久坂部羊のレビュー一覧

  • 無痛

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    この分厚さでも飽きることなくスリリングに読めた。しかしクライマックスがイマイチだったかな。終わらせる為にアレコレ結びつけた感じ。でも意外性や実際にはない診断法だったり人物の設定が斬新だった。ストーカーの性的描写は苦痛を覚えた。

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    2021年11月06日
  • 介護士K

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    2014年に起きた「川崎老人ホーム連続殺人事件」を題材に高齢者介護の現場で起きてるさまざまな出来事をできるだけ事実に基づいて描かれた物語のようだ。介護施設は現代の姥捨山なのか…「85歳になっても老いが受け入れられず不安と恐れに苦しみながらプライドを捨てられずにいる」の場面が我が家に重なった。長生きしたくなくなる読後感

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    2021年10月09日
  • 第五番 無痛II

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    医療小説っぽくて、医師会とかその内情が描かれていたし、病気に対しての医師の接し方の描画が細かくて面白かった。
    タイトルの「第五番」は、疫病の5番目を意味し、ベートーヴェン第五番「運命」を掛けている。
    前作「無痛」と多くのキャラが引き継がれるのでそちらを先に。
    ただ前作は、立ち位置があまりはっきりしておらず、無痛症の少年を中心とする人間模様が主だった。

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    2021年09月28日
  • 老乱

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    認知症になっていく幸造からの視点と、介護者である息子夫婦の視点で書かれた話
    認知症になって迷惑をかけてしまう怖さと闘う様子を日記で表現してて、当事者の考えや気持ちを最大限に書き起こした感じがした。本当にそんなふうに考えているかはわかんないけど…
    介護者としての苦悩や不安が尽きない様子もリアルに書かれてて、日本の現状を考えさせられた。
    2020/12/09 00:37

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    2021年09月20日
  • 老乱

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    これは、自分の親に訪れるかもしれない未来、そして自分自身にも訪れるかもしれない未来。
    介護する嫁の雅美の気持ちでも、老い、認知能力を失っていく義父幸造の気持ちでも辛い。
    認知症は治らない、受け入れるだけ。
    ラスト、受け入れてからの互いの姿に泣きそうになる。
    老いに抵抗しても仕方ない、受け入れる心の準備としてよい本だった。

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    2021年08月19日
  • 黒医

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    医療をテーマにしており、作者も医者なので設定に矛盾などを感じず素直に読める。
    対立する立場を描いており、自分だったらどちらの立場かを考えながら読んだ。生々しい話もあるが医者の苦悩が少しわかる気がした。
    骨髄ドナーについて興味を持って調べた。今までの自分の知識が刷新されたので読んでよかった。

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    2021年05月09日
  • 祝葬

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    生きるとか死ぬとか医療とかってなんだろう。

    平均寿命って今は85歳ぐらいですかね?
    90歳以上の治療のための医療費は、全種類自由診療にしたらどうだろう。緩和の医療費は現行で。

    長生きは裕福な老人の特権?別にそれでいいような。

    子どもからの老後の医療費をあてにして、1人あたりの金額の負担を減らすために子だくさんとかになって少子化もマシになるかも。

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    2021年04月21日
  • 告知

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    ネタバレ

    在宅医療専門病院「あすなろクリニック」を舞台とし、訪問看護師からの視点で書かれた短編集。

    久坂部羊さんの本の中ではあまりブラックな感じがしなく、終末期医療の現実が書かれている。後書きにはほぼ実話と書かれています。

    ただ、重度の認知症や統合失調症の病状を見たことがない人が読むとかなり重い内容なのでは…と思いました。

    タイトルになってる「告知」で、先生が癌の告知をいかに回避しながら病状を説明する文章がミステリーを説いているように書かれていて引き込まれます。

    「セカンド・ベスト」はALSの患者さんの終末期のお話。最後が久坂部羊さんらしいなと思いながら悲しくなりました。

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    2021年04月15日
  • 悪医

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    ネタバレ

    末期ガンと死について、医者と患者、それぞれの立場からの切実な声が心に痛い。
    多分これは医療というより、宗教とか精神的なものの方が力を発揮する分野だろうなと思う。

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    2021年03月29日
  • 老乱

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    ネタバレ

    認知症のおじいさんの視点と、介護する家族の視点、両方から見られるのがいいです。
    おじいさんが色々考えて行動しているのに裏目に出て、悔しい思いをしているのが読んでいてつらい。
    認知症とうまく付き合っていけるようになりたいです。

