柴田よしきのレビュー一覧

  • 聖なる黒夜(上)

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    ネタバレ

    まだ警察官だった麻生龍太郎サイドの話はもちろん山内が羽化していった過程が切ない。元々の資質に加え色々な偶然や外圧が重なった結果なるべくしてなったというか・・
    韮崎も見方を変えれば健気だよね。

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    2015年07月06日
  • ふたたびの虹

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    女将さんの過去も、ばんざい屋に持ち込まれる事件も、結構重いのだけど、読後感は何故かさらっとしているという不思議な作品。
    季節ごとのお料理が美味しそうで、自分でも丁寧に料理を作りたくなる。
    出てくる小道具(アンティークではない、ブロカントという言葉を初めて知りました)も、想像力が刺激されました。
    虹色のプリズムが見えるガラス細工のブローチや、清水さんが女将にあげるオルゴールだとか、女性ならきっと画を思い浮かべると思う。

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    2015年06月22日
  • 観覧車

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    読み終わった後の素直な感想はこの本好き!
    ただ、貴之の失踪理由が凄く気になる。
    最後には会えるのだろうか?
    この失踪がどのような結末を迎えるのか気になるので続編 回転木馬に期待!

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    2015年06月19日
  • フォー・ディア・ライフ

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    ネタバレ

    子どもがいないバツイチ男が経営する保育園は火の車。その赤字を埋めようと探偵業を手伝うハナちゃん。慎ちゃんではなく、ハナちゃんというのがいい(笑) 保育園に子どもを預けにくる親はワケありで、ハナちゃんが依頼される探偵のお仕事もワケありなものが多い。だから物語になるのですが、登場人物が魅力的で活き活きとしていて、読んでいて前向きな気持ちになれます。ハナちゃんが預かっている子ども達や、親が置かれている状況に心が痛みます。だからこそ、ハナちゃん、頑張って!と応援し、手に汗握って読んでしまいました。面白かったです。

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    2015年05月22日
  • 聖母の深き淵

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    主人公の緑子が一児の母になり、一作目には感じられなかった母性を発揮している。
    ただ、正義感で暴走してしまう面は相変わらずでしたが。
    夫婦間、親子間、異性間、同性間、様々な形の愛情がここでは描かれていますが、やはり一番強烈なのが麻生と練の2人だと感じた。
    『聖なる黒夜』のその後を知りたくて、こちらを読んだのですが、どうして、こうなってしまうのか……。
    ここで一番切なかったのが、壊れてしまった佐智子さんでも、犯人でもなく麻生と練でした。

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    2015年05月06日
  • ふたたびの虹

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    ネタバレ

    期待せずに読み始めたからか、びっくりするほど大満足。
    不思議な出来事はないけど、不思議なタイミングが重なって。
    人生いろいろ。
    その経験が今の自分を形作っている。
    それをありのまま受け入れることが大切。
    そう実感させてくれる。
    女将さんと清水さんがここまで若いとは思っていなかった。
    ---
    東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。おかみの作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。クリスマスの嫌いなOLの悩み、殺された常連客が心ひそかに抱いていた夢、古い指輪に隠された謎と殺意……。数々の人間関係をからめながら、自らも他人に言えない過去を持つ女将が鮮やかに解決する恋

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    2015年06月04日
  • 月神の浅き夢

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    『心を白くして、耳を澄ませて、その声を聴こう。そこからしか始まらないのだ。始めてはいけないのだ。

    人が人を裁く、その大きな、矛盾に満ちたシステムの中で、最初にその仕事をする、それが刑事なのだ。

    注意深く、真剣に、向かい合った人間の言葉を聴く。総てはそこからだ。』

    3作目。
    だんだん複雑になっていくけど、面白いなぁ。
    ただ、全体的には面白いんだけど、謎解きの部分は毎回いまいちなんだよなぁ。

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    2015年04月05日
  • 月神の浅き夢

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    ラスト3ページ、ものっすごい好き!
    やっぱこのシリーズ好きっ!!

    練とリコがめっちゃかっこいいと思った、本作。
    あ、高須がデカ部屋の真ん中で電話のリコに言ったセリフもめっちゃいいのよね~♪

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    2015年03月15日
  • 聖なる黒夜(下)

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    なんとなく熱い男同士の話、みたいなイメージで読み始めたので、がっつりと男性同士での行為の描写があって、しかもえぐい表現もあったので驚きました。
    BLは特に嫌悪感もないけど、好きでもない私ですが、麻生と山内の愛憎が複雑に絡み合う緊張感のある関係にぐいぐいと引っ張られました。
    2人を取り巻く及川をはじめとしたキャラも濃くて、彼らの話をずっと読んでいたいような、そんな気持ちが湧いてきました。
    玲子のことや、姿が見えない第三の女についてはちらちらとヒントが出ていたので、解説の三浦しをんさんじゃないけど、早く気付いてとハラハラしました。
    この作品で麻生のことも、練のことも好きになったので、彼らが出ている

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    2015年03月12日
  • ふたたびの虹

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    おばんざい屋のミステリアスな(後半でその前半生は明らかになるが)女将と、そこに集うお客たちとの人間模様。
    「いとおしさ」が、この作品の最大の魅力だと、解説者は言う。
    確かに、こんな小料理屋があったら、常連客になってみたい。何ともホッとする店の雰囲気と、何よりも女将の手作りのおばんざいの美味そうなこと。
    ホラーが(苦手で読んではいないが)得意の著者が、こんな人情ミステリーを著すなんて。
    ぜひとも、シリーズ化してもらいたい傑作。

