柴田よしきのレビュー一覧

  • 風味さんのカメラ日和

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    「風味さん」がカメラ(写真)をどうにかするのかと思いきや、「風味さん」自身は、参加者の方でしたね。であれば、もっと積極的に、何らかの関与があるのかと思いきや、そうでも無くて、その他の方々のエピソードの方が厚く書かれています。そして、後半、これから物語の厚みが増すのかと思ったときに、終わってしまいました。210ページ程度と薄めの文庫本なので、最初からそれほど長い話ではないことが自明ですが、なんか盛り上がりもせず、いきなり終わってしまった感じがします。もっと、たくさんエピソードが書けると思うんですけどね?

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    2017年08月27日
  • 風味さんのカメラ日和

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    田舎のカウチャースクールが舞台ということで、深刻なはずの悩みも写真からゆるーく解決。
    講師の知念の過去が中途半端な扱いなのはシリーズ化するということなのかな。

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    2017年08月13日
  • 風味さんのカメラ日和

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    201708/ライトな日常ミステリー。人物や本筋の描写以上にカメラや撮影の説明が細かく書かれてたけど面白かった。

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    2017年08月12日
  • PINK

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    ある日、主人公は旦那の細かな異変に気付く。食事の習慣がまるで違っている。それもたった数日間、離れていた間に。
    その直前には奇妙な差出人から奇妙なメールが届いていた。「そろそろ時間切れです。心の準備をして下さい」

    …ミステリとして読むなら「それOKってことなら何でも成立しちゃうだろ!?」なツッコミどころが後半に行くにつれどんどん出てくるけれど。
    恋愛や夫婦関係を巡る人間の気持ちや、自然災害と人の死の問題、など、ヒューマンドラマ的な視点ではズシンと来る要素が強かった。

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    2017年07月25日
  • 私立探偵・麻生龍太郎

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    所轄刑事麻生龍太郎の続編と思って読んでみたところ、ひとつ作品を飛ばして読んでしまった。所轄刑事麻生龍太郎→聖なる黒夜→私立探偵麻生龍太郎→聖母の深き淵→月神の浅き夢。となっている。順番で読んだほうがよいタイプのシリーズです。

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    2017年06月25日
  • 猫と魚、あたしと恋

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    人を愛することが、執着に変わると歪んだ愛になり、悲しい結末が…。
    そんな要素がわたしにもあるのかもしれないと思って読むと尚強い。

    愛し方があるということを感じる一冊です。

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    2017年06月21日
  • 鉄道旅ミステリ1 夢より短い旅の果て

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    鉄道マニアにはいろいろ種類があるけれど、本書は鉄道に乗る道中で体験したさまざまな出来事をレポートする「鉄道旅」サークルの話。
    柴田氏はあの年齢の女性にしては珍しく相当な鉄道好きのようで、随所に薀蓄が散りばめられている。鉄道に関心がない自分でも楽しめる興味深い内容だったけれど、それよりも本筋である登場人物の心の動きの巧みな描写はさすがは柴田氏といったところです。
    たまには電車の旅をしてみたくなりました。

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    2017年06月17日
  • 恋雨

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    軽く読めるので1日で一気読み。
    展開が無理矢理すぎて、ミステリーのトリックや真相はええ?!そんなわけあるかあ!と思うが、芸能界の内幕はさもありなん、という感じでおもしろかったし、主人公を取り巻く登場人物はみんな魅力的に描かれている。

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    2017年06月14日
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)

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    これってシリーズものなのかな?ユナのほうでも、蒲原のほうでもシリーズにできそう。
    7年前の事件のことは今後出てくるのかしら?

    ブルーライト探偵社良い。読んでるうちに私の中で、高坂がだんだんイケメンになっていきました(^-^;
    京は恩田陸さんの「MAZE」の恵が浮かんできた。

    事件は入り組んでて、途中で読み返したりした。
    やっぱ女は怖いってことね。

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    2017年05月19日
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)

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    久しぶりの柴田よしき。
    面白かったけど、登場人物多くて苦戦。
    暗号もフツーに難しいでしょ⁉︎って思った。
    主人公含め皆まんまの中身ではない感じ。
    訳あり、嘘あり、隠し事あり。
    結末も散らかってるのを自分で整理しないといけなくて、説明されるとつまんないけど、読み手の読む力試された感(^_^;)

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    2017年05月11日
  • 少女達がいた街

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    1975年代の時代背景に少しロック
    それを振り替えりの謎を追いかける

