柴田よしきのレビュー一覧

  • あおぞら町 春子さんの冒険と推理

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    最初の白いパンジーの話は読んだことがあるような…と思ったらアンソロジー『捨てる』にあったようだ。今回は春子さんを主人公に再構成されていた。プロ野球選手の2軍選手を夫に持ちながら主婦として頑張っている彼女に身の周りに起こるちょっとした事件。コージー ミステリーの部類になるのかな。さらっと読めるけど私には軽すぎるかな。

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    2024年10月11日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    初めてこの作者を読んだけれど、段落が多くて読みにくかった。
    これだけ奔放な女性だと、周りの友達(この場合はマリ)はやはり嫌だろうなぁと思ったり。

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    2024年09月28日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅ならではのグルメや景色、人との出会い。
    たまに今居る場所から少しだけ離れてみることで、また新たな刺激を貰ったり感じたり出来る。それを持ち帰り、また生活することでQOLに良い効果をもたらす。

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    2024年09月24日
  • 私立探偵・麻生龍太郎

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    『所轄刑事・麻生龍太郎』と合わせて購入。読んでみて、前編から20年経過。おかしいと思って調べると、間に別な名前の本があるという事と、別シリーズからのスピンアウトという事が分かった。
    20年の経過がポツポツ出てくるので、何とか読み進められる。
    女性と結婚した事も不思議だったが、離婚して別な男性と付き合っていることにも驚く。麻生自身も男女のどちらが好きか良くわからない状況。何となく読んでいて後ろめたい気持ちになってしまう。
    警察時代と同様に、独特な感性で次々と複雑な事件が解決されて行く。あまりにも凄すぎて引いてしまいそう。

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    2024年08月24日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ココロ温まる短編集。旅や人との出会い、過去の自分と向き合う未来への旅。人との出会いを通じてココロが、変わって行く様に元気を、もらう。

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    2024年08月19日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    「ラスト・メッセージ」を描いた11の短編集。
    あとがきでも言われてますが、「ラスト」「メッセージ」でここまで世界が広がるんですね!さすが作家さんの発想力。
    様々なメッセージを堪能できる一冊でした。

    「もうひとつある 鷹宮家四訓」 「孤独の谷」 「扉を開けて」 「猫への遺言」「キノコ煙突と港の絵」「十年日記」「そのハッカーの名は」 「みきにはえりぬ」 「青い封筒」 「黄昏飛行 時の魔法編」 「たからのちず」

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    2024年08月18日
  • 注文の多い料理小説集

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    巻頭の柚木麻子「エルゴと不倫鮨」の勢いがいい。エルゴは抱っこ紐。食に対するスタンスは生き方に通じるものがあると思う。だから伊吹有喜「夏も近づく」のように食べることを通じて繋がり合う2人の関係性が描かれた作品もすき。

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    2024年07月31日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    「もしも神様に会えたなら/大崎梢」
    「失われた甘い時を求めて/新津きよみ」
    「夕日と奥さんのお話/柴田よしき」
    「夢よりも甘く/篠田真由美」
    「旅の理由/松村比呂美」
    「美味しいということは/三上延」
    「オーロラが見られなくても/近藤史恵」
    7話収録の短編集。

    毎回楽しみにしている『アミの会』によるアンソロジーも本作で13作目。

    今回は、旅×グルメという事で読む前からわくわく。

    三重県伊勢市のおかげ横丁で頂いた赤福の味を思い出したり、大学時代に友人と行った竹冨島の景色が浮かんだりと楽しい読書時間だった。

    イチオシは三上延さん。

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    2024年07月17日
  • 風味さんのカメラ日和

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    「風味さんのカメラ日和」
    著者 柴田よしき

    サラリと読める、カメラ解説にちょっと日常の謎解きもある連作短編ですね〜

    日本全国の田舎町同様に、若者の流出、忍び寄る過疎化に危機感を抱いた風味(ふうみ)の故郷、蛍山市の市民大学。そこで無料で開講されることになったカメラ教室に通う9人の受講者の悩みを、講師の知念大輔がカメラを通して解きほぐしてくれる、ほっこりするストーリーになっています。

    受講者は、東京から出戻った風味をはじめ、孫の写真のピンボケに悩むおじいさん、花(高山植物)を楽しい感じ撮りたいと思う子育てを終えた主婦、S N Sの写真が上手く撮れずまともな写真が撮りたい女性、自分が撮る写真が

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    2024年07月07日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    美味しいということは 三上延
    オーロラが見られなくても 近藤史恵

    初見の作家さんの作品だったが、美味しいということは、がよかった!
    主人公と祖母、主人公と息子、それぞれの関係性がリアルだけどほっこりする感じ。

    オーロラが見られなくても、ひとり旅熱が高まっていたこともあり、とても素敵な話に思えた。
    旅先での出会いっていいなあと思った。

    その他の話は、どろっとしすぎていたり、逆に物足りなく感じたりするものが多かった。

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    2024年06月22日
  • ゆきの山荘の惨劇~猫探偵 正太郎登場~

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    ネタバレ

    【My山荘シリーズ第6弾】

    思わずジャケ買いしてしまった本。
    猫の正太郎が探偵役とあったが、人間語を話せないのにどうやって解決するのか、PCでも打ち込んでくれるのかと楽しみにしていたが、ちょっと肩透かしだった。
    冷静に考えれば、まぁ、そんなものだろう。

    毒殺と思しき描写がふんだんにあり、読むのがしんどかった。
    毒ってやっぱ描写が気持ち悪くて、辛く感じてしまう。
    登場人物もあまり好きになれなかったし、できればおやっさん目線のストーリーにしてほしいなんて思ってしまった。
    犯人の目星はついていたけど、にゃんともつまらない動機だったなぁ。

