柴田よしきのレビュー一覧

  • 迷 まよう

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    迷う、短編集。

    不思議な話かと思ったらミステリーだった1話目に
    今度こそ! と思ったら2話目もミステリー。
    確かに、人生に迷いがある短編でしたが
    しっかりと道を決めるのが物語だな、と。

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    2023年12月15日
  • アンソロジー 初恋

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    初恋、に関する短編集。

    初っ端から、あれ?? な話が。
    まさかの着地点に驚きです。
    さらなる、やられた感があるのが3話目。
    途中でうすうす気が付いてはきましたが
    これはこれで複雑な気分だろう、と。

    不思議な世界に迷いこんだ気がするのが8話目。
    ついに、現実に…なのですが、現れたから
    ああなるのか、想像が進むのか…。
    怖い話です。

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    2023年12月15日
  • さまよえる古道具屋の物語

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    その人にとって必要な時に突然現れて消える不思議な古道具屋さん
    忍者ハットリくんに似た顔の性別年齢不詳の人が、ガラクタを強引に、そしてその人の所持金全部を搾取して売りつける
    第一話と第二話ではそれぞれが困惑しながらも現実が徐々に好転していくので、良い話じゃないかと思っていたら、第三話では雲行きが怪しくなって一気に不穏になっていく
    各話のメインが少しずつ絡み合って行き、途中で誰と誰がつながっているのかよく分からなくなっていったが、ラストは納得
    同じモノであってもその人の心持ち1つで良くも悪くもなる、邪な心は自分自身を蝕んでいく
    純な心からスタートしたことでも、受け取り方によってこんなにも変わるなんて怖い
    それでも生きていかなきゃいけないし、しんどいことがなくなるわけじゃない、それでも気持ち1つで変わることもある
    だからかこそ想いや繋がりが大切なんだなと思う

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    2023年09月30日
  • おいしい旅 想い出編

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    ネタバレ

    嬉しいことや悲しい事等々、遠い昔の思い出も
    当時食べていた食べ物を食べることによって
    今まで忘れていたのに食べることで当時の記憶
    なんかが鮮明によみがえってくる。
    何かそういう食べ物と思い出のリンクって
    自分に当てはめてもあるよなぁ~なんて
    思いながら楽しく読めました。

    個人的には神戸でよく遊んでいたので
    福田和代さんの「幸福のレシピ」なんかが
    すごく身近で知っている店も多く面白かった。
    あとは本当の娘を推理しつつ、終盤でそんな
    展開はずるいじゃんと思いながら楽しく
    読めた新津きよみさんの「ゲストハウス」、
    そうそう、なんだかんだ言っても親友って
    そうなんだよねと読んでて思った
    秋川滝美さんの「からくり時計のある町で」、
    人の思いってわからないものだけど、
    何だかんだでいい人生を送った人には
    いい老後がまってるんじゃないかなぁ~
    なんて思った大崎梢さんの「横浜アラモード」
    のほっこりとした話なんかも面白かった。

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    2023年09月29日
  • 鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空

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    読み終えて鉄道の旅がしたくなった。独身だった頃に何度か鉄道の旅は経験があるけれどその後は旅といえば車だから駅弁やら車窓やら懐かしい。雑学ネタも盛り込まれてたし初恋の人の消息を追うというミステリー要素もありで楽しめた。後半は東北の震災の爪痕の現実もあり多くの人の運命を変えた津波の怖さも伝わってきた。

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    2023年09月28日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    ネタバレ

    「聖黒」つながりでRIKOシリーズにも手を伸ばした。
    錬と麻生目当てだったこともあり、月神→聖母→RIKOと出版順をさかのぼることになったが、特に問題なく読めた。

    男たちに何度も傷つけられてはいるが、自業自得と言えなくもない部分もある気がしてならない。
    そもそも惚れた男の告白を一年近く保留にして期待させて、その間にほかの男と不倫しまくりって…。
    そりゃ恨まれるだろうし、娼婦呼ばわりもされるだろ。
    職場で女を振りまいておいて、「これだから男は」みたいに思っているのもいただけない。
    ラストの方である女性が緑子に対して私の思っていることを代弁してくれ、スカッとした。
    というか作者も分かってて書いてたんだな。
    よほど緑子にバレたかったとしか思えない犯人の行動、言動、犯罪行為をして部下一人退職させたくせに本庁でそれなりの地位にふんぞり返っている男とか突っ込みどころ満載な作品。
    だけど、デビュー作からこれだけ読者を引き込む力を持っていたなんてすごい作家だ。

