柴田よしきのレビュー一覧

  • 聖なる黒夜(上)

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    この本、だいぶ前に買って、一度読み始めたんです。
    だけど、どうにもこうにも、なんというか、性描写というか、そういうところがなじめずに「う~む……」と本を閉じてしまったのです。

    それからずいぶん経ってもう一度読み始めたら、前回嫌だった部分がそんなに気にならない(私も大人になったのか?)。
    そして、気にならなくなったらミステリーの部分がそれはもう面白い。

    続きが気になって、ずっと手元において、暇があれば開いて読んでました。

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    2019年01月16日
  • PINK

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    結末がなんとなく分かってしまったが、前半部分は文章がうまいのと伏線が多くあり楽しく読み進められた。
    ただ後半になると、ごちゃごちゃしてきて勢いが失速したような気がする。長く感じてしまった。あとオチがなぁ、、
    それでも全体を通してみると満足した一冊です

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    2010年12月03日
  • 月神の浅き夢

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    読み応え満点^^
    村上緑子警部補の三部作、どれも性と生をテーマにすごく人の心の闇をダイナミックに切り取って、すぐに引き込まれました!

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    2010年11月28日
  • 回転木馬

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    突如失踪した旦那を探す女の物語。

    旦那にたどりつくまでさまざまな人間に出会い自問自答を繰り返す。

    本当の幸せとはなんなのか
    彼は一体なぜわたしを裏切ったのか
    わたしは待ち続けることで報われるのか

    主人公の内面の葛藤とともに徐々に解かれていく失踪の謎。

    やや先の読める展開ではあるが、せつない気持ちになる。
    と、同時に、誰かを思いっきり責めたいけれど責めきれない、もどかしさも残る。

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    2010年11月21日
  • 回転木馬

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    作者についてイマイチ知識がなかったので、ちょっと賭けな感じで購入。
    そしたら、すごく面白かったし、とても深く感動した。
    久しぶりに本を読んで泣きました。

    愛ってすごいな、ってそしてとても強くゆるぎないものだな、って思った。
    そんな愛をはぐくめるよう、目標にしたいと思った。
    出てくる人物がそれぞれ苦労が多いこともあり、とても人間性が深く、厚みのある人たちが多かった。

    でも最後にはやっぱり頼れるのは人の存在なんだなって所が私好みだった。
    この人の本、もっと読んでみたいな、って思った。

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    2010年11月05日
  • シーセッド・ヒーセッド

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    今回は連作で3つの事件の話。相変わらず睡眠もとらずに探偵に園長にと頑張っているハナちゃんがいました!
    そうして、命がけで借金をしているハナちゃん。ぼろいけどアットホームのにこにこ園、何故かおおごとに巻き込まれる探偵のハナちゃんが普通の日常となっています。保育園の先生たちも、彼女も慣れてしまったのかな??(笑)

    これで3作目なんだけれど、今回も同性愛の話も絡んできます。
    やはり、結末は純粋なる“愛”なのか!
    柴田よしきさんは人が好きで好きで信じているんでしょうね。だって、愛を感じますもん。

    ハナちゃんと山内は奇妙な友情まで生まれてきてますし。
    ハナちゃんの女性関係が出てこないと思ったら、えっ

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    2010年10月29日
  • シーセッド・ヒーセッド

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    山内に子供が!?と、本筋よりそっちが気になっちゃいました(汗)ちょっと会話の長さが気になりましたが、面白かったです。

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    2010年10月16日
  • 回転木馬

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    たくさんの不幸な女が出てくる。そのひとりひとりに、自分と重なる部分を見つけてしまい、切なくて、苦しくて、胸がいっぱいになった。

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    2010年10月03日
  • フォー・ユア・プレジャー

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    この作者の描く登場人物はどうしてこうも魅力的なんだろう。弱さ、狡さ、切なさ、強さ...依頼人やそれに纏わる、ほんの脇役に思える人物でさえも愛しくさせてしまう。
    ハナちゃんのめげない明るさ、好きだなぁ〜!第1弾より先にこちらから読んでしまったけれど、充分面白かった!!

