柴田よしきのレビュー一覧

  • 聖なる黒夜(上)

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    東日本連合会春日組大幹部・韮崎誠一の死体が発見された。容疑者として名が上がったのは、複数の愛人の中でもひときわ美しい男娼あがりの男・山内練。彼こそは、警視庁捜査一課の麻生龍太郎が10年前に婦女暴行容疑で逮捕した大学院生だった。麻生の知らない山内の10年に一体何があったのか、そして韮崎を殺した犯人とは・・・?

    登場人物が多く、また非常に複雑に人間関係が絡み合っているので、メモを取りながら読み進めました。
    ・・・が、めちゃくちゃ面白い。ストーリーはもちろんのこと、キャラクターが魅力的で引き込まれます。上巻640ページがあっという間でした。

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    2023年08月14日
  • おいしい旅 想い出編

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    前作ほどではありませんがこれも最後まで読むことができました。最後の話とミュンヘンの空港から街歩きまでの部分が特に良かったです。

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    2023年02月28日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    贅沢なミステリー集でした。
    おどろおどろしいものではなく、茶目っ気がやリアリティーがあって1つひとつにはっとしたり、クスッとしたり、温かくなったり。

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    2023年01月08日
  • 聖なる黒夜(下)

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    ネタバレ

    韮崎を殺した犯人と、麻生の奥さんを奪った犯人、どちらも中盤くらいで読めてしまったので残念。

    練と麻生に、また別巻で会いたいと思った。

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    2022年12月23日
  • 月神の浅き夢

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    若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。手足、性器を切り取られ木にぶらさげられた男の肉体。誰が殺したのか?次のターゲットは誰なのか?
    刑事・緑子は一児の母として、やっと見付けた幸せの中にいた。
    彼女は最後の仕事のつもりでこの事件を引き受ける。事件に仕組まれたドラマは錯綜を極め、緑子は人間の業そのものを全身で受けとめながら捜査していく。
    親として、そして女として、自分が何を求めているのかを知るために。興奮と溢れるような情感が絶妙に絡まりあう、
    「RIKO」シリーズ最高傑作。
    今回の事件には緑子の旦那さんの安藤刑事の誤認逮捕が関わっていることを知り、愛する旦那さんの汚点を真相究明の過程で

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    2022年12月17日
  • 聖母の深き淵

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    一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。
    そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。
    そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠されていた…。
    ジェンダーと母性の神話に鋭く切り込む新警察小説、第二弾。
    母になった村上緑子が挑んだ事件のテーマは、母性愛。事件の引き金が育児ノイローゼだったり、育児は家族全体の仕事ではなく母の仕事という時代錯誤

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    2022年12月17日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    男性優位主義の色濃く残る巨大な警察組織。その中で、女であることを主張し放埓に生きる女性刑事・村上緑子。彼女のチームは新宿のビデオ店から一本の裏ビデオを押収した。
    そこに映されていたのは残虐な輪姦シーン。
    それも、男が男の肉体をむさぼり、犯す。やがて、殺されていくビデオの被害者たち。緑子は事件を追い、戦いつづける、たった一つの真実、女の永遠を求めて―。
    性愛小説や恋愛小説としても絶賛を浴びた衝撃の新警察小説。第十五回横溝正史賞受賞作。
    村上緑子は、エリートコースを歩んでいたが、上司の安藤明彦警部との不倫が原因で新宿署に左遷されて、性犯罪の被害者を救うためそして加害者を逮捕するために手段を選ばな

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    2022年12月17日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    ネタバレ

    このご時世のお話が合って切なくなりましたね。
    途中の文章に暗雲が立ち込めてきますが
    最後に残った言葉に温まるものがあるのです。
    でも、やっぱりこのご時世のあれは憎いよ。

    それとある落とし物を拾った人の日記のお話も
    心の温まるものでした。
    秘密部分は文章通りに解釈しないこと。
    (文章上はそうは絶対に見えないから)

    1個だけ、救えないものがあります。
    ある風土病(?)のお話。
    その真相を知るとなぜ奇怪な行動に
    出ているかがわかることでしょう。
    でもどこまでも救えない…

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    2022年11月06日
  • 聖なる黒夜(下)

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    麻生と練の関係が急激に変化し、瓦解、という言葉がしっくりくる。
    長年に渡って離れていた同士が急速に近づいて、混ざり合う様子が激流のようであっという間に読み終えてしまった。
    物語の謎はまだ残されていて、「私立探偵麻生龍太郎」に続く余韻が残されていて、この先も麻生と練の縁・因果は繋がっていくんだろうと感じさせられた。
    愛と呼ぶには荒々しくて、二人の関係はなんで呼べばいいんだろうと考えさせられた。
    謎解きは正直、なぜそこまでややこしくなった事件なんだ?と思うけれど、二人の関係を鮮明にするための演出かと思うと納得がいく。
    二人のような人間関係はなかなか私生活ではいないけれど、離れられない同士って確かに

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    2022年10月03日
  • 聖なる黒夜(上)

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    登場人物が上巻だけで凄く多い。
    一人一人、名前と注釈をメモなどしながら読むことをおすすめしたい。

    過去と現在を行き来しながら、物語が進むので、とてつもない長い期間のように感じてしまうが、事件が起きてからはたった9日間しかたっていないことに読後に驚く。
    麻生と練の過去と現在と共に、複数の容疑者が伏線やミスリードを散りばめるので、うっかり読み落とせず、上巻だけでやや満腹ぎみ。
    麻生も練も一筋縄ではいかない人生を送っていて、下巻でどういう関係性になっていくか楽しみ。
    裏社会の独特の後ろ暗い中でも、純粋に欲しいものを追い続けてもがいてる二人、っという感じで悲壮感は少なく、力強く生きてる男たち、女たち

