久坂部羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書の説明文には、「健康診断を毎年受けると短命に? 牛乳を飲みすぎると骨折する?」などと書いてあったので、ライトな雑学的な内容だと思って読んでみたが、エンタメ度はあまり高くなく、割としっかりとした真面目な内容であった。
宣伝やニセの健康情報に騙されない様にというスタンスで書かれているので好感が持てた。
個人的に読んで良かったと思うのはモーツァルトの左耳の異形の話である。モーツァルトの息子、フランツが、モーツァルトの弟子であるジュスマイヤーの子供ではないかという噂話があるが、フランツはモーツァルトと同じ異形の耳だったことから、モーツァルトの子供と判明したことが書かれていた。モーツァルトの関連本は何十冊も読んでいるが、これは初耳だったので、知ることができて良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ寿命を決める要因=テロメア説、心拍数説など。
健康寿命を延ばそうとするとおのずと平均寿命が延びる=差は短くならない。
健康寿命は、国民生活基礎調査で主指標と副指標のアンケートをもとに、サリバン法で算出。
低めのカロリー摂取=栄養不足はほとんどの動物で新陳代謝が減るため寿命が延びる。
がんは上皮細胞にできるもの。それ以外の細胞は肉腫という。子宮がんと子宮肉腫、これの良性のものが子宮筋腫。
がんは切った際には細胞レベルでは転移している。再発は目に見えるくらいの大きさになっただけ。
サーチュイン遺伝子で長寿化が証明されているのは線虫とショウジョウバエと酵母だけ。
医者は治療しないと何もしないといわれるので治療する。
死を受けいれる。
下顎呼吸は1~2時間続くが苦しくない。
通常の量が食べられなくなるのは死が近づいている証拠。活動量が減る。無理には外出しない。
がんは治療しなければだいたい1~2年で死ぬ。むやみに長生きしないことがいいこと。
ぽっくり死は心筋梗塞やクモ膜下出血などでできるが、猛烈に痛い。
老衰も、不自由で不如意な長い日々を送ることになる。
水木しげるの「一つ目小僧」=一つ目なら子供と同様今しか見られないから心配がなくなる。
検査被ばくによるがん患者が世界でダントツに多い。前漢患者の3%以上。英米の3~5倍。CTスキャンは世界の30%が日本にある。1回の検査で年間自然被ばく量の2.5~15倍被ばくする。
モーツァルトは高熱の時瀉血をしてなくなった。
治らない病気を無理に治そうとしない。いったんスイッチが入ったら、治療しても死ぬものは死ぬ。
芥川龍之介『芋粥』=過ぎたるは及ばざるがごとし。命も同じ。いつまでも死なない、と思ったら生きていることの価値が薄れる。
自分の人生をつらいことで満たす。そのことで人生が輝きいつまでも元気でいられる。
「人生の夕日」はまたいいもの=若いころの欲がなくなって邪心が消える。
富士正晴氏のエッセイ。
飛行機が着陸するように生きる。老化で弱るのは準備。
時間は有効に使おうと思えば思うほど、足りなくなる。何もせずにおこう、と決めると一一が長くて困るほど。
健康はお金と似ている。多くの人が求める。それを得ることが目的になりやすい。なくなることへの恐怖がある。ある程度たまったら満足する心の準備をすること。
ある年齢を超えたら、もう十分だと思って2年間に備える。その間にしたいことをする。
医療には近づかない。延命治療は受けない。
将来の心配ばかりしない。”いつまでも元気で長生き”の呪文に縛られない。