柴田よしきのレビュー一覧

  • 聖なる黒夜(上)

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    山内や麻生の関係性や、その他シチュエーションまでたまらないものがたくさん出てきてニヤニヤする。下巻も楽しみ。

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    2022年06月20日
  • 小袖日記

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    ネタバレ

     不倫をしていた上司から妻が妊娠したから別れたいと告げられた主人公のあたし。

     死んでやると飛び出して、結局、ばかばかしくなって家へ戻ろうとした時に落雷!

     気が付いたら、そこは自分のしっている平安時代と微妙にずれた感じの平安京。しかも、別人になっていた。その名は小袖。

     彼女は「源氏物語」を書いている香子付きの女房だった。

    すいません。積んでました(;^_^A
    で、先日の大河の紫式部で引っ張りだして読んだら、ものすっごく面白かった! しかも解説が山本淳子さんだし(大好き)

     小袖は香子が「源氏物語」を書くためのアシスタントとして、うわさ話やモデルにしているのではと言われている男性陣

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    2022年05月14日
  • 月神の浅き夢

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    既に前に2巻出ているけど読んでない、という状態なので、いきなり冒頭での過去の振り返りがありがたいやらそうでもないやら。
    更には、序盤からバブルの香りというか、あたし、どうしちゃったのかしら、とかいう香ばしい独白も出てきて、こいつはどうなることやら、と思っったけど。
    始まってみるとなかなか、皆さん泥まみれで悪くないではないか。警察も一般人もヤクザも結局のところ一皮むけば一緒なのさというか、色々と悪い方に転がってく感も、小説だし、それはそれで。
    しかし根源的なところでみーちゃんという暴力の権化が取り仕切っていて、それを抑え込むのが拳銃というのは、いやしかし現実がそうであるにしても切ないのだわね。

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    2022年04月24日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    優しい作品が多くてほっとする。
    近藤史恵さんの「孤独の谷」は、この中ではぞくっとするというか、切ないお話。
    「扉を開けて」の不思議な雰囲気も、篠田真由美さんだーっとなって嬉しくなる。母娘のあまりに親密な関係が呼んだ「何か」。
    永嶋恵美さんのあれにはしてやられた。うまいなぁ。ああいうのは大好物。
    「青い封筒」も素敵。もうっ。どうなるかと思ったらあんな素敵な。
    アミの会(仮)のかっこの謎はいつ明らかになるのかなー。ともあれ、このアンソロジーはずっと続けてほしい。

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    2021年12月16日
  • ア・ソング・フォー・ユー

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    シリーズ第4弾です。
    懐かしい歌謡曲の響きになぞらえた4つの中編。今回もお話は、いろいろ繋がっています。

    ブルーライト・ヨコハマ
    アカシアの雨
    プレイバックPART3
    骨まで愛して

    こうしてシリーズ続けて読んでいると、すっかり自分が新宿の中に、ポーンと放り出されているような感覚になります。『普通』に生きていくって⁉︎ 『普通』ってなんなんだろう?って思うのです。

    人が羨むようなセレブな生活をしている人の心の中にも、深く黒い闇はあり、底辺のそのまた底で生きてるような人の中にも、魂の煌めきはある。
    その振り幅を知るだけでも、このシリーズは、やっぱり傑作だと思う‼︎ もちろん、ミステリーとして

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    2021年10月06日
  • 鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空

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    「夢より短い旅の果て」の続編。
    本当に読み応えがありました‼️
    柴田文学の魅力が凝縮された作品だと思います⁉️
    鉄道旅行で出会った様々な出会いで人生観を語り、恋愛もし、鉄道旅行の魅力も知り、旅先の土地の知識も広がり、謎も解き、確実に大人として成長していく主人公を中心に語りに語るスケールの大きな作品だと思います‼️

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    2021年06月27日
  • 月神の浅き夢

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    RIKOシリーズ第3弾
    このシリーズで一番面白かった
    とは言え起こる事件の残忍さ 巻き込まれる人々のやるせなさ
    痛みの残る話だった
    なのにシリーズこれで終わりなの?
    信じられない
    そして緑子ったら麻生とも…っんもう本当に!
    猟奇的山内は苦手なのに根の優しいところが垣間見えるとやっぱり魅力的に思えてしまう
    続編欲しい

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    2021年04月24日
  • アンソロジー 捨てる

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    全て描き下ろし作品と言う点も嬉しいですが、普段から読んでいる新津さん、松村さん、柴田さん、近藤さん以外の初読みの作家さんもいて新鮮でした。

    負けた人が秘密をバラして行く永嶋恵美さんの「ババ抜き」 終始ゾワゾワする松村比呂美さんの「蜜腺」 女の本音が描かれた近藤史恵さんの「幸せのお手本」など どの短編も切れ味が良く、印象に残りました。

    表紙の花と物語がリンクしていたり、フォントも少し大き目で読みやすかったです。

    新しいメンバーも加入されて今後も出版予定との事ですので楽しみが増えました。

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    2021年02月27日
  • 聖なる黒夜(下)

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    上巻が面白かったので期待しながら読んだら下巻はもっと面白かった
    一気読み
    男だらけの愛憎劇
    3角関係なのかもはや何画関係なのかわからない複雑な関係が入り乱れる
    いわゆるBLモノというのに初めて触れ面食らうものの途中からは人と人との深い絡み合いの話だなぁとすんなり受け止められた
    他の本でも2人が関係するみたいなのでそちらも読んでみたい
    麻生と連もいいけど 色々経た上で及川と寄りを戻すのもいいけどなぁ
    なんだ私 ハマるのか!?