    ライトにオモロイ、ミステリー

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    2017年04月09日
  • 鉄道旅ミステリ1 夢より短い旅の果て

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    車を使用することが多く電車での旅にあこがれがある。
    鉄道での旅の楽しみ方もいろいろあることが分かり、面白かった。氷見線で寒ブリ食べて絶景を眺めたい。

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    2017年03月30日
  • ゆび

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    妬みや恨み、負の感情は人を徐々にむしばんでいく。
    悪意はふくらみ、そして増殖する過程で、その対象を拡げていく。
    誰かを恨んでいたはずなのに、いつの間にか誰も彼もを怨みたくなる。
    目にうつるすべての者を怨みたくなる。
    そして、悪意にあやつられ、人は人であることを自らやめていく。
    悲劇は、悲劇を起こす側から見れば喜劇でしかない。

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    2017年02月24日
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)

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    ネタバレ

    柴田さんはしばらくライトな作品が続いていたが久しぶりにがっつりの大作で楽しく読んだ。ただし設定をひろげすぎている感は否めない。もう少しシンプルなストーリーでしっかり書き込んでも良かったかも。

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    2017年02月23日
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)

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    クリスマスの電飾が短く切られてばらまかれる連続殺人が発生。
    そこに探偵事務所の所長をするユナの友人の失踪が微妙に交錯する。

    登場人物がおおいので、やや苦労した。
    動機が少し弱いかなぁと想うけど、しかし面白かった。
    この探偵事務所、シリーズ化するのだろうか。

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    2017年02月12日
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)

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    多少ごちゃつきと無理矢理感がありましたが、これぞミステリ!という感じで面白かったです。
    でもなんで探偵サイドと警察サイド、2つの視点で事件を追うんだろう?どちらか1つの方がすっきりして読みやすいと思うんだけど・・・。
    あれかな?警察の登場人物は別シリーズに出ていて、宣伝(?)のために物語を交差させているとか?
    その辺りはよくわからないけれど、最初登場人物を把握するのに混乱しました(-ω-;)

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    2017年02月12日
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)

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    連続殺人事件と、一人の女性の誘拐事件とが同時進行するうちに、徐々に絡み合って真相が暴かれていく。

    終わらせ方は見事だし、おもしろいはずの設定なのだけれど…。何しろ登場人物が多く、解決に至る暗号やら殺人の動機、ほかの事件などなど盛りだくさん過ぎて、かえってミステリーとしてのインパクトや疾走感を削いでしまっている。新ヒロインとなるかもしれない主人公も、活かしきれていなかったのが残念。
    作者の長編のミステリーということで、かつてのRIKOシリーズのようなパンチの効いた魅力的なキャラクターやストーリーと比べてしまうから、余計に辛口になってしまうのかも。
    もしシリーズになるなら、今後に期待。

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    2017年02月23日
  • 鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空

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    柴田よしきさんの鉄道ミステリ1「夢より短い旅の果て」に続く鉄道ミステリ2「愛より優しい旅の空」、2015.11発行です。前作よりわかりやすくて読みやすかったですが、テーマが「恋した叔父を探す旅」「鉄道路線」「3.11」と3つのアイテムが交錯し、不器用なw私には、気持ちが分散してしまいました。私としては、「風のベーコンサンド」のようなテイストが好きです!

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    2017年01月05日
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)

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    ネタバレ

    並行して進む「連続」殺人事件と、「誘拐」事件。一方、ユナの探偵事務所に依頼された事件は「連続」殺人事件の一環なのか。
    ユナの造形は著者の他の作品の女性探偵と被るので、友人の事件についてはある程度想像がつく。利己的な関係者たちのなかで、自分なりの矜持をもって働く探偵たちの存在に励まされる。

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    2016年12月15日
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)

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    久しぶりに柴田よしきの本格的な長編を読んだ気がする。「ブルーライト連続殺人事件」を追う警察と、「ブルーライト探偵社」の所長・ユナが巻き込まれた親友の誘拐事件。2つが同時進行し、後半まで2つの事件の接点が分からないまま。登場人物が多すぎて、少し話のまとまりがないような気もする。ラストの無理やり感も否めない。でも、話自体は面白いし、登場人物も魅力的。特に水野京は、「聖なる黒夜」の環を彷彿させ、これからもぜひ登場させてもらいたいキャラクター。

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    2016年11月08日