柴田よしきのレビュー一覧

  • 猫は引っ越しで顔あらう~猫探偵 正太郎の冒険4~

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    ネタバレ

    『正太郎と天ぷらそばの冒険』
    上京を決意した桜川ひとみ。糸川の親戚のおじさんの不動産屋から物件を紹介される。物件に置かれているインスタントの天ぷらそば。不動産屋のおじさんの秘密。

    『正太郎と古本市の冒険』
    新しい友達のフルハタとニンニンと神社で行われている古本市にやって来た正太郎。怪しい男が桜川ひとみの作品を古本の中に紛れ込ましているのを目撃する。本で作られたメッセージの秘密。

    『正太郎と薄幸の少女の冒険』
    桜川ひとみの住む家に現れる幽霊犬。以前に住んでいた女性・矢沢さんの自殺。飼い犬ミミ子の死。幽霊が出るとクレームをつけて退去した高木と言う男。幽霊犬と思われていたミミ子の息子しんのすけ。

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    2015年06月16日
  • 猫はこたつで丸くなる~猫探偵 正太郎の冒険3~

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    ネタバレ

    『正太郎ときのこの森の冒険』
    エコロジー路線の雑誌に異動になった糸川から無理矢理貰った仕事のためきのこの森にやって来た桜川ひとみ。浅間寺と山県も一緒に向かう途中に見かけた車。先に行ったはずが後から到着した作家の如月。如月から血の臭いを嗅ぎ付けたサスケ。如月がひき逃げし死体を埋めたと考えた正太郎とサスケ。

    『トーマと蒼い月』
    山県の家に引き取られたトーマ。山県の恋人・絵理が持ち込んだ事件。伊藤聖子の自宅にまかれた花びらの謎。

    『正太郎と秘密の花園の殺人』
    蘭の栽培をする孫一花壇を訪れた桜川ひとみと仲間たち。新しい薬に使える蘭を開発した孫一憲作。散歩中の正太郎とサスケが発見した憲作の遺体。憲作

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    2015年06月06日
  • 月神の浅き夢

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    闇の中の一筋の光…取調べ室での緑子の新たな決意と練の穏やかな表情に救われるようなラストでした。どうか緑子に麻生と練を救って貰いたい。推理小説ではあるけれども、緑子を通して事件とリンクする麻生と練の贖罪と赦しの葛藤のドラマだと思いました。この小説が20年近く前に書かれながら、私の歴代好きなキャラクター一位の座をいとも簡単に奪い取った山内練の魅力とは…!本当に心揺さぶられるキャラクターで、悪魔と天使、狂気と邪気の紙一重の微妙なバランスがすばらしい。ここまで創作上の人物に感情移入したことあったかな。麻生との今後や周りの登場人物達との関わりも今や想像するしかないのでしょうか。ビターハッピーエンドを期待

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    2015年05月24日
  • 猫は聖夜に推理する~猫探偵 正太郎の冒険2~

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    ネタバレ

    『正太郎と井戸端会議の冒険』
    正太郎と同じマンションに住むチェルシーが目撃したアロハシャツを着た怪しい男。マンションの住人を見舞いにきたと話す。近所に住む野球選手とニュースキャスター夫妻の家に入る男たち。妻の不倫の噂。正太郎たちの推理はペット殺しとなったが。

    『猫と桃』
    仕事を得るために水商売をしていた時の客・柳沢に連絡をとったミカ。深い関係になり京都の大文字焼きを見物に。駅で出会った女。実家から送られた桃の匂い。正太郎の反応で間一髪でかわす事件。

    『正太郎と首なし人形の冒険』
    桜川ひとみの部屋の下に住む少女の人形の首が奪われる事件。その他にも公園で絵本が盗まれ発見された時には中の絵の首が

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    2015年05月21日
  • 猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~

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    ネタバレ

    『愛するSへの鎮魂歌』
    桜川ひとみの熱烈なファンの男の妄想。彼女の作品「愛するSへの鎮魂歌」は自分へ向けてのメッセージと考える男。桜川ひとみを叱る隣人を殺害し自分が隣へ引っ越してくる。桜川ひとみの部屋の観察。正太郎を殺そうとするが。

