柴田よしきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ先に私立探偵を読んでしまい麻生と練が気になり読みはじめた作品。
途中で、犯人や動機もなんとなくわかるんだけど、まさかあの人まで絡んでるとは思わなかった。
一方で麻生さんと練、2人の関係プラス及川さんのことも気になりました。上巻の書き下ろしがとても印象的で、想いが通じ合った?ときは練ちゃんの初恋・・・!とじーんときてしまいました。あの話しがあったからこそ練がなんかいじらしいというか可愛く見えてしまう。でもあの事件がなけりゃ深くかかわらなかったし練も苦しまなかったと思うと複雑。
とにかく今後の2人が気になるので緑子シリーズにも手を出してしまおうかと思います。
及川さんとイラストレーターの話しとか -
Posted by ブクログ
ネタバレ花咲さんシリーズ。前のレビュー読むとけちょんけちょんですね私。借金がらみの主人公はあまり好きでないので、このシリーズは避けたい。が、つい読んでしまいます。借金完済ならよいのですが、なんだか永遠のような気がして読みたくなくなってしまう。。今回は貸主の山内が癌で無くなりそうな展開で、お?終わるか?と思いきや最後にまた続く。。。みたいな。やっぱり読まなきゃ良かった。(笑)
アイドル歌手のストーカー被害、捨て子騒動、恐喝事件など盛りだくさんで進むストーリー。花咲さんの過去の事件も少しだけ見え隠れ。誤って同僚を殺してしまった刑事花咲の苦しみ。そして、仕事も辞め、妻も去り、それでも生きていかなくてはいけ -
Posted by ブクログ
犯人は割れ易かったものの、内容が盛り沢山で読み応えがありました。
前二作では明かされなかった事実(過去の冤罪や麻生、練絡みの話)が判明するので、ある意味RIKOシリーズの集大成と言える作品だと思います。
人物描写も目を見張るものがありました。緑子の男女関係は相変わらずですが、一児の母らしい穏やかな性格になり少し好感が持てました。及川やバンちゃん等、周りを固めるその他の人物描写もとても良かったです。
事件も猟奇的な殺人事件と異常な犯人像が融合して、とても不気味で怖かったですし、二転三転する展開で面白かったです。シリーズの最高傑作だと思います。