柴田よしきのレビュー一覧

  • あおぞら町 春子さんの冒険と推理

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    プロ野球選手の妻を主人公にするというが新鮮。主人公の夫はプロ野球選手だけどいわゆる1.5軍の選手。なので華やかさはあまりなく、描かれる主人公の日常もいたて地味。でもやはり一般家庭とは違う。この距離感がいい感じのスパイスになっていますね。

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    2022年04月03日
  • 迷 まよう

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    ミステリー小説家のアンソロジー。
    長編にできそうなネタを惜しげもなく短編に仕上げている作品もあり、とても楽しめた。
    特に下記三作品が面白かった。

    近藤史恵「未事故物件」
    乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    新津きよみ「女の一生」


    ●近藤史恵「未事故物件」
    引っ越したアパートの上の部屋から午前4時に洗濯機の音が聞こえてくる。しかし部屋は空き家だという。騒音に悩まされた主人公は音の正体を探り始めるが…。

    ●福田和代「迷い家」
    泥酔して他人の家に上がり込んだ主人公。食卓に用意された鍋を食べ、食器を1つ持ち帰る。後日、その屋敷の住人が行方不明になったと耳にする。しかも主人公が迷い込んだ日だと

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    2022年03月29日
  • ワーキングガール・ウォーズ

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    柴田よしきさんは何冊か読んでるので、期待してました。今回も所々コミカルに、一部ご都合主義なところはご愛嬌ですね。とても面白く読めました。

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    2022年03月23日
  • 鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空

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    後半の方が、鉄分多めな感じ。

    乗り物酔いのせいで、自転車と自分で運転する自動車以外はことごとく好きになれないでいたけど、それでも電車で旅に出たくなる。

    前半の小説に出ていた、長野の各停、乗ってみたいなあ。

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    2022年03月22日
  • 迷 まよう

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    ネタバレ

    近藤史恵「未事故物件」
    一人暮らし始める前に読まなくてよかった。
    ホントに怖いのは生きてる人間。
    でも、毎日4時に洗濯機回されたら発狂しそう……

    福田和代「迷い家」
    舞台は現代日本だけど、導入はほんのり日本昔話テイスト。
    優しいお出汁のお鍋食べくなっちゃった。笑
    最後のオチはちょっと強引な気もするけど……。おちょこに指紋ついてるくらいなら、他のものにもベタベタついてるでしょって。

    乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    自分の両親も主人公と同年代くらいの頃に離婚しているからか、感情移入がはんばない。しかも4つ下の弟がいるのも一緒!
    両親のどっちについていっても良いよって、子供の気持ちを尊重し

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    2022年03月18日
  • 紫のアリス

    購入済み

    面白い

    不思議な国のアリスをなぞる様な
    ミステリー

    大どんでん返しがいつ来るのか、
    わくわくしながらあっという間に
    読んでました。

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    2022年03月15日
  • 鉄道旅ミステリ2 愛より優しい旅の空

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    ネタバレ

    2022/1/6
    初恋のお兄ちゃんの最期まで書き切った。お見事。
    電車の旅に出たくなったのは前の方が強烈だった。
    やっぱり震災が私の心を縛り付ける。
    今はコロナが。
    旅に出られるって幸せなことなんだなぁと思う反面、この自粛の雰囲気につられてなんとなく不幸な気分になるのはなんだか悔しいなぁと昨日友達と言っていたとこ。
    元々弾けるタイプでもないんだから弾けられない鬱屈だけお付き合いしなくてもいいような。
    世界の不幸の割合を知らぬ間に増やしていたような。
    ニッコリ笑って生きたいものです。

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    2022年01月16日
  • 鉄道旅ミステリ1 夢より短い旅の果て

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    ネタバレ

    2021/12/8
    え?これでいとこの真相まで行く?と思ったら続いた。
    そうやんな。
    素直に電車の一人旅に出たくなる話。
    一人でどっかぷらっと行くかな。

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    2021年12月12日
  • 迷 まよう

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    ネタバレ

    アンソロージーはいろいろな作家の方の作品が読めるので好きです。

    今回は近藤史恵さんの『非事故物件』が特に面白かったです。

    それぞれに個性が出ていて、面白かったですねぇ。

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    2021年12月05日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    ネタバレ

    目次
    ・風音
    ・夕立
    ・豊饒
    ・夢鬼
    ・融雪
    ・花歌

    『風音』を読み始めて、説明的なセリフの応酬に辟易する。
    あれ?
    柴田よしきって、こんな作風だったっけ?

