ(新潮文庫)

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    名作の題名を模したパロディー。医療や介護に関わる話で、例えば延命治療が幸せかというテーマなど。題名をもじったふざけた感が、自らの将来を考える機会に取って代わるかもしれない。2022.10.24

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    2022年10月24日
  • 祝葬

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    うーん、医者にはなりたくないなあ、と思った。いや、なれないけど。
    現在から過去に遡り物語がつながったと思ったら、近未来の話になったのはなかなか面白い。

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    2022年08月30日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

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    久坂部先生のお父様のお話。

    お母様やお嫁さんは大変だったと想像がつくが、お父様のご希望が叶えられていてうらやましいと感じた

    お父様も麻酔医であったそうだが、お医者さんや検査を避けていて共感をもてた

    感情失禁というのがあるとは

    自分で排泄ができるうちにうまくがんになって死にたいものだ

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    2022年08月14日
  • 虚栄 下

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    なかなか興味深いお話でした。
    うちの家系でがんで亡くなった人はいないけど、もし自分や家族ががんになった時、どのような選択があるのか参考になった。
    虚栄だらけでうんざりしてしまったけど、実際の大学病院ってこんな感じなのか、当たらずとも遠からずなのか、、、?!

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    2022年07月18日
  • 虚栄 上

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    前半は医療の話が難しくて挫折しそうになったけど、後半になるにつれて主要メンバーが次々と!な展開でやっと面白くなってきた。
    下巻に期待!

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    2022年07月16日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    本当の思いやりとは……人に寄り添うということは……

    優しい次兄が自殺志願者 3人を殺め、死刑宣告……
    彼は自殺志願者を殺したことは、悪いことではなく、寧ろ人助けをしたと、淡々と述べる。
    殺めることは、その人に寄り添い、理解した上で行っていることと。なかなか理解はできないが、自分に置き換えてみたとき、自分勝手な考えで動いている自分が身に詰まされる思い……

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    2022年06月25日
  • 老乱

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    なんとも ストレートなタイトルで。。。
    これって まだらボケの人から直接 気持ちを聞いたの??
    っていうくらいリアルに描かれていて この著者は 
    とっても勉強して書いているんですね~~
    毎度の事ならが 凄い人ですね~~

    いつかは 若い人にお世話になる時が来るけど
    お互い心の準備をしていても
    その時になったら 冷静に対応できず
    この本のように感情的になっちゃって大変な事になりそう~~

    是非若い人に読んでもらいたいですね~~

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    2022年06月16日
  • 嗤う名医

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    「悪」だって良いじゃない。だって人間だもの。

    名医の微笑が一番面白かったです。SM倶楽部での描写は圧巻でした。鬱屈して蓄積した攻撃性の発露は、ちょっと気持ち良かったです。

    解説に仲野徹先生がいらしたのは、僥倖でした。

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    2022年05月07日
  • 祝葬

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    小説というよりお医者さんが思う本音

    長生きがいいという時代が終わりどうやって死を迎えるか、考えなければいけない時代になる

    わざと不健康な暮らしをして寿命を縮める時が来るかも…

    がんを切って意識を戻さず亡くなると訴えられ、何もしないで亡くなると何故手術しなかったか、訴えられる 

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    2022年05月04日
  • 黒医

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    初めて読んだ気がしないと思ったら、‹反社会品›の文庫本だった
    名前変えて文庫本にするの、知らなかった
    でもやっぱり読んでしまった【のぞき穴】は私の地元の海岸のことだったので、題材にされて嬉しいような悲しいような…
    いろいろブラックすぎて二度よみでも満足しました!

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    2022年04月24日
  • 介護士K

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    綺麗事ばっかりいってられない介護現場の現実が見える作品だった。
    いつか自分も介護される立場になるなんて想像もつかないけど、できていたことが自分でできなくなる怖さを感じる。日本では安楽死は認められてないけど、自分が寝たきりになったときに、果たして生きがいを見つけられるのか…

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    2022年04月18日
  • 介護士K

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    老後と長生きと介護。
    山積みの問題が目の前に晒された。
    自分の親の介護や施設の問題。自分の決定で変わる親の老後。
    私たちも子供の決定で変わる。
    介護とはする側の危険な快感と書いてあった、確かに否めない。
    親のいる人、老人になる人はこの作品を読むと読後に何かが変わるかも。

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    2022年04月04日
  • 祝葬

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    代々若くして死を迎える医師の家系土岐一族。

    祝葬・真令子・ミンナ死ヌノダ・希望の御旗・忌寿

    の5つの短編集のように描いているが、4番目までは土岐一族の一人ずつが主人公で、死までの物語となっている。長編好きの自分には、気持ちよく入り込めないばらばらな世界だった。

    希望の御旗は、この作者の『悪医』にもあるように、ガン治療(根治を目指す治療と、治療によって命を縮める矛盾)の難しさを改めて感じる。

    最後の話、忌寿で、西暦2068年の世界にとんで、一つの大きな物語として納得できる気がした。
    病の診療、死、寿命、長生き、それらを考えさせるこの作者らしい作品。

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    2022年03月27日
  • 嗤う名医

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    読書録「嗤う名医」4

    著者 久坂部羊
    出版 集英社文庫

    p259より引用
    “「ほんとうさ。疋田教授は学会の基準地決
    定に影響力があるだろ。彼の一声で中性脂肪
    の基準値が一〇ミリグラム下がれば、薬の売
    り上げが億単位で伸びるんだ。だから、製薬
    会社からな」”

    目次より抜粋引用
    “寝たきりの殺意
     シリコン
     至高の名医
     愛ドクロ
     名医の微笑”

     医療や病院界隈で起こる事件を描く、短編
    小説集。全六編。同社刊行作文庫版。
     不便な体でありながらも、日課の運動をこなす男性。努力しても動かない下半身とあまり関係の良くない息子の嫁とのやり取りにいら立つが…。(寝たきりの殺意)

     上記の引用

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    2022年03月10日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    久坂部氏の一貫した人間の尊厳を問う作品群は、どれも一読に値するものだが、これも終盤までは家族やDVの問題、行き過ぎた正義と傍観する偽善等を絡めて、深く読ませる内容で感じ入ったが、この終わり方のモヤモヤは本作を台無しにしている。別に答えのある問題ではないので明確なハッピーエンドもバッドエンドも期待するものではないが、それにしてもこのミステリータッチの終わり方は無いだろう。で評価3。

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    2022年02月04日