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    2015年02月27日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    『あなたが良心を生贄にしてでも守りたかったもの……社会正義という名前の、目には見えない大きなもの。でも、新宿があたしに教えてくれたことは、あたしがその「社会正義」の実体を、何一つ知らなかったということだった。

    それは矛盾に満ち、不合理と不公平に満ち満ちた、薄汚く汚れた一つの「嘘」だった。

    それでもまだ、あたしは同じ道を歩くことを止めない。どうしてなんだろう?あたしは何のために、誰のために、痛む足を引きずって歩き続けているんだろう。』

    女性版、新宿鮫的な作品。やりすぎ感は否めないけど面白かった。

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    2015年02月14日
  • 聖なる黒夜(上)

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    ミステリ要素と愛憎こもごもの人間模様が絡み合いぐっと盛り上がったところで下巻へ続く。

    山内練というキャラクターは柴田先生に愛されているキャラクターだけあってとても魅力的。
    体臭が白檀の香りで男妾あがりのインテリ893という設定に少しでも心惹かれたら読んで損は無いはず(多分)

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    2015年02月10日
  • 象牙色の眠り

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    ネタバレ

    こ、こ、こえ~~~!!
    なんだ、この静かな憎悪は~~!

    人が次々に死んでいくから、犯人は一人じゃないと思った。
    全部、私の推理どおりだったけども、なんかその犯人の心に潜む静かで激しい憎悪が怖すぎる。
    中でも、祥が一番こわい。イッちゃってるね。

    でも救いなのは、玉江とかおりがやっと親子として再出発できると言う結末かな~。

    今年、初めて100冊完読!!
    来年もいっぱい本を読もう!!

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    2015年01月01日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

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    ばんざい屋シリーズの第二弾。
    今回はおかみさんではなく、常連女性達の人生模様が描かれています。
    ウェット感が強すぎて、爽快さに欠けるかな。単純だけど、もう少し暖かいハッピーさが欲しかったです。

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    2014年12月28日
  • 聖なる黒夜(上)

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    無実の罪を受け入れた練が、担当刑事の麻生を愛するようになるって、どういう持って行き方をするのだろう?

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    2014年11月03日
  • 聖母の深き淵

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    女性であることの正の面、負の面。女性であることで背負ってしまう諸々のこと。
    大人の女性であることの責任。
    そして母になることと母であること。

    男性が当たり前に乗り越えていく人生の重大事を、女性であるがために精神的にも身体的にも社会的にも障害を越えなければならなくなることがある。
    割と多く。

    この事件にかかわる人たちの多くは、ただ弱かっただけ。
    そしてボタンを掛け違っているところを悪意を持った人たちに利用される。
    それは、誰にでも起こりうること。決して他人事ではない。
    弱かったというそれだけで、こんなにもひどい目にあわされなければならないのかと、怒りを覚えながら読み終わる。

    緑子も、失踪し

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    2014年10月10日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    これがデビュー作とはすごい。
    とにかく読み始めて後悔するほどエグい描写が続き、病院の待合室で血圧が上がるか心臓が止まるかと思いながら読んでいた。

    でも読んでいるうちに、男社会の中で女として、また人としての尊厳を精神的にも肉体的にも踏みにじられた緑子の、無念であったり反骨心であったりに同調してしまった。
    私も男社会の職場のなかで、いろいろやられたから余計に。

    事件の黒幕については割と早いうちにわかってしまったけど、その動機は最後まで読んでも理解することはできない。したくはない。
    そして緑子の心情も。

    自分より弱いものを痛めつけないと、幸せにはなれないのか?
    <与える・奪う>関係より<分かち

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    2014年09月09日
  • ゆび

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    ネタバレ

    この人のホラー小説は初。
    誰のか分からない指がボタンを押す。
    最初はその程度だったが行動はエスカレートし、ついには死亡者が出てしまい…という話。
    こういった話は日本らしいなと思って読んでいた。下手にゾンビや悪霊が出てきてしまうよりも、神出鬼没で意図が読めない指が現れて押ボタンやエレベーターのボタンを押す。それによって事故や死亡者が出る方がだいぶ怖い気がする。多数の視点主が調べていくと何と指紋は死亡者や行方不明者というのだがそんなもの警察は信用できない。それは仕方ない気もするが、そんな中に旭とナリさんの行動は英断だったなと思う。
    ラストが微妙に感じたがまあ最後のああいうのはホラーのお約束か。

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    2015年08月28日
  • 竜の涙 ばんざい屋の夜

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    都会の片隅でひっそりとある『ばんざい屋』。訪れる客の心を癒す・・・

    前作を読んでないのですが、これだけでも十分面白かったです。
    おかみさんが出す料理がどれもおいしそう!私もそこで癒されたいなぁ・・・
    続きも読みたいです!解説にもありましたが、ばんざい屋さんが帰ってきますように・・・私もそう願います!

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    2014年08月01日
  • 桃色東京塔

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    警察モノの恋愛小説。
    偶然仕事で知り合ったワケありの男女刑事が、遠距離に負けず事件を通してゆっくり近づいてゆく。
    各章にそれぞれ社会問題の要素も上手く織り交ぜており、オールラウンダーの柴田氏ならではの懐の深さを感じました。

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    2014年07月22日