    説明的な割には、登場人物たちはいろいろと秘密を抱えているっぽい。
    主人公の秘密はおいおいわかるだろうけれど、カフェには不似合いな客として登場した「田中さん」は、やけに料理に詳しくて、「何なら俺が作ろうか?」って、客としてありえない台詞までかましてくるあたり、ドカンと大きな秘密を抱えているんだろう。

    ベーコンだけを挟んだサンドイッチの出てくる作品は、『秘密の花園』だってすぐにわかった。
    それをもっと大きく広げるのかと思えば、それほどで

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    2021年10月31日
  • 桜さがし

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    すごい好きだった!
    表紙がピンクの桜と犬で可愛かったから買ってみたけど、内容も面白かった

    中学時代から仲良しの4人と山中にチャウチャウと一緒に住む恩師

    短編集みたいな感じだけど、登場人物が変わらないから嬉しい

    元教師で現作家の浅間寺先生が山でとってきた食材を食べてるところを読むと山菜採りにいってみたくなった

    仲良し4人(歌やん、陽介、まりえ、あや助)それぞれの恋愛も切なかったりもするけど基本的にハッピーな感じで読んだあと温かい気持ちになる

    歌やんがまりえにサンフランシスコに行ってる間も待ってるっていうシーンは嬉しくて泣けた

    あとうんちくで京都の舞妓と吉原の花魁が話す京言葉はもともと

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    2021年10月16日
  • 聖なる黒夜(下)

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    ヤクザの話を読んで思い出したのがこの作品。
    当時読んだときはあまりのグロさに一気読みができず、でも登場人物の魅力に引き込まれ、矛盾を感じながら読んだが‥。
    今回は登場人物の感情に集中でき、一気読み。
    大人になったなぁ。

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    2021年09月20日
  • 少女達がいた街

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    懐かしさと10代の時の友達への気持ちにそうそうと共感。今ならそんな事どうでも良いのにって思うことで親友かどうかを決めてる。事件の解決よりも、女の子達の相手からしたら理不尽なのではと思えるような気持ちをよく表現されていた。

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    2021年09月18日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    食べ物が美味しそうに表現されてる本って一気に入り込める気がします。
    あっという間に読み終えてしまいました。初めて柴田よしきさんの本を読みましたが、自然や景色だけでなく、食べ物の描写が本当に素晴らしい!!!

    [田中さん]が個人的にとても好きです。

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    2021年09月05日
  • 観覧車

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    ネタバレ

    目次
    ・観覧車
    ・約束のかけら
    ・送り火の告発
    ・そこにいた理由
    ・砂の夢
    ・遠い陸地
    ・終章、そして序章

    柴田よしきの、プロ作家としての初めての作品ということもあって、ちょっとまだこなれてない部分もあるけれど、面白く読んだ。
    結婚して一年で失踪した夫が遺した探偵事務所を、彼の帰る場所を守るために引き継ぐ唯が主人公。
    いくつかの事件は、唯が夫を探すための手掛かりにもなる。

    ちょっとネタバレになるので詳しくは書きませんが、単身赴任のお父さんのために娘が作った手作りチョコを送るという妻に、「帰って食べるから送らなくていい」という夫。
    これはひどい。
    夫の本心は、もう食べることができないから送ら

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    2021年09月03日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理をテーマにしたアンソロジー。
    女性作家ばっかりかなと思ったけど、中村航さんは男性かな?色んなテイストの作品が詰まっていて、美味しくて嬉しいアンソロジーでした。

    以下お気に入り作品。
    柚木麻子「エルゴと不倫鮨」
    不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文の多い料理小説。ラストのオチも痛快でよい。

    伊吹有喜「夏も近づく」
    悠々自適な田舎暮らしをしている主人公が、兄から半ば押し付けられる形で甥っ子を預かることに。田舎の豊かな自然と触れ合うこ

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    2025年05月20日
  • 風味さんのカメラ日和

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    アラサーの里帰り女性が幼馴染みの頼みで、地元のカメラ口座を受講するのだが、講師を巻き込んで様々な人間模様が謎解きを含めて展開して行く。短編連作で読みやすく、人物描写もさることながら、カメラの魅力も的確に語る手腕は相変わらず上手いですね

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    2021年07月09日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    最初からすんなりと、するする物語に惹き込まれた。不思議。
    出てくる料理が美味しそうなのも良かった。
    穏やかだけど、程よく事件?も起こり、心地よく読める本だった。

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    2021年07月04日
  • 求愛〈新装版〉

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    ネタバレ

     柴田よしき「求愛」、2020.9新装版、2010.5刊行。29歳の独身女性、小林弘美の物語。フリーランスの翻訳家から、友人の不審な死をきっかけに探偵業に転身、読み応えのある作品でした。

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    2021年07月03日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    おいしそう!高原のカフェ、地元の野菜やお肉のお料理、憧れる~。
    いろいろあるけど、明るく前向きなお話は心地いい。

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    2021年06月23日