柴田よしきのレビュー一覧

  • 所轄刑事・麻生龍太郎

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    『お勝手のあん』からの購入。相変わらず会話文が長いので読みづらい。『高原カフェシリーズ』も読んでいるが、この作品でも料理の話しも良く出てくる。
    この作品はBLらしき主人公の刑事なので、どこか暗い内容に傾いてくる。この主人公は独特の感性で事件を解決して行く。周囲の刑事達も不思議な能力を遠巻きにして見ている感じ。次々と事件を解決して警視庁に引き上げられるのだが、次作は私立探偵なようなので、何があったか気になってくる。BLらしき先輩との関係も中途半端で不思議な展開の小説。

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    2024年08月20日
  • 注文の多い料理小説集

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    アンソロジーは「名前も作品も初めて知った」作家のほうが断然面白く感じる。この本では坂井希久子『色にいでにけり』がそれで、普段読まない時代ものだがとても面白かった。主人公の境遇と芯に持つ矜持、江戸の色名と和菓子の描写が実に生き生き、しみじみと描かれていて、このシリーズが読みたくなった。

    他は伊吹有喜『夏も近づく』、深緑野分『福神漬』も滋味があってよかった。井上荒野『好好軒の犬』はラストが上手い。柚木麻子『エルゴと不倫鮨』はトップバッターとして勢いがあり好印象。柴田よしき『どっしりふわふわ』はラストが安直な気がしたのと、中村航『味のわからない男』は好みが合わなかった。

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    2024年08月20日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    理想的な地方移住のストーリー、こんな風に上手く行ったらいいなという妄想と共に読んだ。読んでて気持ちよくなる。

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    2024年08月09日
  • さまよえる古道具屋の物語

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    ネタバレ

    最後までぐいぐい読ませてくれるし、あまりだれることなく読めました。
    古道具屋が解放されてよかった。
    みんな引き継いだ道具を正しく使って幸せになってほしいですね。

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    2024年07月24日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    アミの会、好き。
    いろんな作家さんの物語が読めるのが好き。
    しあわせ編というだけあって、
    美味しいだけじゃなく幸せな気持ちで読み終えられて、ほんと、ごちそうさまでした。

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    2024年07月07日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    東京から移住した奈穂は高原でカフェの営業を始める。

    一見豊かで長閑な田舎暮らしには、いろいろあるようで…

    カフェで供されるランチメニューがとても美味しそう。

    途中奈穂のモラハラ夫に苛つきつつも、ほっこりする終わり方で読後感が良かった。

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    2024年07月03日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    大好きな作家さんのデビュー作。
    久々に読み返したけれど、これがデビュー作って凄すぎる。
    凄惨な描写や衝撃の展開にになんとも言えない気持ちになりながらもページを繰る手が止まらなかった。
    正太郎、炎都、ゼロ、花咲探偵、ばんざい屋等。魅力的なシリーズがたくさんありますが。RIKOシリーズを一番再読しているかも。
    面白かったです。

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    2024年05月25日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    おいしい旅シリーズ、ずっと気になっていた。前のと合わせて購入。

    誰かのレビューで「アミの会は外れがない」と言っていたが、おいしい旅シリーズはどれもおもしろかった。
    旅と食はテッパン!

    伊勢や松本など、行ったことのある場所には懐かしさを感じた。石垣島の話はちょっと切なかったけど、今はやりの?女性の自立っぽくていい。ヴェネツィアや三沢、アイスランドの話ではどうなることやらと思った。”家族”はいいこともあるが、そうでない人も少なからずいる。

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    2024年05月22日
  • 迷 まよう

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    書き手の違いを存分に楽しめるアンソロジーは、読んでいて本当に楽しいです。

    「迷う」主人公達、それぞれのストーリーは読みやすいけど、短編の中で展開や語りがコロコロ変わるとついていくのが精一杯。そして戻ってまた読んだり、、「あぁ〜多分作者の意図にはまったな」と思って苦笑いしたり、その後の安否が気になったり納得したり首をひねったりだった。そして、最後に掲載されている編、さすがだなぁと。

    アンソロジーを読むと、自分の好みを確信させてくれますが新たな発見もあったりして、また次のアンソロジーを探してしまう、嬉しい連鎖になります。

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    2024年05月21日
  • 少女達がいた街

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    政治の季節の終焉を示す火花とロックの熱狂が交錯する一九七五年、16歳のノンノにとって、渋谷は青春の街だった。しかしそこに不可解な事件が起こり、2つの焼死体と記憶をなくした少女が発見される……。