    正太郎は去勢もしていないのか、人間の食べ物も食べさせちゃ

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    2024年06月14日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「もしも神様に会えたなら」大崎梢
    「失われた甘い時を求めて」新津きよみ
    「夕日と奥さんのお話」柴田よしき
    「夢よりも甘く」篠田真由美
    「旅の理由」松村比呂美
    「美味しいということは」三上延
    「オーロラが見られなくても」近藤史恵

    タイトル通り、おいしそうな食べ物がてんこ盛りで、話の結末も温かく前向き。

    「もしも……」は、伊勢市が舞台。小五の元喜と泉美の掛け合いが楽しく、口開けの一篇にぴったり。
    「失われた……」は、松本が舞台。亡くなった両親の話を思い出しながらの旅がいい。ちょっとしたニアミスもうれしくなる。
    「夕日と……」は、石垣島が舞台。知っているつもりで知らない連れ合いの話

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    2024年04月20日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    しあわせ編だけあって、旅を通して新しい一歩を踏み出せそうな話ばかりで気持ちよかった。
    柴田よしき「旅と奥さんのお話」と篠田真由美「ゆめより甘く」が好きです。
    アンソロジーは、知らなかった作家さんを知ることが出来てる良いですね。

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    2024年04月19日
  • おいしい旅 想い出編

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    懐かしい土地を改めて訪れる。思い出の地にはやっぱり忘れられない味がある。

    若かりし頃の女友達と京都の思い出の味を追いかける話と、これまた女友達と飲んだくれの町でスイーツを食べまわる赤羽編、喧嘩した親友と行ったドイツに今度は一人で行ってみると言う話も面白かったです。
    売りに出した信州の実家がゲストハウスになっていて、そのオーナー夫妻に招待されたという話もめずらしく中年男性が主人公で印象にのこりました。

    赤羽編は店名を全部伏せていたのが残念。

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    2024年04月10日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ネタバレ

    シリーズの他アンソロジーより、読んだことのある作家さんが多く感じました。
    1番印象に残ったのは篠田真由美さんの「夢よりも甘く」という作品。チョコラータというココアやホットチョコレートのような飲み物の描写が甘い香りがしてきそうで、飲みたくなりました。またおばあちゃまのお話の内容もレトロで、セピア色を思わせる雰囲気が感じられ、私も主人公の横でお話を聴いている気持ちになりました。

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    2024年03月30日
  • おいしい旅 想い出編

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    旅にまつわる短編集。
    そしてそこに「たべもの」の記憶が加わる。

    『あの日の味は』柴田よしき
    京都で大学時代を過ごした女子友3人の
    ひさしぶりの会合。

    『幸福のレシピ』福田和代
    ふるさとの神戸に戻ってきた老齢の女性と
    青年のふしぎな思い出歩き。

    『下戸の町・赤羽』矢崎存美
    恋と仕事を失って東京から帰ってきた主人公。
    友達とふたり、はしごカフェ。

    『旅のはじまりの天ぷらそば』光原百合
    ラジオ局で職員同士がおしゃべり。
    話題はサービスエリアのお蕎麦のこと。

    『ゲストハウス』新津きよみ
    離婚して生き別れの娘に会うため
    ゲストハウスに泊まる男性。

    『からくり時計のある町で』秋川滝美
    ドイツで

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    2024年03月26日
  • おいしい旅 想い出編

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    ネタバレ

    秋川滝美さん、大崎梢さんと知っている方が入っていたので、読んでみようと思いました。
    初めて読んだ方もいるので、若干読みづらい箇所もありましたが、私自身が食べ物テーマの本が好きなこともあり、どの話も楽しく読み進めることができました。
    福田和代さんの幸福のレシピという話はケーキの描写が特に素敵で印象に残りました。
    思い出編以外のも読むのが楽しみです。

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    2024年03月19日
  • さまよえる古道具屋の物語

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    突然現れて突然消える古道具屋。訪れた者は忍者ハットリくんのような顔の店主に必要な品物を売りつけられる。品物によって良い結末も悪い結末も…というのはわりとよくある不思議な店系。笑ゥせぇるすまん的な。この本はお店の正体と結末までがしっかり描かれているのが結構好きだなと思った。

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    2024年02月23日
  • おいしい旅 想い出編

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    「想い出」の関連する旅の7つの物語。 特に印象に残ったのは、大崎梢さんの「横浜アラモード」です。 今の行動が未来に繋がっていくんですよね。 毎日を充実させて悔いが残らないようにすると嬉しい事が起こるのかもしれません。

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    2024年01月28日
  • おいしい旅 想い出編

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    旅と想い出と美味しいものが詰まったアンソロジー
    大切にしたい思い出、苦い思い出、温かな思い出、閉じ込めていた思い出、思い出にも色々あるけれど、それが自分を型どっていることは間違いない
    最近の情勢(コロナ、マスク、ソーシャルディスタンス、黙食、夜間営業)が見え隠れしているが、そんな事があった時代に出された本なんだよといつか言いたい

    福田和代「幸福のレシピ」
    神戸へのひとり旅で亡くなった旦那さんとの大切な想い出がいくつも蘇る、温かな気持ちになれる
    矢崎存美「下戸の街・赤羽」
    リサーチとして友だちとのスイーツ爆買い食いステイ、朝から晩までスイーツだらけでも満足にあるあるとうなずきながら読める
    新津

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    2024年01月19日