    決して緑子は好きになれないが、どんな状況にもひるまない彼女の強さはかっこいい。
    決していい加減に仕事しない、人に接しない。
    この部分は社会人なら見習わないとと思う。

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    2023年09月13日
  • おいしい旅 想い出編

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    横浜アラモード、良かった。
    気持ちが嬉しくて受け取りたいけど、望んでないこと伝えるの難しいね。傾聴だいじ。でも、皆本心からおばぁちゃんの為を思って、結果的にハッピーエンドでよかった。



    ほかは、うーん…
    まだ、小説内でコロナ取り上げられるの慣れないな。ロシアの戦争も。我に返って悲しい気持ちになっちゃうかも。

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    2023年09月13日
  • 自滅

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    ネタバレ

    どこにでもいそうな女性たち。
    孤独、寂しさ。憎しみ、呪詛、狂気…。

    日常の中で、いつもとは違う風景に癒されたり、いつもなら断る誘いを受けてみたりして変化もあるのだけれど、どうしてもつきまとうものから逃げられない。
    怖いというよりは、仄暗い感じ。

    薫衣草
    女性の狂気は読みごたえあったけど…。

    雪を待つ
    隠されていたもの
    一気読み。

    ランチタイム
    自滅
    結末が何となくわかる、答え合わせをしながら読む感じ。

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    2023年09月10日
  • さまよえる古道具屋の物語

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    ある日、突然現れる古道具屋。
    ふらりと立ち寄ってみると、中には忍者ハットリくんのお面のような顔の店主。
    そして、座り心地の良い椅子。その椅子に座ると買い物をしないと椅子から離れることが出来ないようだ。
    そして押し付けられるように買った物がキーワードになって物語が進む。

    いくつかの作品が収められていて関連している。
    登場人物もまぁまぁ多い。
    ページ数もなかなかで。
    きっと本当は面白い作品だと思えるのですが、疲れが溜まっているときには読まないほうが良かったな、と思いました。物語についていけなかったことがあったので。

    少しファンタジーのように感じる設定で、この作品も色んな人を励ましてくれているのかな~と思いました。

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    2023年09月05日
  • おいしい旅 想い出編

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    アミの会のアンソロジー。
    どれも良かったですが、私は断然、最後の大崎梢さんの「横浜アラモード」が良かったです。
    みんなが、それぞれ思いやりを持って行動するっていいなと思わされるお話でした。

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    2023年09月04日
  • 求愛〈新装版〉

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    ネタバレ

    読みやすかった。
    友達の死を警察は自殺として終わらせようとする。違和感を感じて自ら動きだし解決するが、ショックを受け、仕事が手につかなくなる。

    やっと少しだけ背負っているものを下ろせる相手とであうが、またその彼女も被害者になる。自分の行動で思ってもみなかったことが起きる。負の連鎖が続く。
    探偵に向いているかわからないと言うが、ちょっとした変化、敏感に察知。同僚からは失敗することの大事さについて語られる。

    友達の事件の発端となったものが罠を仕掛けるまでは具体的にかかれていてそわそわしながら読んだけど、最後あっさりしすぎているような。
    梶本が良かった。
    p198-9~10
    p206~208
    p275~278の梶本の台詞。
    p234-12~235-9

    弘美の成長物語。
    人間の執着、移ろう心。
    求愛の意味。

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    2023年09月01日
  • さまよえる古道具屋の物語

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    ある日突然現れた古道具屋。
    ふらりと立ち寄って、欲しくもない物を買わされてしまう。
    古道具屋で買った物に翻弄される人達は、ある人物の意志によって繋がっていた。

    最初は面白く読んでいたが、連作と気付いた時点で人物相関図を作りたくなるくらいややこしくなり、純粋に物語に没頭出来なくなってしまった。
    人物関係が中々理解出来なくて、何度も何度も読み返し、その上物語は現実と妄想を繰り返し、取っ散らかってしまって、感情移入が出来なかった。

    ちょっと手を広げ過ぎた印象。

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    2023年08月31日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    新宿署刑事課に席を置く女性警部補・村上緑子。彼女のもとに舞い込んだビデオテープには、少年が複数の男性から犯されているという凄惨なシーンが映されていた。そして、被害者の少年がひとり、またひとりと殺されていく・・・。

