あらすじ
きっかけは一匹の猫だった。
まだやれる!を信じて生きる人々を描く奇跡の物語。
緑色の大きな目をした、やけにヒゲの長い猫だった。離婚を機に故郷根古万知に戻った愛美は、この灰色の拾い猫をノンちゃんと名付け、飼うことに。町名をもじって「ねこまち」と呼ばれるシャッター商店街の再活性化を狙い、ノンちゃんは一日駅長を務めることになる。すると、これが話題になり、ノンちゃん見たさに駅は大賑わい、町も観光客で活気を取り戻す。ところが……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
柴田よしきさんのエンターテイメントハートウォーミングストーリーですね。
シャッター商店街と廃線の危機にある私鉄の終点駅の再生のドラマです。
きっかけは、灰色の一匹の猫だった。
柴山電鉄根古万知(ねこまんち)線の終着駅根古万知の駅長になるはずの中山恒男が急死して、駅長不在になる。「柴山電鉄」ももう終わりか?
そんな時、島崎愛美が、東京から離婚して、根古万知町に帰って来た。
愛美の父は、シャッター商店街の数軒しかないラーメン店の主人の国男だが、客が少ないので、仕事が無く。シャッター商店街の喫茶店でアルバイトをしている。
そんな喫茶店に、祖父母の元に生活する保育園の保育士の田中佐智子が、一匹の猫を抱いてやってくる。祖父の欣三が拾ったと言うのだが、祖母が猫アレルギーで飼えないので、どこか引き取り先は居ないかというのだ。
相談の結果、愛美が引き取る事にして、愛美が喫茶店でアルバイトをしている間は、根古万知駅の売店の五九歳になる田村千加に預ける事にした。
これが切っ掛けで、駅に猫が居ると話題になり、駅に客が押し寄せる日々が続く。
そこから、シャッター商店街と寒惨禍する柴山電鉄の再生のドラマが始まる。
目次
一章 駅長登場
二章 ねこ町の復活
三章 UFOの丘
四章 シャッター展覧会
五章 女優参上
六章 ねこまち文化祭
柴田よしきさんのこの手の小説は、次々とキャラクターが現れて、再生の筋書きを広げて行く。
その人間性あふれる心温まるドラマが、読み手を惹きつける。
上編は、問題点の山積みにどう対応していくのか? で、終わる。
下巻が楽しみです(=^・^=)
Posted by ブクログ
☆4
猫が大好きなので、タイトルと表紙の可愛い猫ちゃんに惹かれて購入しました♡(猫が出てくる作品に弱いのです…)
故郷に戻ってきた主人公・愛美は、拾い猫の「ノンちゃん」を飼うことに。
そして愛美は、ノンちゃんと共に「ねこまち」と呼ばれるシャッター商店街の再活性化に向けて奮闘する。
ノンちゃんが可愛いくて、癒されながら読ませてもらいました❁⃘*.゚
商店街がこれからどうなっていくのか…下巻も引き続き楽しみながら読み進めたいと思います。
ただ…登場人物が少し多くて「この人、誰だっけ?」と遡らないと分からなくなってしまうことがありました。(私だけかもしれませんが…)
Posted by ブクログ
根古万知駅が終点駅でありながら駅長がおらず無人駅になるという…。
駅前商店街も寂れアーケードの両側の店もシャッターが開いているのも数えるほどに。
島崎国夫の「福々軒」もカウンター席のラーメンだけで1人でやっている。
その娘の愛美は、離婚後戻ってきて喫茶店でランチタイムだけ働いている。
ある日、拾い猫を飼ってくれないかという話から働いている数時間は駅売店で預かってもらうという流れになり、それを聞きつけた柴山電気鉄道の広報から猫を一日駅長にと…。
これが話題になり、駅も賑わうのだが駅を降りてから時間を潰せるところも観光名所もなく、なんとかできないかと愛美は考えるが…。
猫好きな人をたくさん呼べば活性化するだろうという町おこしの気もするが、そう簡単にいかないのは高齢者たちの気持ちなのである。
なんとか生活できるくらいであれば、このまま静かに暮らしていければいいという考えで、今ひとつ腰が重いようである。
さて続きはどうなるのか?
気になるところである 下巻へ