    『正太郎とグルメな午後の事件』
    飼い主の桜川ひとみと元の飼い主の浅間寺竜之介の対談に連れていかれた正太郎。浅間寺の飼い犬で兄弟のように育ったサスケとの再会。駐車場で「泥棒」と叫ぶポメラニアンを見つける。ひとみ達を付け回すポメラニアンを乗せた車。担当編集者・村田が新幹線内で取り違えた土産のひよこぴよぴよ。

    『光る爪』
    浮気相手・川辺徹の妻・章子の殺害事件の証人に

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    2015年05月18日
  • 聖なる黒夜(下)

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    上巻途中からページを捲る手が止まらず、時間を忘れて読んでしまうくらい面白かった。
    ぼんやりとしか見えてこなかった事件の全貌が、ひとつひとつパズルのピースがはまるように謎が解けていき、最後のピースがはまったときに鳥肌が立った。

    人間が人間を裁くことは可能なのか、
    罪とはなんなのか、
    まさにその問いを本作品で投げかけられたような気がした。

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    2015年04月06日
  • 聖母の深き淵

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    『あたし自身を、これ以上にないくらいに「母親」という既定のものとして決定づけてしまった「子供」という存在に対して、心のどこか深いところ、あたしの中に広がる密かな闇の奥底て、静かに憎んでいるような気がする。

    確かに愛しているのに。

    この上もなく、可愛いのに。』

    まさに、LGBT小説だな。性的人間としての美しいもの醜いもの全てを詰め込めようとしているのかな。美しいものと醜いものが見る人によって反転する矛盾した世界を見事に描いている作品。
    相変わらずエグかったなぁ〜。

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    2015年03月21日
  • ア・ソング・フォー・ユー

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    花咲慎一郎シリーズ。
    無認可保育園の園長で探偵が副業のハナちゃんが様々な探偵仕事を引き受けるストーリー。
    弱い立場の人間を放っておけないお人好しで優しいハナちゃんのキャラクターが良かった。

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    2015年02月23日
  • フォー・ユア・プレジャー

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    無認可保育園の園長兼私立探偵の花咲慎一郎シリーズ。
    花咲に持ち込まれた人探しはクスリがらみのヤバイ仕事になり、さらに恋人の理紗が行方不明に…。無理難題連続の中戦う花咲の活躍が読み始めたら止まらない展開でよかった。
    また、前作同様一見関係なさそうに見える登場人物たちが、複雑に絡み合っていて後半にどんどん種明かしがされていくのも面白かった。
    何よりも花咲の保育園の子供たちへの思い・やさしさがとてもいい感じで描かれていていいなと思った。

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    2015年02月11日
  • フォー・ディア・ライフ

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    花咲慎一郎シリーズの第1作。
    花咲のもとに持ち込まれる悪ガキの救出、家出娘の捜索などの個別案件と思われていた探偵の仕事が実は繋がっていたというストーリー。巧妙にはりめぐされた伏線がお見事といった感じだった。

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    2015年02月08日
  • 聖母の深き淵

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    緑子の人物像がより鮮明に深まった今作。
    彼女はタフだ。それはダイヤモンドのように傷つけられることがない、というものではなくて、生身の肉体を持ち傷つき、倒れながらも何度も立ち上がる強さを持っている。
    LGBTの勉強にもなった、メディアに出てるフィルターをかけられたイメージではなく、彼ら自身の声を聞きたいと思った。

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    2014年08月24日
  • ふたたびの虹

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    東京•丸の内にひっそりと店を構える「ばんざい屋」を舞台に、様々な人間模様を描いた本。

    お店のお客さんのドラマが1話ごとに綴っていて、さらに毎回お腹が鳴ってしまいそうな季節の素材を使ったお料理がストーリーと絡み合ってたくさん出てくる。

    物語が進むに連れ、女将である美鈴さんの過去が明らかに。ミステリーを読んでいるようなドキドキ感と、次々出てくるお料理のワクワク感が入り混じって、本当に味わい深い素敵な小説だった。