    殺人事件のミステリーとしては、とても面白かったです。
    が、緑子を取り巻く環境と女性蔑視が酷すぎる・・・。今から30年ほど前に書かれた作品ということもあり、そんな時代だったのかな?と思いを馳せつつも、主人公の性に対する倫理観については共感できないものがありました。
    ですが、最後までページを繰る手が止まらなかったのは、やはりこの作品の魅力なのでしょう。RIKOシリーズ3部作、次作も読んでみようかな。

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    2023年08月16日
  • ねこまち日々便り(上) ねこが来た編

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    根古万知駅が終点駅でありながら駅長がおらず無人駅になるという…。
    駅前商店街も寂れアーケードの両側の店もシャッターが開いているのも数えるほどに。
    島崎国夫の「福々軒」もカウンター席のラーメンだけで1人でやっている。
    その娘の愛美は、離婚後戻ってきて喫茶店でランチタイムだけ働いている。
    ある日、拾い猫を飼ってくれないかという話から働いている数時間は駅売店で預かってもらうという流れになり、それを聞きつけた柴山電気鉄道の広報から猫を一日駅長にと…。
    これが話題になり、駅も賑わうのだが駅を降りてから時間を潰せるところも観光名所もなく、なんとかできないかと愛美は考えるが…。

    猫好きな人をたくさん呼べば活性化するだろうという町おこしの気もするが、そう簡単にいかないのは高齢者たちの気持ちなのである。
    なんとか生活できるくらいであれば、このまま静かに暮らしていければいいという考えで、今ひとつ腰が重いようである。

    さて続きはどうなるのか?
    気になるところである 下巻へ






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    2023年08月09日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    「マラン・カラン」のように非現実的ながら心にくる作品、というより
    少し現実的でみんな頑張っていることが伝わる作品。けれど、内容的には浅め。
    カフェ経営の難しさを言い始めたら本は書けないので、そこはいいとして、田舎暮らしなのか人間模様なのかお料理なのか、もう少ししぼってほしかった。

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    2023年08月02日
  • ねこまち日々便り(下) ひとも来た編

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    高齢者たちは、このまま町が廃れてしまっても、再開発で変わってしまっても、自分が暮らしていけさえすれば、その先はどうなってもいいと諦めている。
    愛美たちはそういう気持ちも理解しながら、都会へ出て行った人たちにも心の支えになるような、思い出が残る町、いつか戻ってきたいと思えるような町にしたいと奮闘する。

    全てを諦めていたような人たちが、少し先の未来にワクワクする。
    それを続けていくことが、この町に住む子供たちの未来を明るくする。

    きっかけは、猫のノンちゃん。
    不思議な猫だ。

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    2023年07月17日
  • ねこまち日々便り(上) ねこが来た編

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    離婚を機に故郷に帰ってきた愛美。
    行きがかり上、拾い猫を飼うことに。
    ノンちゃんと名付けたその猫が一日駅長を務めることになったことをきっかけに、シャッター商店街の活性化を図って動き出す。
    ノンちゃんはとても不思議な猫だ。
    まるで、何かの使命を受けてこの町に来たかのよう。
    問題山積の状態から、どう抜け出すのか。
    面白い。

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    2023年07月17日
  • ふたたびの虹

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    美味しい物が食べたくなる。。
    料理の描写だけではなく少しミステリー要素もあり面白かった。
    女将と清水さん…もうちょい上の年齢を想像して読んでいたから、意外と若くてビックリした!

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    2023年07月16日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    推測しやすい内容で、とても読みやすい本だった。
    読んで居るとお腹が空いてくる。
    ベーコンサンドが食べたくなる。

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    2023年06月29日
  • あおぞら町 春子さんの冒険と推理

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    あおぞら町で暮らす、妻の日常。

    連続短編で、最初からかなりすごい風景(?)でした。
    開いててよかったというべきか、奥さんの機転が
    ものすごく効いてたというべきか。
    しかし、一体何がどうしてこうなったのか。

    1軍と違う、2軍の話ですが、そもそも
    野球に詳しくないので、そうなのか…と。
    地元の2軍を応援している人にとっては
    途中気が付く展開かも知れません。
    ちょっとびっくりな繋がりでした。

    最後の話は、ちょっとどうするべきなのか
    選択に迷う話でした。
    本人達がそれで納得してるので大丈夫ですが
    納得していなければ大変な事に。
    潔く話し、決断する姿勢には敬意を払いますが
    どうなのでしょう。

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    2023年05月26日