柴田よしきのレビュー一覧

  • ワーキングガール・ウォーズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    柴田よしきさんの実体験?から綴る働く女性のリアルな本音と弱音。総合音楽企業の企画部係長・墨田翔子・三十七歳、未婚、入社十四年と十ヵ月。部下があり仕事は出来る。収入もそこそこ。でも対人関係はちょっと……。仕事に疲れ、ネットを通じて旅行代理店の契約社員愛美と知り合い、愛美が住むオーストラリア旅行へペリカンを求め旅立つ。そこで出会った二人の女性との奇妙な友情を力にして、翔子は、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と闘いつづける。OL歴が長くなると・・・翔子はお局さまだがかっこいいね、面白く読めた作品。

    0
    2013年07月28日
  • ワーキングガール・ウォーズ

    Posted by ブクログ

    勝ち組負け犬と、負け組負け犬予備軍の女性が織りなす、現代社会を生きる女性の物語。読み終わったあとの爽快感が最高♡ 働くことは誰かだって楽しいことばかりじゃないけど、明日も頑張ろうって思える。

    0
    2013年07月06日
  • 猫はこたつで丸くなる~猫探偵 正太郎の冒険3~

    Posted by ブクログ

    相変わらず猫視点の文章は面白い!
    この巻では正太郎や同居人、その周りの人たちに次々と転機が起こった。
    最後のサスケの「あんさんが、東京行ってもわしらずっと一緒でっせ」ってセリフに涙がにじんだ。
    東京に行くという展開になってもサスケとの関係性が変わらないといいな。
    あと、同居人も結婚しないでほしいな。
    何か雰囲気とか変わってしまいそうだからダメ人間のままでいいからそのままでいてほしい。
    トーマはもうゴンタとラブラブなままでいいよ

    0
    2013年05月04日
  • 月神の浅き夢

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    RIKOシリーズ第三弾。若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。切り刻まれ木にぶらさげられた男の肉体。殺害された刑事達に繋がりがあるのか?弱気になった元上司に、刑事・緑子は一児の母として、やっと見付けた幸せの中にいたが、捜査本部に呼ばれる。事件をひたむきに追う緑子をあざ笑うように、新たな事件が発生し…。過去の事件にたどりつく。人が人の犯罪を暴きだし間違いが有ればどうすれば良いのか?捜査をする刑事達に責任は有るのか?正義とは?刑事として、母親として、そして女として、緑子は正面から立ち向かう。

    0
    2013年04月06日
  • RIKO ─女神の永遠─

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女流作家、柴田よしきのデビュー作。RIKO(村上緑子)シリーズ警察小説のスタート。男性優位な警察組織の中で、女であることを主張し放埒に生きる刑事村上緑子。リコ刑事村上緑子役をかたせ梨乃さんでTVドラマ化されたのを、観た覚えがあるが原作を読むと川島なおみさんの方がしっくりかなぁ。竹内結子主演で公開された某作品より、原作はこの作品の方が遥かに優秀だと思う。

    0
    2013年04月04日
  • ふたたびの虹

    Posted by ブクログ

    丸の内の片隅でひっそり営まれる小料理屋が舞台。物静かな女将さんが客たちの心の中で硬く結ばった糸を優しくほどいていく…

    女性が一人でふらっと入れるおばんざい屋さん。いいなぁ。
    お店の空気感と優しい料理と女将さんの暖かさが心地よくて、普段奥の方にしまっている事をつい話したくなるんだろうなぁ。
    時に、嘘も方便を交えながら相手の事を思いやりながらのやさしい答え。
    自分の過去にも踏み込まれたくなかったからお客さん達の話にも踏み込まなかったんだね。
    それが後半にどんどんあきらかになる。
    それも結構な過去。
    おばんざい屋さんの雰囲気とはかけ離れすぎてる過去。
    強く辛い過去を抱えながらも美味しく優しい料理が

    0
    2013年03月23日
  • 聖母の深き淵

    Posted by ブクログ

    まず、読み終わって思ったことがこの作品が1990年代に(1996)でた作品だと知った驚きでした。
    長く、思ったよりも読むのに時間がかかってしまいましたが、暴走刑事の活躍魅惑的な脇役たち、赤裸々な性描写(笑)によりあまり飽きません。
    ですが、長いのでぼくの場合伏線を忘れて読み返すことがありました。
    キャラがたっている気がするが長い割には掘り下げられてない印象もある。
    この作品は、緑子さん主役の2作目とのこと。
    ストーリー、今回の事件に対しては根本が薄い印象。
    ですが読みやすく、古さを感じさせないキャラがとてもいいです。

    0
    2013年03月18日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

    Posted by ブクログ

    ばんざい屋シリーズの2冊目です。
    おかみさんは、立ち退きをきっかけに新しいスタートを切り、常連客の女性達も自分の道へ巣立っていく。
    再生の話に感じました。

    0
    2013年03月15日
  • 観覧車

    Posted by ブクログ

    ある日突然行方不明になった夫の跡を継いで探偵になった女が主人公の連作短編集。

    男を待つ女の心理がよく描かれていて、読んでいて胸が痛くなりました。
    京都や新潟の描写も見事で、旅に出たくなりました。
    主人公・唯が成長していく過程も見もの。