    本当にこんなお店があったら行ってみたいなと思う。また、読み終わったらわ周りにいる、自分を大切にしてくれる人をもっと大切にしようと思った。

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    2014年08月21日
  • 観覧車

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    切ない。
    本の帯に「めっちゃ切ない」と書いてあったけど、帯の感想って
    あまりあてにしないし、正直「ケッ」て思ってしまうことがあるのだけど
    これは本当に切なかった。

    ある日突然失踪した夫を待ち続ける唯。
    “彼が自分を裏切っていないのなら生きていないだろう、そして彼が生きているとしたら
    自分を裏切っている”

    そんな状況だとわかっていながらも、諦観しながら、けれどひたすらに彼の帰りを待ち続ける。
    立ち止まってしまう弱さ、待ち続ける強さ、それがたまらなく哀しい。

    心にそっと広がる感傷。余韻が残る作品。

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    2014年08月13日
  • 聖なる黒夜(上)

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    練が切なすぎてうわあぁ…文庫版に併録された短編を読んで号泣。麻生は麻生で不憫でかわいそうというか気持ちはわからんでもないけど練の歩んだ人生を思うともっと寄り添ってあげてほしい…。シリーズ通して読んで、練というひとの存在の切なさとかやりきれなさに何度も泣いた。

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    2014年05月01日
  • 聖母の深き淵

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    この小説はミステリーという括りだが、事件解決がメインではない。
    メインはLGBT、男尊女卑、育児など社会問題と、登場人物の複雑に絡み合う人間関係。
    「都合の良い人物」など出てこない、それぞれが意思を持ち、物語の中で生きている。
    スーパーヒーローなんかではなく、私たちと同じく醜い部分を持ち、ときには選択を誤ることもある、そんな人物ばかりだ。

    主人公の緑子だが、母親になり変わった。
    無鉄砲で感情的なところは変わらないが、身の危険を感じた時に第一に子供のことを考えるようになったことで、人の気持ちにそっと寄り添うことができるようになった。
    私は今の彼女の方が好きである。

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    2014年04月30日
  • ワーキングガール・ウォーズ

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    この人のOL物は共感できるし、
    読んでいてスカッとするほど小気味イイ。
    もっとこの路線を書いてほしい。

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    2014年11月02日
  • 月神の浅き夢

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    涙が堪えなくなった、心が抉られたように痛くて痛くてしょうがない。そう、人は神になれない。徹底的な権利を重んじる人が人を裁くシステムの中で、この重任を担う警察や裁判官は一体どんな責任を背負えばいいのだろうか、誰がこの善悪を決める人たちの正義を問うだろうか、そもそそ正義一体何なの。自分がなぜ警察をならなきゃならないの、いま自分やってることは一体どんな意味があるの、と迷子になった緑子はこれからも戦いなきゃ、なぎ倒さなきゃ、この真相が見つからないと感じた。自分の行動で証明しなきゃこの深淵に囚われ続けるだけなんだ。悪魔じゃないよ、練は、ただ神経状態はすでに険しい懸崖に近づいて、ボロボロになっちゃった。麻

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    2014年01月04日
  • 聖なる黒夜(上)

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    互いに殺したいほど相手を憎みながらも、執着し、依存していく不器用な男達。
    メインの2人がとても魅力的。

    人間の罪と罰、人が人を裁くということについて考えさせられます。

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    2014年01月01日
  • 少女達がいた街

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    ノンノ、チアキ、ナッキー。
    背伸びして大人に近づこうとするような16歳の少女達が起こしてしまう事件が21年も経ってから真実がわかってくる。
    大人びたことをしながら、心は子供というアンバランスがすごく共感できて懐かしさを感じるようだった。

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    2013年12月19日
  • 聖なる黒夜(上)

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    すごい内容だ……。あまりにもつらい過去で目を背けたくもなったけども、同時に練の人生を見守っていこうとも思った。
    警察小説としては濃厚なストーリー。警察組織や麻生班や及川たち警察官としての意地やプライドも表現されてる。その辺りがおもしろい。
    中盤あたりからおもしろさが加速する感じ。被害者を取り巻く人間関係も見所かと。
    サイドストーリーには胸が締め付けられた……。
    はやく下巻に取りかかります!

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    2013年11月15日