柴田よしきのレビュー一覧

  • 聖なる黒夜(上)
    柴田さん作品はこれがはじめての作品だったし全然背景を知らずに読み始めたからストーリーに入り込むのに時間がかかった。
    全体的に登場人物の愛情が歪んでいる。けどそれがいい。
  • 淑女の休日
    都心のシティホテルで起きた幽霊事件の調査から殺人事件に発展。全編通して描かれるホテルライフ。憧れるなぁ~。レディスプランで羽を伸ばしに行きたい。芸能人や富豪がホテル暮らしする理由も納得。著者の作品では「風のベーコンサンド」シリーズが好きですが、この作品は作風が全然違って面白くって、500ページ近いの...続きを読む
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌
    バブルの頃はペンションブームで沸いていた…長野県ではあるだろうけれど、架空の「百合が原高原」
    元はペンションだった建物を居抜きで手に入れ、広い厨房を利用してカフェを開いた奈穂。
    店の名は「カフェ Son de vent(ソン・デュ・ヴァン)」
    “風の音”という意味らしい。
    女手一つで高原にカフェを開...続きを読む
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)
    結構複雑に入り組んだお話だった。
    最後の最後まで終わってない感じがすごかった。帯に、「最初の事件」とあるからには、これはシリーズなんですね?
    高坂さんがとても優秀なのに、コンプレックス的な思いを持っているあたりが人間的で好感を持った。
    不破さんのその後も気になる。
  • 女性作家
    「よしき」という名前なのでずっと男性だと思い込んでいた作家さん。読んでいるうちに「どうも女性心理の書き方がうまいなあ」とうなって調べたところ、女性作家でした。女性の嫌な面もすてきな部分も包み隠さず書き込まれている気がした小説。
  • 青光の街(ブルーライト・タウン)
    探偵社の所長 草壁ユナたちの動きと梅沢輪・大桜岳史らの捜査部隊がパラレルに進行していくストーリーが次第に絡み合っていく過程が楽しめた.連続殺人事件現場にまかれた青い電飾.ユナの友人中村秋子の誘拐.意外な犯人が浮かび上がるのを,冷静に見ていったユナと高橋会長の視点が良かった.それにしても多くの登場人物...続きを読む
  • ワーキングガール・ウォーズ
    柴田よしきって男の作家さんだよね???
    なんであんなに生理用品の事とか、OLの事情や生態に詳しいの???

    大企業のオフィスでキャリアを積み重ね、係長まで登った翔子は仕事はできるが部下からは嫌われている。
    でも嫌われた方が仕事はやりやすい。それもわかる。
    勝ち組の負け犬と言っていたが、本当にそう思う...続きを読む
  • 聖なる黒夜(下)
    匂い系どころかガッツリBL(ML)じゃないですか…でも甘くはない…むしろ喉元にナイフ押しあてて無理やり抉じ開けてその場しのぎしかならない愛のようなもの。
    バイセクな攻めでは?というのは新鮮。冤罪だった山内錬の受けた仕打ちに比べれば復讐に走る犯人の過去が大したことに思えない。そして攻めザマァがなくてモ...続きを読む
  • 観覧車
    結婚して一年、夫が姿を消した。その帰りを信じて、

    探偵だった夫の後を継いだ下澤唯。夫を待つ唯が遭遇する、

    さまざまな男女の切ない恋愛模様。



    愛しい人が突然、目の前からいなくなっとしたら…。

    ただただ、待ち続けるだろうか。それとも、
    いい加減のところで諦め、人生を切り替えて
    生きていくの...続きを読む
  • フォー・ユア・プレジャー
    園の存続のため新宿を走り回るハナちゃん園長。
    今回の裏のお仕事はクスリの売人探し。

    一方で、恋人の理沙が行方不明となり、相変わらず大忙し。
    今夜も眠れない園長先生だ。


    一夜をともにした男を探してほしいという依頼。

    だが、調べてみると、どうやらその男はクスリの売人らしい。
    今回の仕事もだんだん...続きを読む
  • 桜さがし
    評価は4.

    内容(BOOKデーターベースより)
    中学時代から十年来の仲間である歌義、陽介、綾、まり恵。四人が京都郊外の山中に住む恩師宅に向かう道中、一組の男女と出会う。その幸せそうな二人が、一ヶ月後に死体で発見されて―。古都・京都を舞台に、恋愛、進路など人生の岐路に差し掛かった四人が、事件の数々に...続きを読む
  • フォー・ディア・ライフ
    表の顔は保育園の園長先生。だが、破綻しかかった園を支えるため、

    探偵という裏稼業でヤバい仕事を請け負い、時には押し付けられ、

    今夜も街を駆けずり回る。ひよっとしたら、

    日本で一番忙しい探偵なのかもしれない。


    ヤクザや殺人も絡んで、私立探偵が新宿の街を疾駆する
    物語だが、ゴリゴリのハードボイ...続きを読む
  • 恋雨
    評価は4

    内容(BOOKデーターベース)
    不倫の恋に破れ、仕事も失った茉莉緒は、偶然の出会いから、伸び悩んでいる若手俳優・雨森海のマネージャーに抜擢される。だが、その直後、撮影現場で殺人事件が発生し、海の関与が疑われる事態に。奔流のごとき芸能界で必死にもがく茉莉緒は、海を守り切ることができるのか。...続きを読む
  • 風味さんのカメラ日和
    無料の初心者向けデジカメ講座に集まった人たちのカメラ事情とは。

    おもしろい連作!
    続くのかしら。
    カメラのことも面白かったけど難しいわあ
  • フォー・ディア・ライフ
    元刑事の花咲慎一郎。通称“ハナちゃん”は新宿で24時間営業の無認可保育園の園長を務めつつ、裏では私立探偵を営む。

    ある事件をきっかけに刑事を辞め、酒に溺れ誰彼構わず喧嘩を売ってはボコボコにされる。いつの間にか妻にも出て行かれ、抜け殻のような日々を送っていた時、私立幼稚園・にこにこ園の創立者に拾われ...続きを読む
  • 風味さんのカメラ日和
    写真教室で知念先生と一緒に習っているみたい。
    写真の勉強になるし、場面ごとに適切な方法も教えてくれるようで、
    ミステリ要素もあったり、面白いです。
    1年間の写真講座なので、まだ続編ありそうですよね。
    楽しみに待ってます。
  • 象牙色の眠り
    家政婦の瑞江の一人語りにすっかり騙されたなぁ。
    でも面白かった。
    祥は瑞江の何がそんなに気に入ったんだろ。ナゾ。
  • RIKO ─女神の永遠─
    女性が男性社会で戦うことの厳しさ、性差というものをえげつなく描いている。
    共犯者については読んでいく途中で想像した通りだった。
    事件の内容より、緑子の内面描写が印象的だった。
  • 猫は密室でジャンプする~猫探偵 正太郎の冒険1~
    猫の正太郎と他の猫やサスケ(犬)のやり取りが面白くて良いです。正太郎の仕草の描写も可愛くて良いです。

    ( ^ω^ )猫好きにオススメです。特に、“まぁこれはフィクションだからな”と気楽に構えて読める人向けです。実際猫だと厳しいと思うシチュエーションが色々出てきますので笑
  • 月神の浅き夢
    先に聖なる黒夜を読んでいるので「ああ、ここにつながるのか!」と中盤から先が気になって一気読みした。
    結局12年前の事件は解決しないまま…
    続きはないのだろうか?気になる…