柴田よしきのレビュー一覧

  • ふたたびの虹

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    季節の日本料理と謎を主題とした連作短編集。
    雰囲気としては北森鴻氏の香菜里屋シリーズの女性版といったところでしょうか。おかみさんの人生がちょっと激し過ぎるので、もう少しソフトである方が純粋にばんざい屋の空気感や料理を楽しめると思います。

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    2014年01月02日
  • 恋雨

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    201312/柴田さんの書く女性達は、自分の足で立ってる感があって魅力的。偶然からの巻き込まれ展開・謎解きパートには強引なとこあるけど楽しめたし、冴子や洋子などの女性ならではのカッコよさと優しさがイイ。そして主人公もちゃんと悩んで踏ん張って進んでいく。切ないけどパワーのあるいい物語だった。

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    2013年12月29日
  • ワーキングガール・ウォーズ

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    女性が働くことってどういうことか、どう見られるのか、を考えさせられた。同じ負け犬同士で、友達、と思っていても妬みはあるし、ずる賢いだけじゃなく純粋だったり、抜けてたり、人に好かれたかったり。誰がどう思うか、誰にどう思われることに重きを置くか、それを考えないとなぁ、と。あまり期待せず読み始めたから、思った以上に感銘を受けた。

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    2013年12月08日
  • 猫は引っ越しで顔あらう~猫探偵 正太郎の冒険4~

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    上京した後のお話。サスケなどのお馴染みのメンバーは登場しないけれども、東京で新しい猫仲間との出会いがある。和む本。

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    2013年12月01日
  • 猫は聖夜に推理する~猫探偵 正太郎の冒険2~

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    相変わらず、動物たちが可愛らしい。ミステリーとしては読み応えないが、とにかく癒される。100年後の未来設定の試みは良い。

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    2013年11月27日
  • 桜さがし

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    京都を舞台に中学時代の同窓生たちが24歳になったころからが描かれています。

    新聞部の顧問の先生と、4人の教え子たちの話ですが、単なる青春ものではなく、ストーリーに少しミステリー要素が絡んでいるので面白く読めました。

    青春時代の切ない感じや未来への希望、京都の風景などが描かれていて読後感の良い1冊です。

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    2013年11月11日
  • 猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~

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    ミステリーとしての面白みはあまりない。しかし、とにかく猫達が可愛らしい。関西弁で喋る(化)猫に癒される本。

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    2013年11月11日
  • ワーキングガール・ウォーズ

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    翔子さんがドロドロした嫌な女から頼れる姐御に変わって行く様が良かった。人生の切り替えスイッチなんてどこにあるか分からないものだなと思った。

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    2013年11月01日
  • 禍都 City Catastrophe

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    「炎都」の続き。

    前作は京都だけが舞台だったけど、、なんだか壮大な感じになってきたー。
    楽しみ。

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    2013年10月06日
  • シーセッド・ヒーセッド

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    新宿二丁目の片隅に佇む無認可保育園の園長にして、ハイリスクな依頼も拒まない探偵が副業のハナちゃんこと、花咲慎一郎。元締めから回されてきたストーカー被害の依頼人は一見まともに見えたのだが…。園児たちの笑顔のため、優しすぎる一匹狼が新宿を駆ける。
    「BOOK」データベース より

    花ちゃんの情の深さは相変わらずで、3件の依頼を丁寧に調べる花ちゃんには好感がもてる.
    そして、山内練の人間味が印象に残った1冊.山内社長は案外花ちゃんのことを気に入っている、というのはあながち嘘ではないだろう.

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    2013年10月05日
  • ワーキングガール・ウォーズ

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    働く女性の抱える悩み、葛藤をコミカル且つ的確に描写した作品。

    キャリアウーマンとしてバリバリ働くことで犠牲にしてきた恋を後悔することもなく、
    強く振る舞いながら友達の前では少女のようにはしゃぐ主人公。
    視点が変わる為主人公と記していいのかは分からないが、キャリアウーマンの揺れる心情に引き込まれた。

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    2013年09月22日
  • 風精(ゼフィルス)の棲む場所 新装版

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    ネタバレ

    京都・北山の奥深くにある閉鎖的な村で起こる事件。
    事件の舞台になる風神村の雰囲気がいい。

    ミステリーとは別の驚きのラスト。

    最後まで楽しめたし、余韻の残る作品だった。

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    2013年09月19日
  • 聖なる黒夜(下)

