柴田よしきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まどろむような京都の邸宅街で富豪の家族をおそった殺人事件。屋敷に住むのは美しい未亡人とその私生児、前妻の生んだ長男と長女。家政婦の瑞恵がみるかぎり、贅をつくした邸内には家族の絆も存在しないが、恐ろしい殺され方をするような現実的な人間もいない。歪んだ心理がうみだすサスペンスと意外な結末。 (BOOKデータベースより)
家政婦は見た。話に入り込むまでは時間がかかるけど、入り始めてからはおもしろかった。人の積み重ねたウソが次々にぼろを出す瞬間、というのはおもしろい・・・。ざっくり斬ってしまえば「金持ちって(ヤレヤレ)」という感じもするが、それだけではなくおもしろいのは作者の筆力だと思います。
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Posted by ブクログ
幽霊が出る。女性に人気のシティリゾートホテルで、そんな噂が囁かれ始めた。鮎村美生が調査を開始した直後、幽霊の目撃者である美津子が何者かに殺される。残された美津子の白無垢姿の写真の謎。美津子はずっと独身だった―。一時の錯覚でもいい。夢が見たい。女性の哀しさを切なく描いた上質のミステリー。 (「BOOK」データベースより)
余計なトリックにいちいち振り回されないのがいいな、と。大事な部分は残しておくけど細かいことは綺麗に解かれていく。女性の特別でありたい、と願望をついた話。男がお金を払っても風俗で自分の欲望を満たすように、女も満たす。それは恋愛よりも買い物よりも切実な欲望だ。
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Posted by ブクログ
以前読んでいた「ワーキングガールズ・ウォー」が共感できる部分があり面白かったので、また柴田よしきさんの本を!と手に取った本。
わぁ〜面白かった!と読み終えて思った一冊。
もともと推理小説が好きなので、すんなりと読めた。
東大卒の女性編集者をめぐる事件。
主人公は性格もよく、敵を作らないよう真面目に平凡に暮らしてきた。
ある日、同僚が殺される事件が起こり、それと同時に主人公へのいやがらせが始まる。
その謎を解いていくと・・・。
編集者の原稿をとるまでの過程、出版社と作家の関係もわかり面白かった。
私自身文章を書くのは苦手だけれど、作家を(それもこれから作家になるだろう卵)見つ -
Posted by ブクログ
中学・高校を女子校で過ごし、東大へ進学。
卒業後、大手出版社の編集者となった26歳の女性、江口有美が主人公。
優秀で容姿端麗、性格も育ちもイイ。そして誰からも好かれている。
私生活も安泰。交際相手からプロボーズされ、順調な人生を送っていた。
たが・・・有美の周囲に奇妙な出来事が続き…と、いうサスペンス物語。
大手出版社の文芸編集者の日常や、作家デビューを巡る状況は、
見事なまでのリアル感。 まるで実状を描いているようだ。
作家になりたい、とうい志を持った人には、キツイ現実かもしれない。
本書に出て来る作家たちは、
他人に与える影響に恐怖を憶え、書けなくなった大御所作家。
書きたい“モノ”を盗 -
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東大卒のかけだし編集者の有美は、
頭がいい事も鼻にかけず、顔もそこそこ、性格も普通。
これと言って他人に嫌われる事もなく今まで生きてきた。
しかしある日突然悪意に満ちた嫌がらせが始まった。
自分は何をしてしまったのか?誰が自分を憎んでいるのか?
色々な作家に振り回されたり、助けられたりしながら
ハプニングや事故・怪我を乗り越え、
人として編集者として有美は成長していきます。
ラストの他社編集者とのやりとりは 読んでて
とっても暖かい気持ちになりました。
この話は出版界が舞台になっていて、
編集者と作家の関係がリアルに書かれていて興味深いです。