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    2022年09月12日
  • 聖なる黒夜(下)

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    漫画「囀る鳥は羽ばたかない」が好きな方は間違いなく好きな作品だと思います。練が切ない。幸せになってほしい

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    2022年08月25日
  • 聖なる黒夜(下)

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    ネタバレ

    上下まとめて。

    痛くて痛くて胸が苦しくなる。
    強くて美しく脆い練を想わずにはいられない。
    書き下ろしもとても良く、胸に秘められた蝶が情景に浮かぶ。
    どう考えても壮絶な人生。好きになってはいけない人を好きになってしまう。付かず離れず。諦めた方が楽だけど、やっとの思いの一筋の光。
    韮崎や全ての人に情があるから、変わりなんていない、一人一人を想う練は、捻くれてしまっているが育ちの良さはあるよなぁ。

    麻生はいいキャラしてるなと。自分の行いに矜持があるが故、まさか練のことに限って誤認するはずがないと認めるにも認められないもどかしさがまたしんどかった。
    ぱっと華があるわけではないけど、人を惹きつけて焦

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    2022年08月07日
  • おいしい旅 想い出編

    購入済み

    ごちそうさまでした!

    ご贔屓の先生から始めましての先生まで、ほぼ全て楽しく美味しく読めました
    たぶん、ご近所のあのお店?とか今度旅行に行ったら探してみよう!とか実在するお店がモデルになっていたりでワクワクしました
    想い出編だったからか、ちょっと寂しかったり秘密があったりもしますが最終的には納得できるので安心して読めました

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    2022年09月29日
  • 小袖日記

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    当時の美人顔

    おかめについての

    詳細な描写にも笑えます

    完璧なおかめ とかね



    つい どうして

    『源氏物語』の女性たちは

    抵抗が薄いのか

    と思いがちですが



    運動不足で極端に

    筋力がなかった 当時の女性たち

    衣装も長い髪のある頭も重く

    男性にのしかかれたら

    抵抗できないとは

    すごく 納得したなぁ

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    2022年06月24日
  • 聖なる黒夜(上)

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    山内や麻生の関係性や、その他シチュエーションまでたまらないものがたくさん出てきてニヤニヤする。下巻も楽しみ。

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    2022年06月20日
  • 小袖日記

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    ネタバレ

     不倫をしていた上司から妻が妊娠したから別れたいと告げられた主人公のあたし。

     死んでやると飛び出して、結局、ばかばかしくなって家へ戻ろうとした時に落雷!

     気が付いたら、そこは自分のしっている平安時代と微妙にずれた感じの平安京。しかも、別人になっていた。その名は小袖。

     彼女は「源氏物語」を書いている香子付きの女房だった。

    すいません。積んでました(;^_^A
    で、先日の大河の紫式部で引っ張りだして読んだら、ものすっごく面白かった! しかも解説が山本淳子さんだし(大好き)

     小袖は香子が「源氏物語」を書くためのアシスタントとして、うわさ話やモデルにしているのではと言われている男性陣

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    2022年05月14日
  • 月神の浅き夢

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    既に前に2巻出ているけど読んでない、という状態なので、いきなり冒頭での過去の振り返りがありがたいやらそうでもないやら。
    更には、序盤からバブルの香りというか、あたし、どうしちゃったのかしら、とかいう香ばしい独白も出てきて、こいつはどうなることやら、と思っったけど。
    始まってみるとなかなか、皆さん泥まみれで悪くないではないか。警察も一般人もヤクザも結局のところ一皮むけば一緒なのさというか、色々と悪い方に転がってく感も、小説だし、それはそれで。
    しかし根源的なところでみーちゃんという暴力の権化が取り仕切っていて、それを抑え込むのが拳銃というのは、いやしかし現実がそうであるにしても切ないのだわね。

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    2022年04月24日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    優しい作品が多くてほっとする。
    近藤史恵さんの「孤独の谷」は、この中ではぞくっとするというか、切ないお話。
    「扉を開けて」の不思議な雰囲気も、篠田真由美さんだーっとなって嬉しくなる。母娘のあまりに親密な関係が呼んだ「何か」。
    永嶋恵美さんのあれにはしてやられた。うまいなぁ。ああいうのは大好物。
    「青い封筒」も素敵。もうっ。どうなるかと思ったらあんな素敵な。
    アミの会(仮)のかっこの謎はいつ明らかになるのかなー。ともあれ、このアンソロジーはずっと続けてほしい。

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    2021年12月16日
  • ア・ソング・フォー・ユー

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    シリーズ第4弾です。
    懐かしい歌謡曲の響きになぞらえた4つの中編。今回もお話は、いろいろ繋がっています。

    ブルーライト・ヨコハマ
    アカシアの雨
    プレイバックPART3
    骨まで愛して

    こうしてシリーズ続けて読んでいると、すっかり自分が新宿の中に、ポーンと放り出されているような感覚になります。『普通』に生きていくって⁉︎ 『普通』ってなんなんだろう?って思うのです。

    人が羨むようなセレブな生活をしている人の心の中にも、深く黒い闇はあり、底辺のそのまた底で生きてるような人の中にも、魂の煌めきはある。
    その振り幅を知るだけでも、このシリーズは、やっぱり傑作だと思う‼︎ もちろん、ミステリーとして

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    2021年10月06日
  • 鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空

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    「夢より短い旅の果て」の続編。
    本当に読み応えがありました‼️
    柴田文学の魅力が凝縮された作品だと思います⁉️
    鉄道旅行で出会った様々な出会いで人生観を語り、恋愛もし、鉄道旅行の魅力も知り、旅先の土地の知識も広がり、謎も解き、確実に大人として成長していく主人公を中心に語りに語るスケールの大きな作品だと思います‼️

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    2021年06月27日