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    2021年02月25日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    東京からワケありでやってきて、
    高原でカフェを開く女性のおはなし。

    ごはん小説を探して辿り着きましたが、
    まずはカフェごはんが美味しそう。
    高原の美味しいバターやパン、ベーコンなど。グッとくる。
    それだけでも十分なのに、裏側にある人間模様にもじんわりくる。

    生き方を迷っている節目の方にもおすすめできそうです

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    2020年10月09日
  • ワーキングガール・ウォーズ

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    とても面白かったです。
    一言言われた時の心の声とか、自分の本当の感情等とても共感出来ました。
    思わず笑ってしまう場面や、ちょっとニヤついてしまう場面も多かったです。

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    2020年07月10日
  • シーセッド・ヒーセッド

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    3作目にして、山内って人に私は夢中!ハナちゃんとの、やり取りが面白い!今回はドンパチなく、無難な依頼だった。常に子供達の事を考えて、交代時間を気にしながら探偵するハナちゃん。皆が皆、「ハナちやぁ~ん」て甘い声を出しながら陥れるのが楽しい。そして、必要以上に仕事しちゃう花ちゃん、人が良いんだろうなぁ。次回も楽しみ(*^^*)♪

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    2019年01月20日
  • 聖なる黒夜(上)

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    読み終わるのが勿体なくて、ずーっと部屋に飾ってた本。でも、明日・・・死んだら後悔するから泣く泣く読み始めた!それくらい、練と麻生が好き♪下巻に突入するかな。あぁぁぁ~読むの勿体ない(笑)

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    2019年01月20日
  • 聖なる黒夜(下)

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    濃いわ~みんな、濃すぎるわ~。冤罪を引っ張るわ~。練ちゃんは優しい子なのよ!ちょっと趣向がアレだけど優しい子なの。韮崎も、練も・・・優しいんだからぁぁー( T^T )先にリコ、ハナちゃん、麻生シリーズを読んでたので、練と麻生が初々しかった。出てくる人間が濃くて、事件・・・なんだっけ?みたいな(笑)また、ここからリコ読んで練を楽しも♪

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    2019年01月20日
  • 聖なる黒夜(下)

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    ネタバレ

    後半は一気に読んでしまった。
    麻生さんが過去に練にしたこと、そして忘れてしまったことを知ったときには思わず「麻生ーーー!!!」って叫びたくなった。及川さんとの関係もそうだけど、麻生さんは本当に罪深い人だなって思う。

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    2018年11月28日
  • チェンジ!

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    今年のドラフトも終わり、今は日本シリーズ、後は年末恒例の『クビになった男たち』を観る....というのが私の毎年の定番だが、そんな時期にピッタリの野球短編集。プロ野球人生の岐路に立たされた5人の男達の物語。野球に関する情景もかなり詳しく描写してあり、野球好きなら楽しめるのでは。それにしても、彼らの妻や彼女が皆、出来すぎ君なのは、実際もやはりそうなのかなぁ。『友』が一番じんわり感動。『四分の三』『背番号』も好き。お気に入りさんレビューでチェックしていた一冊。野球好きの私には読み易く、心温まる良い短編集だった。

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    2018年10月31日
  • チェンジ!

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    コンバート、引退、フォーム改造…、岐路を迎えたプロ野球選手たちのストーリーが5編。多少気恥ずかしい思いもあり、おっさんが読んでいいのかなと思って読み始めたがあっという間に引き込まれしまった。やっぱりこの作者さんはうまいわ。

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    2018年10月28日
  • チェンジ!

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    主人公たちが、けしてスター選手ではないというところがミソか。

    また、所属する球団名が絶妙に出てこないところも絶妙(?)。
    架空の球団名がやたら出てくると、なんか作品に入り込みにくい気がするので、これは良いですね。

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    2018年08月10日
  • 輝跡

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    野球のシーンが(ほぼ)出てこない野球小説。

    実在の選手たちも、みんなそれぞれドラマがあるのだろうな。当然ですが。

    終始女性視点が、なんとも恐ろし面白い。

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    2018年05月14日
  • フォー・ユア・プレジャー

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    ネタバレ

    花咲慎一郎シリーズ第2弾。

    今回もまた、人探しから麻薬の売人が浮上してきたり
    恋人の理紗さんが行方不明になってしまったり、
    赤ちゃんが緊急入院することになったり、
    さらには、元同期の命を懸けて、春日組の大幹部・山内から殺人事件の犯人探しを引き受けることになってしまったり…。
    自分の命だけでなく、友人や園にまで被害が出てしまうかもしれないリスクを背負いながら、東京中を必死に駆け回るハナちゃん。

    ほんの、2.3日の間の出来事だけど本当にいろんな事が起きていて、にこにこ園の子供たちが安心して眠っている間にも、不倫、麻薬の取引や銃撃戦、人が死ぬこともある。色んな人の人生や関係性が垣間見れたり、読み

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    2018年02月24日