    子供の頃読んでお気に入りになった本なので、初見が大人になってからだったら印象が違ったのかもしれません。

    ノンノ、チアキ、ナッキー

    携帯のない時代、本名も知らずに、ふらっと街で出会う関係の友達の居心地の良さ

    純粋さと、嫉妬と、愛情と、ドラッグの危険性と、時効制度の問題点にも踏み込んだ物語。

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    2024年05月19日
  • 紫のアリス

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    不思議の国のアリスが好きで世界観に惹かれて手に取りました。

    精神的に不安定で幻覚を見る体質という信用出来ない語り手の主人公が、真実に近付くほど精神が崩壊していく。

    全てが分かってみても「そのためにここまでするかなぁ」という動機の弱さはあるものの、サクサク読めるし世界観は良かった。

    ただ主人公が報われない。

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    2024年05月13日
  • 聖なる黒夜(下)

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    長編なのに全くそれを感じさせないほどのストーリーで一瞬で読み終わった。犯人のところはさすがに都合良すぎではと思うものの、登場人物の人間関係や過去の事件の真相等複雑に絡み合っていて面白かった。

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    2024年05月05日
  • 聖なる黒夜(上)

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    暴力団の幹部が殺される事件と過去の冤罪かもしれない暴行事件、登場人物が多く過去と現在で複雑に絡み合っているが、スピード感ある展開で手が止まらない。麻生と山内の関係性がなかなかもどかしい。

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    2024年05月04日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。

    他5作
    ・失われた甘い時をもとめての二人は無事に出会ったのだろうか。続きが気になった。

    ・浜崎の奥さんを検索してしまった。そんなに美味しいのか。食べてみたいな。

    ・ベネツィアは1度は行ってみたい憧れの街だな。
    おばちゃんの話はきっと妄想だったようだけど、現実をみて主人公は学んだし、母との距離も縮まって良かった。

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    2024年04月16日
  • ふたたびの虹

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    ほのぼのとした中に 凛とした芯の強さを感じる作品。ちょっとしたミステリー短編集であり、ラブストーリーとしては長編という感じで楽しめた。

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    2024年04月04日
  • おいしい旅 想い出編

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    秋川さんや大崎さん、柴田さんというラインナップ!
    好きな作家さんの話は読みやすい。

    大﨑さんの横浜話はテッパンだな。
    小谷村のロッジの真相に、果たして彼は気づくのだろうか。

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    2024年03月13日
  • 桜さがし

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    中学を卒業して9年。新聞部のメンバーが当時の教師と交流する物語。教師は推理小説を書く事で、小説家になって教師を辞めている。
    8編の短編だが、推理小説家、新聞部という事もあり各編毎のミステリー仕立てとなっているが、各編とも短いのであっさりとした内容となっている。
    新聞部メンバーの中で、特に元教師と交流の深い4人が中心となるが、この4人が中学時代に2組の恋人同士だったので、その後の恋愛状況がメインとなる。別れたり、別れても未練が残って居たり、周囲がお膳立てして復活させたりと忙しい。中学生から青年期の恋愛なので甘酸っぱい感じがする。これに元教師の恋愛も加わって来る。
    ミステリーの方は黄色い梅の花は分

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    2024年01月13日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    おいしい!読んでて美味しい!食べ物のおいしさをそのまま表現してしまう文章力にハマった。でもそれだけじゃなくて、結婚とか田舎の生活とかそう言った部分にもちゃんとストーリーがあって面白かった。読みやすい。特に結婚生活の話では、心情の変化とかがちゃんと描写されてて感情移入してしまった。田舎でカフェを開いた人の話なんだけど、田舎生活も大変だけど自然がいっぱいあるのはいい
    なとこれを読んでちゃんと流されました。

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    2024年01月10日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    大好きなアミの会(仮)のアンソロジー。ラストメッセージという副題でなんとなく遺書を思い浮かべたけど、そうかぁこんなに色んな最後のメッセージてのがあるもんだ、としみじみしてしまった。近藤史恵さんの久々にゾワッとする怖い話も、福田和代さんのカッコいい刑事さんの話も、楽しんで読めた本。

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    2024年01月06日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    一時期の人気が無くなった百合が原高原で、売りに出されたペンションを一部改築して、カフェをオープンした奈穂。
    その最初の一年、高原の人たちやお客様、離婚調停中の夫との関わりを通して、自分の居場所を作っていく。
    奈穂の人柄と思いが詰まった、カフェの料理が美味しそう。
    少しずつ育んでいく思い…癒やされますわ。

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    2023年12月14日