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    ネタバレ

    先に私立探偵を読んでしまい麻生と練が気になり読みはじめた作品。

    途中で、犯人や動機もなんとなくわかるんだけど、まさかあの人まで絡んでるとは思わなかった。
    一方で麻生さんと練、2人の関係プラス及川さんのことも気になりました。上巻の書き下ろしがとても印象的で、想いが通じ合った?ときは練ちゃんの初恋・・・!とじーんときてしまいました。あの話しがあったからこそ練がなんかいじらしいというか可愛く見えてしまう。でもあの事件がなけりゃ深くかかわらなかったし練も苦しまなかったと思うと複雑。
    とにかく今後の2人が気になるので緑子シリーズにも手を出してしまおうかと思います。
    及川さんとイラストレーターの話しとか

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    2013年09月01日
  • シーセッド・ヒーセッド

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    ネタバレ

    花咲さんシリーズ。前のレビュー読むとけちょんけちょんですね私。借金がらみの主人公はあまり好きでないので、このシリーズは避けたい。が、つい読んでしまいます。借金完済ならよいのですが、なんだか永遠のような気がして読みたくなくなってしまう。。今回は貸主の山内が癌で無くなりそうな展開で、お?終わるか?と思いきや最後にまた続く。。。みたいな。やっぱり読まなきゃ良かった。(笑)

    アイドル歌手のストーカー被害、捨て子騒動、恐喝事件など盛りだくさんで進むストーリー。花咲さんの過去の事件も少しだけ見え隠れ。誤って同僚を殺してしまった刑事花咲の苦しみ。そして、仕事も辞め、妻も去り、それでも生きていかなくてはいけ

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    2013年08月21日
  • フォー・ユア・プレジャー

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    一夜を共にした男の行方を追う女、失踪した恋人、恋人の腹違いの妹につきまとうストーカー、そして巻き込まれた殺人事件。これらの事件がどうリンクしていくのか、読んでいてとてもスリリングでした。最後は巧く纏まっていますが、ややご都合主事的な展開だと思いました。
    前作よりもやや迫力不足な感じはしましたが、次回作も読みたいと思わせる内容でした。

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    2013年10月01日
  • フォー・ディア・ライフ

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    心に大きな傷を持った弱い一面を持つ主人公。でも何故か憎めないキャラで良い味を出しています。更に脇役が魅力的でした。役割分担がキッチリしていながら、ちゃんと一人一人に深みを出しています。
    ストーリーも秀逸でした。バラバラに見えた複数の事件が一つに纏まるのがミステリの常道ですが、無理がなく自然でした。
    ただ、盛り沢山で、メインとなる話の焦点がやや定まっていない所が気になりました。

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    2013年10月01日
  • 月神の浅き夢

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    犯人は割れ易かったものの、内容が盛り沢山で読み応えがありました。
    前二作では明かされなかった事実(過去の冤罪や麻生、練絡みの話)が判明するので、ある意味RIKOシリーズの集大成と言える作品だと思います。
    人物描写も目を見張るものがありました。緑子の男女関係は相変わらずですが、一児の母らしい穏やかな性格になり少し好感が持てました。及川やバンちゃん等、周りを固めるその他の人物描写もとても良かったです。
    事件も猟奇的な殺人事件と異常な犯人像が融合して、とても不気味で怖かったですし、二転三転する展開で面白かったです。シリーズの最高傑作だと思います。

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    2013年10月01日
  • ゆび

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    ホラーとミステリーが融合されてて、また夫婦間の重いテーマも織り交ぜ大変良かった。非現実的だけどリアルに想像すると、恐ろしい…。最初と最後の少女の登場は寒気がするほど怖かった。誰しもが大なら小なり持ってる悪意が怖くなりました。暫くは人差し指見ないようにします。

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    2013年07月20日
  • 私立探偵・麻生龍太郎

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    ネタバレ

    エピローグでの二人。
    なんて不器用なんだ。
    泣けた。
    でも、こんな話が読みたかった――と思った。

    はじめの方のたわいないやりとりが余計に愛しくなった。

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    2013年05月22日
  • 回転木馬

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    「観覧車」の続編。
    前回に引き続き、せつないなぁ。
    満足のいく終わり方ではあるけど、つくづく、唯が健気でせつない。

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    2019年05月26日