柴田よしきのレビュー一覧
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雷(いかづち)に打たれて目が覚めたら、時代も見目形も変わっていたなんて、さぞビックリしたと思う。あたしは、頭の中はほとんどそのままで、おかめ顔の小袖という女房になっていた。彼女は香子さまのお付きとして仕え、源氏物語のネタ集めに奔走する日々を送っていく。
香子さまの推理は、この時代ならではのものがあり、聡明さが伺えた。女性の装束や、生計を立てるための生き方には、自由の欠片もみえず、そのなかで楽しみを見つけて生きるのは大変だったろうと思った。住まいや食べ物、暮らしぶりなども興味深かった。
小袖(あたし)の語りは、ざっくばらんで、爽快だった。この時代の人達とのギャップも楽しめた。また、源氏物語の夕顔、末摘花、葵、明石、若紫を違った見方で楽しめた。
ところで、本当の小袖自身は、違う時代でどのように暮らしたのか、気になった。本当の小袖による日記も読みたくなった。 -
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ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。
他5作
・失われた甘い時をもとめての二人は無事に出会ったのだろうか。続きが気になった。
・浜崎の奥さんを検索してしまった。そんなに美味しいのか。食べてみたいな。
・ベネツィアは1度は行ってみたい憧れの街だな。
おばちゃんの話はきっと妄想だったようだけど、現実をみて主人公は学んだし、母との距離も縮まって良かった。
・旅での事故で旅の理由を忘れてしまったお話。佳佑のYouTube気になる...
・祖母と二人東京の食べ歩き旅。本当に美味しいというのはその味を忘れないということ、と祖母に教えられ、大人になった今、その事を息子に教えてる最後の場面がよかった。物語に出てくるビアホールはライオンかな?あそこ美味しかったな。また行きたいな。
・アイスランドで出会った女性とご飯を食べるお話。主人公の境遇が壮絶すぎて、ちょっと悲しかった。
タイトルのとおり、オーロラは見えなくてもこの旅がご褒美となって良かった。 -
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中学を卒業して9年。新聞部のメンバーが当時の教師と交流する物語。教師は推理小説を書く事で、小説家になって教師を辞めている。
8編の短編だが、推理小説家、新聞部という事もあり各編毎のミステリー仕立てとなっているが、各編とも短いのであっさりとした内容となっている。
新聞部メンバーの中で、特に元教師と交流の深い4人が中心となるが、この4人が中学時代に2組の恋人同士だったので、その後の恋愛状況がメインとなる。別れたり、別れても未練が残って居たり、周囲がお膳立てして復活させたりと忙しい。中学生から青年期の恋愛なので甘酸っぱい感じがする。これに元教師の恋愛も加わって来る。
ミステリーの方は黄色い梅の花は分かったが、黄色い花の料理は浮かばなかった。地域限定の料理なのだろうか?