Posted by ブクログ
2009年10月04日
まどろむような京都の邸宅街で富豪の家族をおそった殺人事件。屋敷に住むのは美しい未亡人とその私生児、前妻の生んだ長男と長女。家政婦の瑞恵がみるかぎり、贅をつくした邸内には家族の絆も存在しないが、恐ろしい殺され方をするような現実的な人間もいない。歪んだ心理がうみだすサスペンスと意外な結末。 (BOOKデ...続きを読むータベースより)
家政婦は見た。話に入り込むまでは時間がかかるけど、入り始めてからはおもしろかった。人の積み重ねたウソが次々にぼろを出す瞬間、というのはおもしろい・・・。ざっくり斬ってしまえば「金持ちって(ヤレヤレ)」という感じもするが、それだけではなくおもしろいのは作者の筆力だと思います。