柴田よしきのレビュー一覧
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ネタバレ不倫をしていた上司から妻が妊娠したから別れたいと告げられた主人公のあたし。
死んでやると飛び出して、結局、ばかばかしくなって家へ戻ろうとした時に落雷!
気が付いたら、そこは自分のしっている平安時代と微妙にずれた感じの平安京。しかも、別人になっていた。その名は小袖。
彼女は「源氏物語」を書いている香子付きの女房だった。
すいません。積んでました(;^_^A
で、先日の大河の紫式部で引っ張りだして読んだら、ものすっごく面白かった! しかも解説が山本淳子さんだし(大好き)
小袖は香子が「源氏物語」を書くためのアシスタントとして、うわさ話やモデルにしているのではと言われている男性陣 -
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既に前に2巻出ているけど読んでない、という状態なので、いきなり冒頭での過去の振り返りがありがたいやらそうでもないやら。
更には、序盤からバブルの香りというか、あたし、どうしちゃったのかしら、とかいう香ばしい独白も出てきて、こいつはどうなることやら、と思っったけど。
始まってみるとなかなか、皆さん泥まみれで悪くないではないか。警察も一般人もヤクザも結局のところ一皮むけば一緒なのさというか、色々と悪い方に転がってく感も、小説だし、それはそれで。
しかし根源的なところでみーちゃんという暴力の権化が取り仕切っていて、それを抑え込むのが拳銃というのは、いやしかし現実がそうであるにしても切ないのだわね。 -
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シリーズ第4弾です。
懐かしい歌謡曲の響きになぞらえた4つの中編。今回もお話は、いろいろ繋がっています。
ブルーライト・ヨコハマ
アカシアの雨
プレイバックPART3
骨まで愛して
こうしてシリーズ続けて読んでいると、すっかり自分が新宿の中に、ポーンと放り出されているような感覚になります。『普通』に生きていくって⁉︎ 『普通』ってなんなんだろう?って思うのです。
人が羨むようなセレブな生活をしている人の心の中にも、深く黒い闇はあり、底辺のそのまた底で生きてるような人の中にも、魂の煌めきはある。
その振り幅を知るだけでも、このシリーズは、やっぱり傑作だと思う‼︎ もちろん、ミステリーとして -
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Posted by ブクログ
ネタバレ花咲慎一郎シリーズ第2弾。
今回もまた、人探しから麻薬の売人が浮上してきたり
恋人の理紗さんが行方不明になってしまったり、
赤ちゃんが緊急入院することになったり、
さらには、元同期の命を懸けて、春日組の大幹部・山内から殺人事件の犯人探しを引き受けることになってしまったり…。
自分の命だけでなく、友人や園にまで被害が出てしまうかもしれないリスクを背負いながら、東京中を必死に駆け回るハナちゃん。
ほんの、2.3日の間の出来事だけど本当にいろんな事が起きていて、にこにこ園の子供たちが安心して眠っている間にも、不倫、麻薬の取引や銃撃戦、人が死ぬこともある。色んな人の人生や関係性が垣間見れたり、読み