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    2021年03月21日
  • カネと共に去りぬ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    医療界の実態をブラックユーモアたっぷりに描いた短編集。好きと嫌いにハッキリ分かれる小説だと思う。
    終末期医療、延命治療、尊厳死、動物実験、認知症等考えさせられる重たいテーマが生々しく書かれているが面白くてあっという間にに読めました。
    「アルジャーノンにギロチンを」が1番よかった。
    身体は老いて動かないが頭はとてもクリアーな状態…色々考えさせられます。

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    2021年03月15日
  • 老乱

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    自分に‘その時’が訪れた時、この本を読んでいると読んでいないとでは違うのだろうな、と遠い未来を見据えさせられた作品。手に取るような感情のリアルさや、認知症介護の実態を読んだ気持ちです。

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    2021年02月27日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

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    在宅医療を知っている医者が書く、
    在宅で家族が死ぬということについて。

    通常の在宅医療や緩和医療のノンフィクションは患者本位であることが多いが、これは徹底して家族目線である

    そこが、面白かった

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    2021年02月23日
  • 介護士K

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    長生きは本当に良いことなのか。
    介護士による虐待はもう諦めるしかないのか。
    自分の親が虐待されたり、雑な扱いをされたら怒りが燃え上がるけど、それを非難することは誰にも出来ない気がする。
    久坂部さんの本は、皆一度は読んでおいた方が良いと思う。

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    2021年02月18日
  • 介護士K

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    ネタバレ

    ラストまで介護士Kに振り回されてる感が有る。
    完結しないミステリーでグレーな状態で終わっているのは、読者に想像させてより問題を考えて欲しいという作者さんの意図があるのか?
    巻末の対談、文庫版あとがきも興味深く読めました。

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    2021年02月18日
  • 介護士K

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    介護施設での虐待、殺人…… 手のかかる老人の介護に、職業意識だけで心を尽くすには厳しいものがあるだろう。
    いい加減にしてくれという思いに振り切れてしまう事態に陥ってしまうこともあるかもしれない。
    けれど、けれども、最後の一歩は踏みとどまって欲しいと願うばかり
    たとえそれが本人の本心からの願いであったとしても

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    2021年01月29日
  • 祝葬

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    久しぶりの久坂部羊だ。『無痛』か『破裂』以来、それほど読んでなかったとすれば、10年以上のご無沙汰か。
    土岐一族という早死にばかりの医者家系のそれぞれの物語、生き死に、葛藤、諦念というところをオムニバスで。全体では、医療の意味、というところを、ややぼかしつつ提示するような作品。

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    2021年01月15日
  • 祝葬

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    祝葬 真令子 ミンナ死ヌノダ
    希望の御旗 忌寿

    早死にする一族。彼らは不幸なのか?それとも……
    精神的にも肉体的にも健全ならば長生きも良いだろう。
    けれど、目が耳が足腰がそして脳みそが
    長年の使用にミシミシと悲鳴をあげていても、
    長生きしたいか?

    適当なところで ハイおしまい と言っても良いかもしれない。喜 が 忌 になる前に

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    2020年12月20日
  • 祝葬

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    ネタバレ

    早死する医師一族、なぜなのか?というミステリー要素と、医師の人生観が大筋。6章ぐらいで、それぞれ主人公(視点)が違うのが意外にしっくりきて、続きが読みたくなる構成だった。最後は2060年の話だったりも意外。長生きがいいのかどうかという、絶対的答えがないテーマだから、最後はそりゃそうだよねって落としどころだけど、おすすめの医療小説

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    2020年12月11日
  • 第五番 無痛II

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    ネタバレ

    無痛の続編。
    無痛のラストがヒー!って感じだったからドキドキしながら読み始めたけど、続編は不穏な要素が至るところに散りばめられてて前作よりも目が離せなかった。
    なんといっても新型カポジが怖すぎた~!
    フィクションだということを忘れ、新型カポジに罹ったらどうしようってビクビクしてた笑
    ウィルスって本当に怖い。。
    そしてラストのイバラーーー!!!泣きました。。
    悲しい結末ではあったけど、これ以上ない結末だと思う。
    そして最後の最後の為頼先生に起こったことはどうゆうこと??
    久坂部作品の読後感はいつもザワザワ笑

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    2020年12月03日