柴田よしきのレビュー一覧

  • 桃色東京塔

    Posted by ブクログ

    事件の合間合間に、静かに心通わせていく二人がいい。派手な展開は一切なく、ゆっくりと進む感じが心地よかった。

    0
    2013年03月15日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by ブクログ

    ハードボイルドの刑事物であり、
    男同士の恋愛物でもありといった感じです。
    中途半端な内容ではないので
    それぞれの角度から見ても満足出来ると思います。
    個人的には及川がとても魅力的でした。
    山内の転落、犯人達の憎しみ、
    麻生の後悔。
    運命というありきたりな言葉が重くのしかかってきます。
    ミステリーとしての面白さもさることながら、
    登場人物それぞれの複雑な心情が入り乱れて、
    繊細な恋愛小説の様相も呈しているように感じます。
    皆が口を揃えて悪魔だと言う練が、
    麻生の前ではあどけない子どものような
    不安定な面が見え隠れするのが切ないですね。

    0
    2013年03月08日
  • 桃色東京塔

    Posted by ブクログ

    刑事の遠距離恋愛。
    事件が起こる度に近づいていく、二人の刑事。
    今までに無い設定の警察恋愛小説。

    0
    2013年03月05日
  • フォー・ディア・ライフ

    Posted by ブクログ

    新宿二丁目無認可保育園の園長は、園の運営費用を捻出するために探偵として引き受けた事件が、他の事件とも絡み合って、、、
    保育園の問題、探偵の事件、問題山積みで朝も昼もなく駆けまわる。

    0
    2013年02月21日
  • 私立探偵・麻生龍太郎

    Posted by ブクログ

    練と龍太郎はどうなるのだろうと、不安になりながら頁をめくった。
    最後まで読み、こうなる運命だよなぁと胸がいっぱいになる。

    龍太郎の探偵稼業が綴られ、そこに少しだけ練が顔を覗かせる。
    心のすれ違いがあるような、不安になる描写であった。
    練は、いつだって何だか寂しそうな雰囲気がある。
    途中、龍太郎と練の関係について田村が語るが、
    龍太郎は練について吐露してしまえたら何か変わったのかなと思う。
    しかし、ニ人は変われない。
    これからも、お互いへの想い、執着は変わらないのだろうか。
    練の冤罪の件など、解決するのだろうか。続きが気になる。

    0
    2013年02月10日
  • 残響

    Posted by ブクログ

    ツラい過去がきっかけで、死者の声が聞けるようになった主人公。
    でも、その声を聞くためにはツラい過去の感情を思い出さないと聞くことが出来ない。

    様々な事件を通して、少しずつ過去から抜け出して成長していく。
    切ないけど、読後感は良かった。

    0
    2013年01月31日
  • 観覧車

    Posted by ブクログ

    失踪した夫を待ちながら、探偵事務所を細々と続ける女性の話。

    短編集だけど、少しずつ話が繋がっていて、先が気になる。しかも、旦那さんがなぜ失踪したのかが分からずじまいで、続編を早く読みたい。

    0
    2013年01月31日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by ブクログ

    再読。麻生と練の微妙な関係は何度読んでも、興味深い。
    しかし、何度も読んでると、ホモ小説に思えてくる。以前はその辺は気にならなかったのかなぁ。
    過去とシンクロしながら、進んで行く物語はさすが。

    0
    2013年01月27日
  • ふたたびの虹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひっそりと開いている、美味しい料理をだす
    けれど、それほど高くない、
    そういう小料理屋の女将は
    美人と相場は決まっている。
    作中では、とびきりの美人ではない、とあるけれど、
    そこそこの美人であることは間違いない。
    で、料理が上手で出しゃばらないのに気配り上手。
    ずるいなぁ。。。
    絵になるなぁ・・・

    で、そういう女将には謎がある、
    これも決まりごと。
    やっぱりあったかぁ秘密。

    中身は、苦みもコクもある大人のお話。
    大人になるということは
    いろんなことがあるってことなんだなぁ。

    「桜夢」の
    愛人、つまり全くの他人を死亡保険金の受取人に
    するのはかなりむづかしいと思われるし、
    ほぼできないんじ

    0
    2015年05月07日
  • 象牙色の眠り

    Posted by ブクログ

     主人公の女性は、富裕な一家に新しく家政婦として勤めることになったが、そこで陰惨な殺人事件が起こり、否応無しに犯人探しに関心を寄せることになる。
     ミステリーだが、印象に残るのは、地に足がつかない主人一家を見つめる主人公の淡々とした語り口と、人間の愛憎劇と情念の深さによる静かな恐ろしさだ。

