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Posted by ブクログ
こちら側には真相が先に分かる作りなので、『麻生、気付いてくれっ』という気持ちと登場人物の関係性に読むのが止まらない~
ミステリーとして充分に満足のストーリーなのに、愛憎劇がまた魅力的です。
そして各々のキャラクターを愛せずにいられるだろうか。
山内練は読後引きずってしまうほど。
台詞も多いし、求めているものはハッキリと分かるはずなのに、過去のことになると見えない。
麻生が存在しないからだろうか。
最後の『遅刻だよ』のあとが唯一の心情描写かもしれない。
彼はこれまで何を考えていたんだろう。
読み返してみると、入ってくる行動がすべて麻生を生かすためにしか思えないほど感情を帯びているのだ。
Posted by ブクログ
たまに恩田陸のネバーランドみたいな話が読みたいと思って検索すると高確率でひっかかってきたこの小説(全然違う)だけど、いつか絶対に読もうと思って置いておいたけどようやく読んだ。
愛憎渦巻くでかい矢印を持った男たちしか出てこない…!描写がきつくてちょっと顔を顰めたところも多々あったけど、心情描写というか、歪で複雑な人間の感情を表す描写がとても良い。ミステリー的にも、キャラたちがどこへ向かっていくのかも気になりすぎて、あの厚さの上下なのに3日くらいで読んだ。本当に素晴らしい。どう考えてもどこに向かっても、みんな幸せになれないだろうけどね。
サイドストーリーだけ読めば甘酸っぱいBLなのに、ここから本編のことを思うと辛さしかない。
続編も早く読みたいなあ。
Posted by ブクログ
10年前の事件を通して、麻生と山内の間に秘められた壮絶な過去とは? そして、韮崎を殺害した真犯人とは・・・?
上巻に続き、下巻もページをめくる手が止まりませんでした。
・・・が、切ない。
麻生と山内の関係だけでなく、他の登場人物の心情や人間関係を考えると、何とも苦しくて、やりきれない気持ちになりました。
破滅に向かうことでしか結ばれない愛もあるんでしょうか。もし、あるとすれば、それが二人の運命なのかもしれません・・・。
また、上下巻の最後に掲載されているサイドストーリーが、とても良かったです。別作品にも麻生と山内が登場するものがあるそうなので、余韻が残っているうちに読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
麻生と練の関係が急激に変化し、瓦解、という言葉がしっくりくる。
長年に渡って離れていた同士が急速に近づいて、混ざり合う様子が激流のようであっという間に読み終えてしまった。
物語の謎はまだ残されていて、「私立探偵麻生龍太郎」に続く余韻が残されていて、この先も麻生と練の縁・因果は繋がっていくんだろうと感じさせられた。
愛と呼ぶには荒々しくて、二人の関係はなんで呼べばいいんだろうと考えさせられた。
謎解きは正直、なぜそこまでややこしくなった事件なんだ?と思うけれど、二人の関係を鮮明にするための演出かと思うと納得がいく。
二人のような人間関係はなかなか私生活ではいないけれど、離れられない同士って確かにいるんだよな、、、と、改めて思う。
Posted by ブクログ
ずっと、読んでみたかった作家の作品。
長いけど、一気に読んだ。
点と点が繋がっていく計算されたストーリーは、スピーディーでわかりやすく、こうやって捜査が行われているのか、と妙にリアルだった。
ただ、今ひとつ理解に苦しむのが登場人物たちの心情。
あまりに自分の世界とかけ離れたものなので、想像でしか理解できそうにない。
そういうもんかなぁ、とか、そうなんだぁ、とか、どっか他人事のようにしか受け取れない。
無理もない。
わたしには、あの人たちのような恋愛感情は、倫理観や道徳観が先に立って、抱くことができない。
他の作品にも、主要人物が出てるものがあるらしいので、ちょいちょい読んでみるのもいいかも。
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