柴田よしきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ期待せずに読み始めたからか、びっくりするほど大満足。
不思議な出来事はないけど、不思議なタイミングが重なって。
人生いろいろ。
その経験が今の自分を形作っている。
それをありのまま受け入れることが大切。
そう実感させてくれる。
女将さんと清水さんがここまで若いとは思っていなかった。
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東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。おかみの作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。クリスマスの嫌いなOLの悩み、殺された常連客が心ひそかに抱いていた夢、古い指輪に隠された謎と殺意……。数々の人間関係をからめながら、自らも他人に言えない過去を持つ女将が鮮やかに解決する恋 -
Posted by ブクログ
なんとなく熱い男同士の話、みたいなイメージで読み始めたので、がっつりと男性同士での行為の描写があって、しかもえぐい表現もあったので驚きました。
BLは特に嫌悪感もないけど、好きでもない私ですが、麻生と山内の愛憎が複雑に絡み合う緊張感のある関係にぐいぐいと引っ張られました。
2人を取り巻く及川をはじめとしたキャラも濃くて、彼らの話をずっと読んでいたいような、そんな気持ちが湧いてきました。
玲子のことや、姿が見えない第三の女についてはちらちらとヒントが出ていたので、解説の三浦しをんさんじゃないけど、早く気付いてとハラハラしました。
この作品で麻生のことも、練のことも好きになったので、彼らが出ている