柴田よしきのレビュー一覧

  • ねこまち日々便り(上) ねこが来た編

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    離婚を機に故郷に帰ってきた愛美。
    行きがかり上、拾い猫を飼うことに。
    ノンちゃんと名付けたその猫が一日駅長を務めることになったことをきっかけに、シャッター商店街の活性化を図って動き出す。
    ノンちゃんはとても不思議な猫だ。
    まるで、何かの使命を受けてこの町に来たかのよう。
    問題山積の状態から、どう抜け出すのか。
    面白い。

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    2023年07月17日
  • ふたたびの虹

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    美味しい物が食べたくなる。。
    料理の描写だけではなく少しミステリー要素もあり面白かった。
    女将と清水さん…もうちょい上の年齢を想像して読んでいたから、意外と若くてビックリした!

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    2023年07月16日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    推測しやすい内容で、とても読みやすい本だった。
    読んで居るとお腹が空いてくる。
    ベーコンサンドが食べたくなる。

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    2023年06月29日
  • あおぞら町 春子さんの冒険と推理

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    あおぞら町で暮らす、妻の日常。

    連続短編で、最初からかなりすごい風景(?)でした。
    開いててよかったというべきか、奥さんの機転が
    ものすごく効いてたというべきか。
    しかし、一体何がどうしてこうなったのか。

    1軍と違う、2軍の話ですが、そもそも
    野球に詳しくないので、そうなのか…と。
    地元の2軍を応援している人にとっては
    途中気が付く展開かも知れません。
    ちょっとびっくりな繋がりでした。

    最後の話は、ちょっとどうするべきなのか
    選択に迷う話でした。
    本人達がそれで納得してるので大丈夫ですが
    納得していなければ大変な事に。
    潔く話し、決断する姿勢には敬意を払いますが
    どうなのでしょう。

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    2023年05月26日
  • ふたたびの虹

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    暖かい読後感。ミステリー味もあり、美味しいものや骨董の魅力もありで楽しめた。女将の年齢設定が、思っていたよりかなり若くてびっくりでしたが…

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    2023年05月20日
  • 風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

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    少し前の浩太さんのレビューに惹かれて買ってきた。

    結婚生活に疲れ、東京の出版社を辞めて、信州の高原の村にカフェを開いた奈穂。そのカフェに様々な人が訪れて来て…という6つの短編からなるお話。

    最初の話はほんわか普通にいい話って感じだったのだが、次の話からは離婚調停中の夫が訪ねてきたり、「わざわざこんな村に移住してきてエコライフしてますみたいな顔してる、そういう人たちがうざったいの」と言う農家の嫁から愚痴られたり、10年前に同じように村に来て評判も良いパン屋さんの思わぬ悩みに当てられたり、全体としてお話の印象はさらっとした感じになっている中で、時折ドキッとするところが出て来る。
    そうした小さな

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    2023年05月05日
  • 小袖日記

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    源氏物語を執筆中の作者の側に仕える者と入れ替わるタイムスリップもの。 本当かどうかは別として、平安時代の風俗描写が面白く描かれている。 主人公がタイムスリップして最初に目に入ってきた当時の美女たちをおかめ顔と表現する場面には吹き出しそうになった。 ストーリーも源氏物語の根幹を探る柴田さんの謎解きがユニークかつ温かい。 タイムスリップものはあまり読んだことがないけれど、ちょっとハマってしまいそう・・・。(o^^o)v

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    2023年04月29日
  • おいしい旅 想い出編

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    7名の作家さんによる旅物語。
    コロナ禍ではあるがそれを感じさせない温かな旅行記。
    あっ〜こんな時期があったんだなぁと思える日が来るんだろうなぁ。

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    2023年04月16日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    女性作家によるラスト・メッセージをテーマにした短編集。悲惨な話や怖い話はなく、ホッとする話が多かった。他の本と並行して気分転換に読んだ。

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    2023年04月10日
  • おいしい旅 想い出編

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    実力派女性作家集団・アミの会によるシリーズ10冊目。
    10冊刊行を節目に今まで付いていた(仮)が取れてスッキリ。

    収録作は
    「あの日の味は/柴田よしき」
    「幸福のレシピ/福田和代」
    「下戸の街・赤羽/矢崎存美」
    「旅の始まりの天ぷらそば/光原百合」
    「ゲストハウス/新津きよみ」
    「からくり時計のある町で/秋川滝美」
    「横浜アラモード/大崎梢」の書下ろし7篇。

    おいしい旅をテーマに描かれているので、食欲をそそる食べ物情報も満載だが友人関係や家族関係を描いた作品にグッと来た。

    お気に入りは、少し切ない柴田よしきさんと福田和代さん。

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    2023年03月26日
  • 自滅

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    短編集。「ランチタイム」って話、ありきたりでオチも見えちゃうんだけどいじめられてた頃とか思い出して悲しい気持ちになった
    全体的に「こういう仄暗いこと考えたことあるな〜」という話です

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    2023年03月24日
  • 私立探偵・麻生龍太郎

