柴田よしきのレビュー一覧
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ネタバレ目次
・観覧車
・約束のかけら
・送り火の告発
・そこにいた理由
・砂の夢
・遠い陸地
・終章、そして序章
柴田よしきの、プロ作家としての初めての作品ということもあって、ちょっとまだこなれてない部分もあるけれど、面白く読んだ。
結婚して一年で失踪した夫が遺した探偵事務所を、彼の帰る場所を守るために引き継ぐ唯が主人公。
いくつかの事件は、唯が夫を探すための手掛かりにもなる。
ちょっとネタバレになるので詳しくは書きませんが、単身赴任のお父さんのために娘が作った手作りチョコを送るという妻に、「帰って食べるから送らなくていい」という夫。
これはひどい。
夫の本心は、もう食べることができないから送ら -
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料理をテーマにしたアンソロジー。
女性作家ばっかりかなと思ったけど、中村航さんは男性かな?色んなテイストの作品が詰まっていて、美味しくて嬉しいアンソロジーでした。
以下お気に入り作品。
柚木麻子「エルゴと不倫鮨」
不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文の多い料理小説。ラストのオチも痛快でよい。
伊吹有喜「夏も近づく」
悠々自適な田舎暮らしをしている主人公が、兄から半ば押し付けられる形で甥っ子を預かることに。田舎の豊かな自然と触れ合うこ -
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ずいぶん前に所有していた本。もう手元にないが、久しぶりに読みたくなって借りた。
京都を舞台に、卒業して10年近くたってからも付き合いが続いている中学校時代の部活の仲間と顧問の先生が、近くで起こる事件の謎に取り組み、解決していく話。事件は殺人など結構重い。
一般社会に生きていて、こんなにしょっちゅう事件に遭遇するか?という突っ込みどころはあるけど、25歳前後の4人の男女の人生の岐路については丁寧に書かれていると思う。仕事や夢や恋愛や不倫など、一筋縄ではいかないところなどはリアルだと思う。京都の寺社などの観光地や自然も豊かに描かれていて、京都に行きたくなった。 -
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Posted by ブクログ
夫のモラハラから逃げるように
この高原にやって来た奈穂
距離感が近すぎる地元の人達とのかかわりに、
ああ田舎ってこういうとこあるよな・・
詮索好きでやたらと干渉してくる閉塞的な感じ。
でも次第に溶け込んでいくのだ
そして、そんな奈穂の店は住民たちが自分の
悩みを打ち明けたりほっとくつろいだりする場所に
なっていく。
奈穂の店「カフェ ソン・デュ・ヴァン」 1年目の物語。
出てくる料理が美味しそうだ。
私の知識が貧弱でよく知らないような料理も
出てくるが記述が上手い。
海の塩のほうが味が丸いと言うか
少しのんびりしていると言うか・・・
味がのんびり?
いい表現だ -