ゆきの山荘の惨劇～猫探偵 正太郎登場～

柴田よしき

人里離れた柚木野山荘で作家仲間の結婚披露パーティが開かれる。飼い猫の正太郎を連れてやってきた桜川ひとみだったが、土砂崩れで山荘は孤立。そして、次々と事件が！ 毒死、転落死と相次ぐ不審死は事故か殺人か!? 猫探偵正太郎が幼なじみの犬サスケ、美猫のトマシーナとともに真相に迫る。人間の会話を理解する猫探偵正太郎が大活躍するシリーズ第1弾。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 光文社
• 掲載誌・レーベル: 光文社文庫
• 電子版発売日: 2022年02月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[hana · ★★★★☆]

猫探偵・正太郎。
居なくなった猫を探す、探偵の正太郎さんが主人公の物語だと思って読みはじめたら……猫の名前が正太郎でした。
作者の作品は、「RIKO」と「聖なる黒夜」しか読んだことがなかった事もあり、まさか主人公が猫とは。
麻生龍太郎に山内練を書いた人が、黒白猫の正太郎ですよ。幅広すぎ。なんかため息が出ちゃいました。柴田さんスゴイです。もう、尊敬です。

ファンタジーとも違いますが、なかなか面白かったです。
謎解きのトーマの件とか、ちょっとムリではと思うところもあるものの、正太郎たちなら許せるというか、物語として楽しんで読めて満足‼︎
優しくて切ない癒してくれるミステリーですね。お茶目で可愛い正太郎のファンになってしまいました。
シリーズのようなので、続刊も読んでみたいと思います。

＃笑える ＃癒やされる

[ブクログ · ★★★☆☆]

柴田さんにしては毒がなく読みやかった。ミステリー読み慣れてる人には、犯人すぐわかっちゃうと思うけど、気楽に楽しめた。

猫探偵正太郎ーーだけど、表向きの探偵は某作家さんになってしまうな。

[ブクログ · ★★★☆☆]

【My山荘シリーズ第6弾】

思わずジャケ買いしてしまった本。
猫の正太郎が探偵役とあったが、人間語を話せないのにどうやって解決するのか、PCでも打ち込んでくれるのかと楽しみにしていたが、ちょっと肩透かしだった。
冷静に考えれば、まぁ、そんなものだろう。

毒殺と思しき描写がふんだんにあり、読むのがしんどかった。
毒ってやっぱ描写が気持ち悪くて、辛く感じてしまう。
登場人物もあまり好きになれなかったし、できればおやっさん目線のストーリーにしてほしいなんて思ってしまった。
犯人の目星はついていたけど、にゃんともつまらない動機だったなぁ。

正太郎は去勢もしていないのか、人間の食べ物も食べさせちゃうし、ダメダメだった。


2024/06/14 08:15