     ラストシーンが、とても好きだ。

    0
    2013年01月23日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

    Posted by ブクログ

    都会の片隅で、ひっそりと営まれるばんざい屋。素朴だけれど女将の心のこもったお料理が、今夜も訪れる人たちの心を癒してくれます…
    あ~こんなお店があったら、常連になりたいなあ~

    0
    2013年01月16日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

    Posted by ブクログ

    「ふたたびの虹」に続くばんざい屋シリーズ第2作。
    行きたい、行きたい、行きたい。
    こんな店があったら、行ってみたいものです。

    0
    2019年11月22日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by 読むコレ

    この本を読んではじめて、BL小説を知りました?まあ、良かったですね。

    0
    2012年12月14日
  • 観覧車

    Posted by ブクログ

    失踪した夫を待ち続ける女性のお話。

    とても切なく、もどかしい。

    このお話の中では、結局、夫の失踪の謎は何も説明されない。
    うーん、続きがどうしても気になる、ニクい設定だなぁ(笑)
    ぜひ、続きを読んでみたい。

    ところで、主人公は下澤唯という名前の女性なんだけど、これまた、ニクいなぁ(上手いなぁ)と思ってしまう。

    名前の「唯」。

    「ただ…」とか「それだけ」といった意味がある言葉。

    たまたま近くにあった辞書を引くと、もうひとつ、「ひたすら」という意味がある。

    ひたすら、待ち続ける。

    弱さや色んな感情と戦いながら、やっぱり、まだ「待ちたい」気持ちがあるんだな、彼女の中では終わらせられな

    0
    2012年12月10日
  • 私立探偵・麻生龍太郎

    Posted by ブクログ

    「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。東京地検の元検事で弁護士を営む早坂絹子とは旧知の仲だったが、叔母から譲り受けた指輪が盗まれたという。唯一の手がかりである叔母のかつての婚約者を訪ねた麻生は、やがて予想外の事実に突き当たり…(「CARRY ON」より)。麻生龍太郎と山内練の宿命―「RIKO」シリーズへと連なる魂を揺さぶる連作ミステリ。
    「BOOK」データベース より

    元刑事の麻生龍太郎の話.魂は揺さぶられたりしないが、なかなか手の込んだ話.探偵の仕事も刑事の仕事も地道な証拠の積み重ねがものをいうという点では同じであるなぁ.

    0
    2012年11月28日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

    Posted by ブクログ

    待ちに待ったばんざい屋シリーズ第二弾。期待に違わず楽しく読めた。単なるグルメ本ではなく、働く女性に向ける著者の温かい眼差しが嬉しい。こんなお店、私も行きたいよう!と、普段の食生活を省み思うのであった…。三作目も、待ってます!

    0
    2012年11月19日
  • Miss You

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    柴田さんの頭の中って、どうなってんだー?

    緻密で、感情的。

    いっつも、ぽかーんとさせられてしまう。

    カッコいい!

    0
    2012年11月13日
  • RIKO ─女神の永遠─

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    会社のお姉さんに3冊まとめて借りました。
    シリーズ通しての感想になります。

    ストーリーはおもしろいのに登場人物がだれも好きじゃない(笑)
    主人公に対してちょいちょいイラっとしてしまいました。
    性に対してだらしないとか、そういう部分以外でも
    普段の逞しい緑子とホントに同一人物かと思うぐらい
    落差のある抜けかたをする時があってびっくりしました。
    2作目からは母親になって少し落ち着いた感じもしますが。

    強いて言うなら2作目から登場の麻生さんが好きだった。
    (3作目で好感度下がったけど)

    でもストーリーはとてもおもしろかったです。
    ミステリらしく一気読みできました。
    聖なる黒夜も読んでみたいです

    0
    2012年10月30日
  • 象牙色の眠り

    Posted by ブクログ

    再読、のはずだが全く覚えてなかった。
    京都の大邸宅で家政婦として働く主人公の視線で語られる事件。
    雰囲気がありとても面白かった。

    0
    2012年10月24日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by ブクログ

    登場人物がそれぞれ抱えている過去がもたらす、いびつな人間関係が、事件をも複雑にさせる…というか、ある意味、純愛。

    0
    2012年10月18日