    すべての女性に読んでいただきたいです。
    きっと共感するはずです。

    0
    2013年03月05日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本編は再読。バレンタインが近づくたびに思い出す本。警察ものとしても、ミステリとしても、愛憎劇としても楽しめる傑作でした。短編は本当に切ないにもほどがある。運命のいたずらという言葉で片付けるには、あまりにも悲しい。

    0
    2013年02月17日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上巻だけでこのボリューム感。
    すごいです。こういうしっかりしたミステリーに最近再び惹かれる傾向が出てきているので、思い切って読みました。
    内容もページ数に比例してすごく重厚?です。
    長い割には、先が気になるのでどんどん進み、思っていたほど時間はかかりませんでした。

    キャラクターもいい味出してますね。
    麻生さん、練はもちろんですが、及川さんも結構好きです。
    警察なのにどう考えても練よりやばい人にしか見えないあたりが(笑)
    あと、あれだけ愛されている韮崎さん。善人じゃないけれど、やっぱり、すごい人であったのだな、と。

    個人的に、練と麻生さんの、韮崎のお通夜のシーンがすごく好きです。
    練の悲しみ

    0
    2013年01月27日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

    Posted by ブクログ

    丸の内で“おばんざい”を出す小料理屋「ばんざい屋」を舞台とした連作短編集『ふたたびの虹』の続編。(『ふたたびの虹』は相田翔子主演・『七色のおばんざい』というタイトルで、NHKでドラマ化された)
    柴田よしきの作品でもっとも好きな『ふたたびの虹』の続編なので、大きな期待を持って読んだ。ハートウォーミングなヒューマンドラマ。前作同様、とても良かった。
    もし読んでみようという方がいたら、ぜひ前作『ふたたびの虹』から読むことをお薦めする。

    何より魅力的なのが、「ばんざい屋」で女将が作る料理の描写。こんな料理屋があったら常連客が通いつめるのも道理。女将の細やかな心配りと、客との適度な距離感がさぞ居心地が

    0
    2012年11月20日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

    Posted by ブクログ

    女将の優しさに癒されながら読みました。
    出勤時のJRの中で読んでいて思わず涙ぐんだり・・・
    心にしみます。
    この本の中で一番共感したのは
    篠田真由美さんの解説にある
    「どこかにないのか、私のばんざい屋は!」
    私もそう思いながら読んでた!!!と思い、うれしかったです。

    0
    2012年11月03日
  • 回転木馬

    Posted by ブクログ

    観覧車の続編。
    観覧車がイマイチだったので、どうだろうって思って読んだけど、すごく引き込まれて、いっきに読んじゃいましたー。
    唯もそうだけど、登場する女性達はみな何かを抱えてる女性が多く、いろいろ考えさせられました。
    ラストも良かったです。
    やっと救われたって感じでした。

    0
    2012年10月03日
  • ゆび

    Posted by ブクログ

    面白い!

    非現実的なのでリアリティーは皆無ですが十分楽しめます。

    “ゆび”怖すぎ。

    ラストは怖すぎて…

    悪意の無い人間でいたいものです。

    0
    2012年09月30日
  • 風精(ゼフィルス)の棲む場所 新装版

    Posted by ブクログ

    久しぶりに、ハードカバーで読みたいと思った作品。(出てるのかな?)


    装丁の鬱蒼と茂る木々、
    引き込まれそうな緑。
    地図に無い村。

    そして、
    蝶を模した舞。


    まるで
    お気に入りの映画の一つ、
    「エコール」をみているようでした。

    0
    2012年09月16日
  • 少女達がいた街

    Posted by ブクログ

    明かされる真相が次々くるくる回っていくような展開で久しぶりにハラハラドキドキしながら本を読むという体験をしました。
    これはすごい。

    0
    2012年05月20日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by ブクログ

    一般ミステリー。

    初読み。


    ヤクザの幹部殺しの関係者の中に居た男は自分が10年前に逮捕した男だった…。


    登場人物が多く、過去の話と現在の話が交互に出てくるので、その彼らと彼らのエピソードが繋がる迄時間がかかった。
    上巻最後でやっとその繋がりが見えてきた感じ。


    それにしても。
    久しぶりの一般書の読書でしたが、登場人物達の生きてきざまをきっちり書いてあって内容が深い。
    これだけ人物がしっかりしていたら話も面白くなるよな、と思いました。
    複雑に絡み合った人間とその彼らを取り巻く事情と…。

    やっぱり冤罪だったのね。
    這い上がれないよね…。

    0
    2012年04月17日
  • シーセッド・ヒーセッド

    Posted by ブクログ

    花ちゃん探偵シリーズ3作目!
    前巻から随分と仲良くなってしまった山内との関係がちょいちょいつぼです(^○^)またまたホモのお話か!

    0
    2012年03月22日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by ブクログ

    2012.03.11-2012.03.15

    山内に惹かれました。言葉じゃ簡単に言えない魅力的な人物です。


    ストーリーがどんどん進んでいき、面白くてハラハラドキドキさせられました。分厚いのにそれを感じさせない程の深さがあります。
    サイドストーリーも良かったです。山内の過去のお話。そんなことがあったから今(サイドストーリー当日)の彼があるんだなぁと思いました。


    この先どうなるのか…下巻が楽しみです。

    0
    2012年03月22日