柴田よしきのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
失踪した夫を待ち続ける女性のお話。
とても切なく、もどかしい。
このお話の中では、結局、夫の失踪の謎は何も説明されない。
うーん、続きがどうしても気になる、ニクい設定だなぁ(笑)
ぜひ、続きを読んでみたい。
ところで、主人公は下澤唯という名前の女性なんだけど、これまた、ニクいなぁ(上手いなぁ)と思ってしまう。
名前の「唯」。
「ただ…」とか「それだけ」といった意味がある言葉。
たまたま近くにあった辞書を引くと、もうひとつ、「ひたすら」という意味がある。
ひたすら、待ち続ける。
弱さや色んな感情と戦いながら、やっぱり、まだ「待ちたい」気持ちがあるんだな、彼女の中では終わらせられな -
Posted by ブクログ
「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。東京地検の元検事で弁護士を営む早坂絹子とは旧知の仲だったが、叔母から譲り受けた指輪が盗まれたという。唯一の手がかりである叔母のかつての婚約者を訪ねた麻生は、やがて予想外の事実に突き当たり…(「CARRY ON」より)。麻生龍太郎と山内練の宿命―「RIKO」シリーズへと連なる魂を揺さぶる連作ミステリ。
「BOOK」データベース より
元刑事の麻生龍太郎の話.魂は揺さぶられたりしないが、なかなか手の込んだ話.探偵の仕事も刑事の仕事も地道な証拠の積み重ねがものをいうという点では同じであるなぁ. -
Posted by ブクログ
ネタバレ会社のお姉さんに3冊まとめて借りました。
シリーズ通しての感想になります。
ストーリーはおもしろいのに登場人物がだれも好きじゃない(笑)
主人公に対してちょいちょいイラっとしてしまいました。
性に対してだらしないとか、そういう部分以外でも
普段の逞しい緑子とホントに同一人物かと思うぐらい
落差のある抜けかたをする時があってびっくりしました。
2作目からは母親になって少し落ち着いた感じもしますが。
強いて言うなら2作目から登場の麻生さんが好きだった。
(3作目で好感度下がったけど)
でもストーリーはとてもおもしろかったです。
ミステリらしく一気読みできました。
聖なる黒夜も読んでみたいです -
Posted by ブクログ
いやあ面白かった。
セックスのことばっかり書いてある小説は大嫌いなんだけど、これは例外。事件のえぐさを際立たせるように描かれているおかげかもしれないし、ジェンダーが根底に敷かれているから、官能小説ばりの性描写に不快感がないのかもしれない。
「あばずれ」の素質は誰にもあるかもしれなくて、ただ貞淑たれ、清楚たれと自他の抱く、刷り込みのような「夢」が理性というブレーキになるか、汚い、気持ち悪いという負の感情になるだけで、愛されたい・望まれたいとの欲求のただ率直な裏面になるんだろうと思った。
決して品の良い物語ではないので勧めづらいけど、これは面白いよ。このあと第二弾、第三弾と続く。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初から中盤までは、大して面白くもなかったんだけど、後半からがGood!
前半はどこにでもありそうな女のいざこざや、ちょっと頑張ってる女性が、ひょんなことで弱みや共感しあう「ホロリ」感を描いているけど、いまいちその手にはのるか、みたいな反抗心もあって、共感できず。ペースがなんとなく、ダラダラしているのもあって、ダラダラしか読めない。
後半は、もうちょっと山と谷がある感じで、すいすいいける。エアーズロックが舞台になっている節とかは、行ったことがあるだけに、つい引き込まれたりもするんだけど、それだけじゃなくて、ちょっといいハナシに思えてきたりもして。あと、墨田翔子が自分を見つめなおすところだったり