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    2010年09月30日
  • 回転木馬

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    最初は正直んー?という感じだったが、読んでいくうちに引き込まれた。主人公だけでなくすべての登場人物の心情がきめ細やかに描かれていて、感動した。しかし、この作者。男性なのか女性なのかが謎である。

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    2010年09月13日
  • 好きよ

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    7月? おもしろかった。時空がゆがみ、とか別次元の話にはびっくりだったけど、途中までの瀬戸内の閉鎖された感じとかの方に夢中になって読んだ。しかしどんな展開でもひっぱっていくのと違和感なく読ませるのはすごい。

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    2010年09月04日
  • Close to You

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    共働き夫婦の妻である自分には、痛く恐い一冊。主人公やその妻が指摘されたある種の「特権意識」がゼロとはとても言えず、突きつけられる言葉の一つ一つを噛みしめながら読んでみた。

    勿論、これは物語。

    でも、物語だから、の一言では片付けられない人の悪意や悲しみのリアルさ。本当に怖い作家だと思う。だから、読むのをやめられない。

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    2010年08月31日
  • Close to You

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    あとがきを読んで面白そうだと購入。でもこのページ数をいくらなんでも「一気」とは・・・と思っていましたが「一気」でした。
    無関心でいること、「知らなかった」で済ませてしまっていることの罪を改めて考えてしまいました。といっても考えすぎると動けなくなってしまうんですが・・・。
    せめて身近な大切な人を傷つけたことには気付く感受性は持っていたいと思いました。

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    2010年05月19日
  • シーセッド・ヒーセッド

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    探偵が副業で、本業が保育園園長な花咲慎一郎シリーズ3弾デス
    芸能人のストーカー被害の依頼から過去の殺人事件に巻き込まれ
    また今回も命かけちゃってますwww

    なんつーか極悪非道なヤクザさん山内が、(やっぱり)魅力的に感じるのはなぜなんだろう…

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    2010年05月18日
  • 猫は引っ越しで顔あらう~猫探偵 正太郎の冒険4~

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    猫探偵正太郎シリーズ。

    このシリーズは、話によって正太郎の1猫称や、登場人物目線であったりと様々違ってるけれども、どっちの文体も面白いです。
    ミステリーなのでもちろん人死も書かれてたりするんだけど読んだあとの読後感がじんわり胸にしみて好きです。

    ミステリー好きはもちろん猫好きさんにもお薦めです。

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    2010年02月11日
  • Miss You

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    「自分の知らないところで増殖する他人からの悪意」の話なのに、読後はけっこうすっきり。中盤からがほんと面白かった。

    どんなに気をつけていたっていつ、どの場面で、どのような形で自分が他人を傷つけているのかなんて実際は分からないわけで。
    そういうのはある意味自分の意志とは関係なくて、何がきっかけになるかも分からないし、自分でも理不尽な理由で人にマイナスの感情を持つことって少なからずある。なのにどこかでまさか自分に限って、と思ってる。そういう無意識の無神経さって確かにある。自覚するのは恐いけど、したたかに図太くやっていくしかないんですよね。

    ついでに、1章で反応した両想いホモセンサーが大的中だった

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    2010年03月08日
  • 猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~

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     僕自身が猫好きということで、購入してみました。短編小説です。話によって、猫ちゃん像が違くて不思議な感じがしました。こういう作風は初めてだったので新鮮でした。
     猫好きな方はもちろん、推理好きな方にもおススメです。

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    2010年01月24日
  • 猫は引っ越しで顔あらう~猫探偵 正太郎の冒険4~

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    猫探偵の正太郎と、同居人の桜川ひとみが、解決する推理小説の短編集第四作目です。
    正太郎と同居人の桜川ひとみは、滋賀県の琵琶湖の近くのマンションから、
    東京下町に引っ越した。やはり、正太郎が行くところに事件は舞いこむ。
    新しく暮らす東京下町での四つの話が収録されています。
    新しく登場した大家さんの雄猫のフルハタこと、フルフルと雌猫ニンザブロウことニンニン二匹がとても面白いです。

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    2010年01月24日
  • 猫はこたつで丸くなる~猫探偵 正太郎の冒険3~

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    猫探偵の正太郎と、同居人の桜川ひとみが、解決する推理小説の短編集第三作目です。
    わたしは人を殺しました。で始まる文を残して、死んだ、曽我峰子彼女は、本当に人を殺したのか?そして彼女の死は、自殺なのか?その謎を
    雌猫のトマシーナと今の飼い主である山県雅美と、ガールフレンドの絵里と雑種の猫のゴンタが解き明かす。
    話「限りなく透明に近いピンク」などが収録されています。本編主人公の正太郎が活躍する話の収録されています。

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    2010年01月24日
  • 猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~

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    猫探偵の正太郎と、同居人の桜川ひとみが、解決する推理小説の短編集第一作目です。
    この短編集は、6話収録されていてどれもとても面白い作品です。
    中でも私は、愛するSへの鎮魂歌がとても面白く感じました。
    この話は、愛する人を守るために、愛する者の敵だと思われる女を殺害してしまう男の話です。
    六つの作品は、とても、ミステリー好きには、たまらないものになっていると思います。

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    2010年01月24日