あらすじ
「この作品を読んでいる最中、何度も何度も泣いてしまった」(解説より) 作家 田辺青蛙
生まれた時から自己主張が苦手で、不満を口にすることができない由佳里。狭苦しく選択肢のない実家を出て、東京で大学を卒業し会社員となった由佳里は、そりの合わない上司の鈴本から理不尽なことで文句を言われ、罵倒される毎日を送っていた。「死ねばいいのに」現実逃避するのに昇ったビルの屋上で呪詛を吐いた翌日、由佳里は会社で鈴本が失踪したと聞く……(「自滅」より)。
女性たちの心の闇に迫る戦慄のホラー短編集。
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Posted by ブクログ
どこにでもいそうな女性たち。
孤独、寂しさ。憎しみ、呪詛、狂気…。
日常の中で、いつもとは違う風景に癒されたり、いつもなら断る誘いを受けてみたりして変化もあるのだけれど、どうしてもつきまとうものから逃げられない。
怖いというよりは、仄暗い感じ。
薫衣草
女性の狂気は読みごたえあったけど…。
雪を待つ
隠されていたもの
一気読み。
ランチタイム
自滅
結末が何となくわかる、答え合わせをしながら読む感じ。