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    面白かった。ラストの一編だけ、ちょっと強引な感じがしたけどそれもまた良い味だった。
    この前作である「聖なる黒夜」しか読んでないからなんとも言えないが、麻生が山内との関係をスッパリ考えられないのがモヤモヤする。個人的にエピローグでは「お前と共に堕ちる」くらいには辿り着いて欲しかった。
    でも、麻生の「ヤクザものには堕ちきれない」ってところが描かれたのがこの短編集と、物語のテーマだから、難しいな…

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    2023年03月22日
  • 草原のコック・オー・ヴァン 高原カフェ日誌II

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    前作が高原の爽やかな作品だったので、すぐに注文して読んでみたが、真逆のような内容だった。
    新たな住人が来たが、元ロックグループのメンバーで有名人。突然グループを抜けたこともあり、ボーカルの自殺もこの青年のせいにされるという、ワイドショーのような話題。恨みに思うファンやマスコミが押し寄せる。
    主人公の菜穂は友人として庇うが、周囲の老人達を中心に二人の関係を邪推されたり、挙句の果てには葡萄では無く大麻を育てていると噂を広げられる。
    柴田よしきさんの文体は一人一人の会話が長く「」が2pに亘るものも多い。延々と暗い回顧の一人語りが続くと飛ばしたくなって来る。
    最後には何とか帳尻を合わせたように前向きな

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    2023年03月12日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    実力派女性作家集団・アミの会(仮)による書き下ろしアンソロジーも本作で9作目。
    過去の8作品も全て読んで来たが毎回1つのテーマに沿って競作する形が新鮮で面白い。

    今回のテーマは「ラスト・メッセージ」
    このフレーズから様々なイメージが膨らんだが自分の想像とは全く異なる11の物語を堪能した。

    好みは、コロナ感染して亡くなった夫の遺言から発覚した秘密を描いた『猫への遺言・柴田よしき』。

    ラスト二頁の鮮やかさが光る『十年日記・新津きよみ』。

    もやもやから一転して読後感の良い『青い封筒・松村比呂美』。

    バラエティに富んだ短編集。

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    2023年02月18日
  • アンソロジー 初恋

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    アミの会(仮) のアンソロジー第七弾にして八冊目の本作は『初恋』をテーマにした9篇が収録。

    「レモネード・大崎 梢」「アルテリーベ・永嶋 恵美」「再燃・新津 きよみ」

    「触らないで・篠田 真由美」「最初で最後の初恋・矢崎 存美」「黄昏飛行涙の理由・光原 百合」

    「カンジさん・福田 和代」「再会・柴田 よしき」「迷子・松村 比呂美」

    甘くほろ苦い物からミステリー風味、ホラーテイストの物まで初恋と言っても多種多様な物語が紡がれていた。

    好みは大崎さん、永嶋さん、新津さん、松村さん。

    やはり初恋は一筋縄では行かない様だ。

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    2023年02月15日
  • 風味さんのカメラ日和

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    東京で仕事をしていた風味は、仕事を辞め実家の洋菓子店に戻ってきた。幼馴染に頼まれて、市が主催する「デジタルカメラはじめて講座」に参加することになる。様々な事情を抱えて参加した9人のメンバーと沖縄出身のイケメン講師。デジカメハウツーを交えながら、それぞれのバックグラウンドが描かれていく。

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    2023年02月06日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわる小説短編集。どれも美味しそうな描写があり食欲がそそられた。時代小説に分類されるのか『色にいでにけり』はなかなか読み進められず時間がかかってしまった。やはり時代小説は苦手なんだと再認識できた。

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    2022年12月31日
  • おいしい旅 想い出編

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    アミの会による想い出の旅アンソロジー7編。
    ゲスト:秋川滝美
    「あの日の味は」柴田よしき
    「幸福のレシピ」福田和代 
    「下戸の街・赤羽」矢崎存美
    「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合
    「ゲストハウス」新津きよみ
    「からくり時計のある町で」秋川滝美
    「横浜アラモード」大崎梢

    10冊刊行で(仮)が取れたそうです。
    想い出の旅がテーマなので、年配の主人公が多め。何十年も経って当時のものが何も残っていないと、あの頃の景色はどこにもないと突きつけられて懐かしいというより悲しいのかもしれませんね…
    「幸福のレシピ」、「横浜アラモード」がすごく良かった。

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    2022年11月27日
  • おいしい旅 想い出編

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    【収録作品】「あの日の味は」 柴田よしき/「幸福のレシピ」 福田和代/「下戸の街・赤羽」 矢崎存美/「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合/「ゲストハウス」 新津きよみ/「からくり時計のある町で」 秋川滝美/「横浜アラモード」 大崎梢

    旅とおいしいものは切っても切れない間柄。というわけで、旅もしたいし、おいしいものも食べたくなるアンソロジー。

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    2022年11月24日
  • RIKO ─女神の永遠─

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    主人公に全く感情移入ができなかったのに
    読むのをやめられない。。。そんなストーリーでした。
    どなたかが書いてらっしゃったけど
    早い段階で、犯人がわかってしまうのが残念です。
    ですが、2、3と続編があるようなので
    やはり読んでみたいです。^ ^

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    2022年11月15日